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iPhone 16が世界1位、17 Proも順調 折りたたみはGalaxy中心に14%成長

iPhone 16のブルー系モデルを横から2台重ねて配置し、背面カメラとディスプレイ側の両方の側面デザインを見せながら、背面上部に「iPhone 16」の文字が浮かぶ公式イメージ

✅この記事では、2025年Q3(第3四半期)にiPhone 16が世界で最も売れたスマートフォンになったというCounterpoint Researchの分析を整理します。あわせて、iPhone 17シリーズや折りたたみスマホ市場の動きもまとめて見ていきます。

どうも、となりです。

iPhone 16は登場から2年目に入っているモデルですが、ここにきて「世界で一番売れているスマホ」というポジションをしっかりキープしているようです。一方で、最新のiPhone 17 Pro MaxやiPhone 17も立ち上がりがかなり好調で、ハイエンド側をぐいっと引き上げている構図が見えてきました。

さらに裏側では、Appleがまだ参入していない折りたたみスマホ市場が前年比14%成長というデータも出てきています。ベースモデル・Proモデル・折りたたみという三層構造の中で、Appleがどこまで攻めていて、どこをあえて空けているのか。順番に整理していきます。

要点まとめ:iPhone 16世界首位と17 Pro Maxの存在感

まずは、MacRumorsが紹介したCounterpoint Researchのデータを中心に、ポイントをざっと並べてみます。

  • 2025年Q3の世界スマホ販売で、iPhone 16がモデル別ランキング首位
  • iPhone 16は発売から2年目にもかかわらず、旧機種からの買い替え需要とキャリアの販促で販売を維持。
  • iPhone 17 Pro MaxがQ3の「世界トップ10」に入り、2025年9月単月ではベストセラーモデルに
  • iPhone 17 Pro/17 Pro Maxは、COVID期に購入したユーザーの“本格買い替え”が重なり、ハイエンド側の需要を押し上げている。
  • 新しい48MP望遠カメラ(8倍光学ズーム)やベーパーチャンバー冷却など、カメラ・熱設計の大型アップデートが販売を後押し。
  • 一方で、世界全体のトップ10にはSamsungのGalaxy Aシリーズが5モデルランクインしており、ミドルレンジではサムスンが存在感を発揮。
  • 別の分析では、2025年Q3の折りたたみスマホ出荷台数が前年同期比14%増で、これまでで最大の四半期ボリュームを記録。
  • 折りたたみ市場では、特にGalaxy Z 7シリーズ(とくにZ Fold 7)が「薄型・軽量化」「ヒンジ改良」で高評価を得ている。
  • アメリカ市場では、GoogleがPixel 10をかなり早いタイミングから値引きしたこともあり、Appleがキャリア・販促を強化して対抗したとされています。

ざっくり言うと、「ミドルレンジのサムスン」「プレミアム帯のApple」「急成長する折りたたみ」という三つ巴の中で、iPhone 16とiPhone 17 Pro Maxがかなりうまくポジションを取っている、という見立てです。

なぜ2年目のiPhone 16が世界首位を守れているのか

「2年目のモデルが世界首位」と聞くと少し意外ですが、要因を分解してみるとわりと納得感があります。

  • 旧世代からの段階的なアップグレード組がまだ多い
    • iPhone 11〜13あたりからの買い替えユーザーにとって、16は性能・バッテリー寿命・カメラのバランスが取りやすいモデル。
  • キャリアの販促が「標準モデル」に集中しやすい
    • とくにアメリカなどの成熟市場では、下取り+分割払い+キャッシュバックを組み合わせたキャンペーンの主役が「標準のiPhone」になりがちです。
    • Proよりも在庫を多く確保しやすく、広告もしやすいという事情もありそうです。
  • 「ちょうどいいスペック」の安心感
    • ライトユーザーにとって、Proシリーズの高機能は「魅力的だけど、なくても困らない」ことが多いんですよね。
    • その点、iPhone 16は価格と性能の折り合いがつけやすく、「とりあえずこれを選んでおけば間違いない」ポジションを維持している印象です。

つまり、iPhone 16は「尖った新機能で売れている」というより、世界中で“無難に、長く売れる標準機”として居座っているイメージに近いと感じました。

iPhone 17 Pro Maxの立ち上がり:COVID期ユーザーの大移動

一方で、ハイエンド側ではiPhone 17 Pro MaxがQ3の世界トップ10入り、9月単月では「世界で最も売れたスマホ」という評価になっています。ここには、スペック以上にタイミングの良さが効いていそうです。

  • COVID期(2020〜21年)に買ったユーザーが一斉に更新フェーズへ
    • 当時の買い替えサイクルが3〜5年とすると、ちょうど2025年前後で「そろそろ変えどき」が一気にやってきている計算です。
  • 48MP望遠+8倍光学ズームという“わかりやすい差別化”
    • 数字としてもインパクトがあり、写真・動画好きのユーザーにとっては「今回はProにしてもいいか」という背中を押す要素になりやすい部分です。
  • ベーパーチャンバー冷却によるパフォーマンス持続性
    • ゲームや高負荷アプリでの発熱を抑え、性能を長く引き出せる構造になったことで、「長く使いたいからPro」という選択も増えそうです。

しかも、発売直後は在庫が足りずに“売りたくても売れない”状態が多くの地域で起きていたと指摘されています。Redditでも「周りの店は全部売り切れで、隣の州までドライブした」という声が出ていて、供給が追いついていればQ3の数字はもっと伸びていたかもしれません。

折りたたみスマホ14%成長:Apple不在のプレミアム領域

Counterpointの別レポートによると、2025年Q3の折りたたみスマホ出荷台数は前年同期比14%増で、これまでで最も大きな四半期ボリュームになったとされています。ここで特徴的なのは、

  • 市場全体より折りたたみ領域のほうが成長率が高いこと。
  • Appleはまだ折りたたみ機を投入していないこと。

とくにGalaxy Z Fold 7を中心としたZ 7シリーズは、「薄く・軽く」「ヒンジの耐久性向上」「折り目の軽減」といった“地味だけど効く”改良を重ねてきており、ハイエンドAndroidユーザーからの評価がかなり高いとされています。

つまり、プレミアム領域の中でも、

  • バー型のハイエンド(iPhone 17 Pro/Pro MaxやGalaxy Sシリーズ)
  • 折りたたみ系ハイエンド(Galaxy Zシリーズなど)

という二つの軸が太くなりつつあるにもかかわらず、Appleはあえて折りたたみ側の椅子を空けている状態です。うわさレベルでは「来年にも折りたたみiPhoneが出るかも」と言われていますが、少なくとも2025年Q3時点では、Appleは折りたたみ市場の成長を“外から眺めている側”という構図になっています。

 

 

注目したいポイント

1. 「ベース機が最強」というAppleらしい形

今回のデータで象徴的なのは、やはり「2年目の標準モデルが世界首位」という構図です。最新のProが話題をさらう一方で、実際に世界のシェアを支えているのはベースモデルという状況は、まさにAppleらしいバランスだと感じます。

多くの人にとっては、「最新・最高」よりも「ほどほどに新しくて、安心して選べる」ことのほうが大事なんですよね。その意味では、iPhone 16は“技術的に尖った主役”ではなく、販売の土台を支える屋台骨として機能しているように見えます。

2. iPhone 17は「16の次」ではなく「価値の上書き」

Redditのコメントを眺めていると、「ベースのiPhone 17は価格に対する価値が非常に高い」という声が目立ちます。ストレージが256GBスタートになったり、ProMotionやインカメラの強化が入ったことで、「多くの人にとってProは不要になってきている」という見方も出ていました。

これは、単に「16の次のモデル」というより、標準ラインの価値そのものを底上げするリセットに近い動きです。16がまだ強く売れている中で17が追いつき、いずれ16の座を奪っていく──その過程を、今まさにリアルタイムで見ている感じがします。

3. 折りたたみは「量」ではなく「話題と実験」の場

折りたたみ市場は14%成長とはいえ、スマホ全体に占める比率で見るとまだ少数派です。ただ、この領域は「台数よりも、どんな体験が作れるか」を試す実験場としての意味合いが強いように感じます。

Appleがここにいつ、どのスタイルで入ってくるのか。バー型iPhoneとの住み分けをどう設計するのか。iPhone 16と17が「量」をしっかり稼ぐ一方で、折りたたみは「未来の選択肢を試す場所」として育っていくのかもしれません。

ひとこと:ベストセラーは「無難さ」の裏返し

iPhone 16が世界首位というニュースだけを見ると、つい「やっぱり16が最強なんだ」と言いたくなりますが、データをよく見ると、これは「標準機の無難さが世界中で選ばれた結果」とも読めます。一方で、iPhone 17 Pro Maxは在庫不足の中でもしっかり売れ、折りたたみはまだ少数派ながら確実に伸びている。

つまり、スマホ市場は「ベストセラー=最高スペック」ではなく、ベストセラー=最も多くの人が妥協なく選べるラインに落ち着いているように見えます。ハイエンドの先端と、標準機の安心感。その両方をどう使い分けるかが、これからiPhoneを選ぶときの面白いポイントになってきそうです。

Redditの反応まとめ

  • 「現時点ではiPhone 16が首位だけど、今の17の需要を考えると、近いうちに17が追い抜きそう」という見方。
  • 「17は16と比べても価格に対する価値が高く、多くの人にはProは不要になってきている」というコメント。
  • 「16と16 Proが17シリーズより売れたのは、単に17が四半期の終盤に限られた数量で発売されたから」と、数字の解釈に注意を促す声。
  • 「自分の地域では17がどこも売り切れで、隣の州のApple Storeまで遠征してやっと手に入れた」というエピソードも。
  • 「今16を使っているけれど、ベースの17が一番コスパがいいと思う」という、標準モデル推しの意見。

全体としては、「16が悪いわけではないが、長期的には17に主役が移っていく」という空気感が強い印象でした。

まとめ:iPhone 16と17がつくる「二階建ての稼ぎ方」

あらためて整理すると、2025年Q3のスマホ市場では、iPhone 16が世界で最も売れたスマホの座を守りつつ、iPhone 17 Pro Maxがトップ10入り&9月の月間首位という形になりました。標準モデルが「量」を支え、Proモデルが「単価」と話題を引き上げる、きれいな二階建て構造が見えてきます。

その一方で、サムスンのGalaxy Aシリーズがミドルレンジで存在感を発揮し、折りたたみスマホ市場は14%成長と、Apple不在の領域も着実に育ってきています。Appleはベース機とPro機で市場の中心を押さえつつ、折りたたみという“空席”をいつ、どのように埋めに来るのか。

あなたが次にiPhoneを選ぶとき、「無難で強い16世代ラインを選ぶか」「一気に17世代でステップアップするか」「それとも折りたたみが出るまで様子を見るか」。今回のデータは、その作戦会議の材料としてもおもしろい数字だなと感じました。

ではまた!

Source: MacRumors, Counterpoint Research, Reddit