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Appleを理解して翻訳する。それが「となりずむ」

世界シェア25%へ。iPhoneが1438億ドルの記録的決算を叩き出した理由

グレーのフェルトの上に配置された、ホワイトのiPhone 2機種(垂直デュアルカメラと3眼カメラ)、AirPods、およびリンクブレスレットを装着したApple Watch Ultraの俯瞰写真

✅この記事では、Appleの四半期売上が$143.8 billion(約21.6兆円)に達した背景と、iPhoneが「世界の稼働スマホの約25%」と言われる理由を押さえます。

数字は派手ですが、ポイントは“台数の勝ち方”ではなく、稼働中シェア(インストールベース)を伸ばす戦い方にあります。

どうも、となりです。

スマホ市場って、もう「新しい機能が出たら毎年買う」フェーズじゃないですよね。買い替えが伸びて、1台を長く使う人が増えるほど、強いのは“次も選ばれる側”です。

今回の数字は、まさにその勝ち方でした。決算で過去最高の売上を叩き出しつつ、稼働中の世界シェアでもiPhoneが4台に1台程度と言われる水準まで来た、という話です。

要点まとめ:売れている以上に“使われ続ける”が強い

今回のニュースは、Appleが「販売の山」だけでなく、稼働台数の土台でも存在感を高めている点が肝です。

  • Appleの2026年度第1四半期(2025年10〜12月期)の売上高は$143.8 billion(約21.6兆円、/過去最高)
  • Counterpoint Researchは、2025年時点でiPhoneが世界の稼働スマホの約25%になったと報告
  • 稼働デバイス数が10億台を超えているのは、AppleとSamsungの2社のみ(調査会社の推計・集計に基づく数字)
  • 2025年のスマホ市場全体は前年比2%の微増。買い替えサイクルは約4年まで長期化(いずれも調査会社の推計・集計に基づく数字)
  • 販売を押し上げた要因として、iPhone 16/iPhone 17の需要に加え、価格帯を広げるiPhone 16eが挙げられている(公式説明ではなく、報道・分析として受け止めるのが安全です)

詳細解説:なぜ“高いのに上位”が成立するのか

まず、今回の数字が示しているのは「出荷台数の瞬間風速」よりも、稼働台数(アクティブなインストールベース)の強さです。ここが伸びると、買い替えが伸びても崩れにくい土台になります。

見ている指標 意味 今回のポイント
四半期売上 その期間に売れた規模 Appleが過去最高の約21.6兆円
稼働中シェア(約25%) 世界で今使われている割合 買い替えが伸びても、iPhoneが“残り続ける”
10億台超の稼働台数 長期的なユーザー基盤 AppleとSamsungのみが到達

ここで面白いのが、Appleの勝ち方が「低価格の台数勝負」ではない点です。Samsungは約$200前後のモデルが強い一方で、Appleは比較的高い価格帯が中心。それでも稼働ベースで存在感を保てるのは、

  • 買い替えサイクルが伸びても、次も同じブランドを選ぶ人が多い
  • 機種変更だけでなく、他社からの乗り換えでもハードルが下がっている
  • 価格帯の広がり(iPhone 16e)が“入口”を増やしている

この3つが重なっているからだと思います。

ちなみに「iPhone 17が需要を押し上げた」という流れは、iPhone 17の需要が伸びた背景ともつながります。売れ筋がProだけに偏らず、標準モデルも含めて広く回ると、稼働台数の積み上がり方が変わってきます。

スマートフォンの稼働台数シェアをブランド別に示した横棒グラフ。Appleが約25%で首位、Samsungが約20%で続き、Xiaomi、OPPO、vivoなどが並ぶ(星印は稼働端末数が2億台超のブランド)

稼働中スマホの世界シェア(インストールベース)は、Appleが約25%でトップ。Samsungが約20%で追いかける形

一方で、記事内に出てくる「次のカレンダー年に最大6モデルが登場する見込み」については、Apple公式の発表はありません。ここは未発表/不明として扱うのが安全です。

  • 2026年に「最大6モデル」投入:未発表/不明
  • iPhone 17シリーズのモデル別販売台数:公式非公開
  • Apple Intelligenceが売上にどれだけ直接寄与したか(定量):不明

注目したいポイント:AIの勝敗より“財布の勝敗”が先に出た

「AIで遅れている」と言われがちな空気に対して、今回の数字は一つの材料として反論に使われやすい内容になっています。AIの話って、どうしても機能の派手さで議論されがちですが、企業の体力としては利益が出るかが先です。

そして、稼働ベースでのシェアが強いほど、次の勝ち筋は2つに分かれます。

  • 新規ユーザーの奪取:乗り換えが“思ったより面倒じゃない”空気が広がると加速する
  • 既存ユーザーの維持:買い替えが遅くても、結局iPhoneに戻る/居続ける

成熟市場で効いてくるのは、この「維持」のほうです。買い替えが伸びるほど、ここが強い会社が生き残ります。

Redditの反応:数字が“議論”を止めにきてる

反応を見ていると、論点は「AIの評判」よりも「規模が異常」「移行が進んでいる」の2軸に寄っています。

利益の桁が違う

「AIで遅れていると言われながら、四半期で純利益がとんでもない」という驚きが目立ちました。機能の勝ち負けより、まず事業が回っていることへの反応です。

国家規模の売上に見える

売上が“国のGDPみたい”という例えが出るのは、規模の話が日常感覚から外れている証拠です。数字そのものがエンタメになっています。

移行の心理的ハードルが下がった

他社のAI機能が強引に入り込むほど、「だったらiPhoneでいいか」と感じる人が増える、という見方もありました。ここは今後じわじわ効いてきそうです。

Proだけじゃなく標準が回る強さ

高価なPro一択ではなく、ベースモデル側も伸びると“裾野の広さ”が効いてきます。稼働台数の積み上がり方が変わるので、ここは重要です。

となりの見方:AIの評価は揺れやすいですが、稼働台数の土台は揺れにくいです。次に揺れるとしたら「買い替えがさらに伸びたときに、どこで新しい動機を作るか」だと思います。

ひとこと:25%は“勝った”より“戻れない”の数字

個人的な感想ですが、25%という数字は「勝ち誇れる記録」よりも、「生活の中で戻れない位置まで来た」感じがします。スマホ市場が2%しか伸びないのに、稼働ベースでここまで取れるのは、性能だけじゃなく、移行コストや習慣まで含めて“居場所”になっているからです。

だからこそ、2026年に仮にモデル数が増えるとしても、目的は派手さより「入口を広げつつ、迷わせない設計」に寄ってくるかもしれません。ただ、そこはAppleがまだ何も言っていないので、期待で断定はしません。

まとめ:25%の土台が1438億ドルを支えた

Appleは四半期売上$143.8 billion(約21.6兆円)という過去最高を記録し、iPhoneは世界の稼働スマホで約25%に達したとされています。ここで重要なのは、販売台数の瞬間的な伸びではなく、使われ続けている台数の厚みです。

買い替えサイクルが約4年まで伸びる中でも売上が伸びるのは、稼働ベースの強さが次の購入を自然につくるからです。つまり、25%という土台そのものが、1438億ドルを支える構造になっているわけです。

一方で、今後の課題は明確です。買い替えがさらに伸びるなら、「次も選ぶ理由」をどう更新していくか。AIがその一部になる可能性はありますが、現時点で売上への定量的な寄与は不明です。

いまiPhoneを使っている人にとっては、焦って動くよりも、“自分は何を理由に次を選ぶのか”を決めておくこと。それがいちばん後悔の少ない向き合い方だと思います。

ではまた!

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Source:AppleInsider, Counterpoint Research, Reddit

※1ドル=150円で概算