Apple、売上不振でiPhone Airの生産を削減か

✅ この記事では、MacRumorsが伝えた「iPhone Airの減産」の観測（出所はみずほ証券経由でThe Elec）をもとに、事実と理由、そして次の一手を整理します。
結論の先取り：いまの市場は“薄い＝正義”よりも、価格と機能のバランスを強く見ています。

どうも、となりです。
この秋のラインアップ、iPhone 17 / 17 Pro / 17 Pro Maxが好調という見方の中で、iPhone Airだけが生産調整の対象になるかも——そんな話が出てきました。薄くて軽いのはたしかに気持ちいい。でも、同じ価格帯で機能が減ると、手が止まりやすいんですよね。

最新動向：減産の観測と全体の強気計画

報道では、iPhone Airを年内で約100万台減産。一方で、他のモデルは合計200万台増産し、シリーズ全体の計画は8,800万→9,400万台に上方修正との見立てです。全体は強気、でもAirは様子見。ここから見えるのは、“薄いフラッグシップ”はまだニッチという現実です。

理由：市場は「薄さ＜総合力（価格×機能）」で判断

価格差が小さいのに機能差が大きい——ここが一番わかりやすい壁でした。
・カメラ：レンズ数・望遠の有無で見劣り
・オーディオ：ステレオでない点の指摘
・バッテリー：数字以上に“安心感”の印象が弱い
これらが積み重なると、「+数万円でPro」「−数万円で17」に流れやすくなります。薄さは魅力。でも多くの人にとっては“毎日の便利さ”が優先なんですよね。

「人は“デザイン税”よりも“できること”にお金を払う。」

横目で見るライバル：超薄型の難しさは共通課題

同じ日に、Samsungの超薄型モデル（Edge系）も次世代を取りやめとの報道が出ました。うすうす感じていた通り、“極薄”は設計の綱引きです。薄くすれば、どうしてもカメラ・電池・スピーカー・剛性のどこかにしわ寄せが出る。薄さを愛する人は一定数いますが、大多数は妥協の少ない総合点を選びます。

世界の反応（Reddit要約）：声はハッキリ、論点は3つ

• 価格に対して機能が少ないなら、安い17か多機能なProへ行く。
• 薄さはうれしいが、ケースを付けたら魅力が薄まるという本音。
• 次世代での改善期待（超広角追加、デュアルスピーカー、電池強化）も根強い。

いったんここで整理。本音ベースの評価は厳しめですが、薄さそのものの価値は否定されていません。「薄い＋損しない」に仕上がれば、空気はガラッと変わります。

技術の視点：薄さを“無罪化”する鍵はエネルギー密度

薄型でバッテリー安心感を出すには、電池の高密度化や内部配置の刷新が要ります。カメラの小型化やスピーカーモジュールの再設計もセット。つまり、部品単位の積み上げが必要で、時間がかかる。初代で“全部盛り”できなかったのは自然な流れとも言えます。

日本の実感：売り場の説明と価格設定が勝敗を分ける

量販店やキャリアの店頭だと、比較表の見やすさと価格訴求が効きます。「Airはこれが強い、ここは不利。でもこの価格ならアリ」——この絵を作るのが難しかった。17が“良すぎた”のも正直あります。

次の一手：Airは消えるの？ それとも磨かれるの？

減産＝終了ではありません。MiniもPlusも、形を変えて学びが主流機に吸収されました。Airも同じ。
・デュアルカメラ・デュアルスピーカー
・高密度バッテリー（設計あたりの改良）
・価格の一段最適化
このあたりが整えば、“薄いのに損しない”に近づきます。次のAirは、もっとわかりやすいご褒美で来るはずです。

まとめ：薄さは正義、ただし“損しない”が条件

今回の話をひとことで言うと、市場は薄さだけでは動かないということ。価格と機能の線引きがシビアになった今、薄さ＋総合力の同時達成が鍵です。初代Airは“挑戦編”。次に来る改良版で、評価がガラッと変わるかもしれませんね。

ではまた！

Source: MacRumors / The Elec