
✅この記事では、AppleがWWDC 2026で発表したiPadOS 27について、対応機種、iPad Pro 2018のサポート終了、Siri AI、Liquid Glass、そしてM4+12GBメモリ条件を、買い替えやベータ導入の判断に近い順で整理します。
- 要点まとめ:iPadOS 27は対応機種とAI条件が別々の線
- 対応機種:M1 Airは残る、2018年iPad Proは外れる
- Apple Intelligence:対応と「上位AI」は同じ線ではない
- iPadらしい変化:ファイル、Safari、メニューバーが仕事道具に近づく
- Liquid Glass:見た目の派手さより、読みやすさへ戻した調整
- 海外の反応:名機への惜しさと、世代名をめぐる読み違い
- ひとこと:iPadOS 27は、買い替えより先に対応表を読み分けたい
- まとめ:iPadOS 27は「入るか」と「どこまで使えるか」が別問題
どうも、となりです。
Appleが現地時間2026年6月8日(日本時間6月9日)、WWDC 2026でiPadOS 27を発表しました。新しいSiri AI、Liquid Glassの調整、Safariのタブ整理、iPhoneアプリのリサイズ、ファイル転送の高速化など、見どころは多いです。
ただ、iPadを長く使っている人にとって最初に確認したいのは、新機能の名前よりも「自分のiPadは入るのか」です。今回のiPadOS 27では、2018年のiPad Proなどが対応対象から外れ、さらにApple Intelligenceの一部高度機能にはM4以降かつ12GB以上のメモリという別の線も見えてきました。
要点まとめ:iPadOS 27は対応機種とAI条件が別々の線
- AppleはWWDC 2026でiPadOS 27を発表しました。開発者向けベータは発表日から、パブリックベータは日本時間7月14日に公開され、一般公開は今秋予定です。
- 対応機種は、iPad Pro 11インチ第2世代以降、iPad Pro 12.9インチ第4世代以降、iPad Pro 13インチはM4以降、iPad Air第4世代以降、iPad mini第6世代以降、iPad第9世代以降が中心です。
- iPad Pro 11インチ第1世代、iPad Pro 12.9インチ第3世代、iPad Air第3世代、iPad mini第5世代、iPad第8世代はiPadOS 27の対象外になります。
- Apple Intelligence自体はM1以降のiPadやiPad mini(A17 Pro)などで使えますが、一部の高度なSiri AI関連機能はM4以降かつ12GB以上のメモリが条件です。
- Liquid Glassは読みやすさと見た目の調整が入り、スライダーで透明感を変えられるようになります。
- ファイルアプリの外部ドライブ操作は最大5倍高速化とされますが、Appleの注記ではM4 iPad ProとUSB 4外部SSDを使ったテスト条件です。
対応機種:M1 Airは残る、2018年iPad Proは外れる

まず、いちばん誤解しやすいところから。iPadOS 27の対応表では、iPad Airは第4世代以降です。つまり、M1搭載のiPad Air第5世代は対象に含まれます。「M1 Airが外れる」という見方は、世代名とチップ名が混ざると起きやすい読み違いです。
対応機種は、報道とApple公式ページの案内を合わせると、iPad Pro 11インチは第2世代以降、iPad Pro 12.9インチは第4世代以降、13インチiPad ProはM4以降、iPad Airは第4世代以降、iPad miniは第6世代以降、標準iPadは第9世代以降です。
一方で、iPad Pro 11インチ第1世代とiPad Pro 12.9インチ第3世代、つまり2018年のiPad Proはここで対象外になります。あの世代はUSB-C、Face ID、薄いベゼル、Apple Pencil第2世代対応で、いまのiPad Proの形を作ったモデルでした。最新OSの対応表から外れる意味は、単に古い機種が1つ減る以上に大きいです。
ただし、iPadOS 27に上げられないからといって、すぐに使えなくなるわけではありません。AppleInsiderは、対象外モデルにもセキュリティアップデートは続くと伝えています。仕事、学習、動画、ブラウズ中心なら、まずは使っているアプリの対応状況とセキュリティ更新の継続を見ながら判断でよいと思います。
Apple Intelligence:対応と「上位AI」は同じ線ではない

iPadOS 27でいちばん気持ちが揺れやすいのは、Apple Intelligenceまわりです。Apple公式ページでは、Apple IntelligenceはiPad mini(A17 Pro)、M1以降のiPad、M1以降のMacなどに対応し、日本語も対応言語のひとつとして示されています。
一方で、Siri AIは英語から開始される予定です。つまり、日本語環境でApple Intelligenceの一部は使えても、新しいSiri AIの体験が日本語でいつ同じ範囲まで使えるかは、別の確認ポイントになります。このあたりは、Apple Intelligenceの全体像を押さえておくと、対応表の読み方も少し楽になります。
さらに、Apple公式の脚注では、一部の高度なSiri AI関連機能について、iPadではM4以降かつ12GB以上のメモリが条件とされています。ここがやや重いです。M4 iPad Proでも8GBメモリ構成を使っている場合、すべての上位機能が同じように使えるとは限りません。
ここで急いで買い替えへ走る必要はありません。大事なのは、「iPadOS 27対応」「Apple Intelligence対応」「12GB以上が必要な高度機能」を別々の層として見ることです。ベータ版と正式版で、どの機能が端末内で動き、どこからクラウド処理になり、どの機能が日本語で使えるのかを確認してからでも遅くありません。
iPadらしい変化:ファイル、Safari、メニューバーが仕事道具に近づく
iPadOS 27の新機能はAIだけではありません。iPhoneアプリをiPad上でリサイズできること、メニューバーを常時表示できること、Safariがタブをトピックごとに整理できることは、毎日の作業感に近い変更です。
特にSafariのタブ整理は、調べ物をiPadで済ませる人には分かりやすい改善です。SafariのAIタブ整理は以前から噂されていましたが、今回のiPadOS 27ではApple公式ページでも、関連するページをトピックごとにまとめる機能として紹介されています。Safariのタブ自動整理は、iPadを「読む道具」から「調べてまとめる道具」へ寄せる変更ですね。
ファイルアプリも見ておきたいところです。Appleは、iPadから外部ドライブへファイルを閲覧・転送する操作が最大5倍高速になると説明しています。ただし、Appleの注記ではM4 iPad Pro、iPadOS 26.4.2とiPadOS 27の事前版、APFSフォーマットのUSB 4外部SSD、1万枚のJPGファイルというテスト条件です。
なので、すべてのiPadで毎回5倍になると読むのは危ないです。それでも、iPadで写真、動画、制作ファイルを扱う人にとって、ファイル操作の待ち時間が短くなる方向は素直にうれしいです。iPadOS 26で入ったバックグラウンド処理と合わせると、AppleはiPadを「軽いタブレット」だけでなく、作業の途中を任せられる端末へ寄せています。
なお、この高速化はiPadだけの話ではありません。Appleが公開した高速化の一覧はプラットフォームをまたいでいて、iPhone向けだけを数えると33項目。ファイルアプリやウィンドウ操作といったiPadOS固有の項目は、そこから外れた別勘定になっています。
Liquid Glass:見た目の派手さより、読みやすさへ戻した調整

Liquid Glassは、iPadOS 27でも続きます。見どころは「もっと透明にする」ことではありません。Apple公式ページでは、読みやすさを高めるために屈折表現やコントラストを整え、スライダーで超クリアから色付きまで調整できると説明されています。
この方向は素直にありがたいです。透明感のあるUIはスクリーンショットでは映えますが、iPadでは文字、ツールバー、サイドバー、ファイル名、メニューを長時間読む場面が多いです。きれいに見えることと、長く使って疲れにくいことは別なんですよね。
Liquid GlassのUI思想は、Apple製品全体の見た目をそろえる大きな流れでした。iPadOS 27のスライダーは、その理想を残しつつ、実際に使う人が読みやすさへ戻せる逃げ道を用意したものに見えます。
海外の反応:名機への惜しさと、世代名をめぐる読み違い
反応は、新機能への期待よりも、対応機種の切り替えとAI要件への驚きが先に出ています。そして冒頭で触れた読み違いが、そのまま実況のように起きていました。
Can we just take a moment of silence and pour one out for the iPad Pro 2018 model. What a historic run that device had.
iPad Pro 2018モデルのために、少し黙祷を捧げようじゃないか。あのデバイスがいかに歴史的な活躍を見せたことか。
2018年iPad Proへの惜しさは自然です。いまのiPad Proの原型を作ったモデルなので、対応終了は性能不足だけでなく、ひとつの世代が区切られた感覚があります。
So let me get this right? M1 MacBook Air from 2020 is supported. M1 iPad Air that's barely 4 years old isn't. Booooooo !!! Edit : It is supported, just badly named. Phew!
つまりこういうことか?2020年のM1 MacBook Airは対応。まだ4年しか経っていないM1 iPad Airは非対応。ブーイングだ! 追記:ちゃんと対応してた。ただ名前が分かりにくいだけ。ほっとした。
読み違いから自己訂正までが1つの投稿に残っています。怒ってから「名前が分かりにくいだけだった」と気づくまでの流れが、そのまま今回のややこしさです。同じ勘違いをした投稿は他にも複数ありました。
This article is incorrect. iPad Air 4th gen is from 2020 with A14 and is still supported, as is the iPad Air 5th gen with M1. Apple didn't change the nomenclature to the chip class until M2.
この記事は間違っている。iPad Air第4世代は2020年のA14搭載で今も対応しているし、M1搭載の第5世代も同じだ。Appleが名前をチップ名に変えたのはM2からだよ。
原因を名前の付け方まで戻して説明した声です。iPad Airは第4世代・第5世代と数字で呼ばれ、チップ名が製品名に入るのはM2からでした。「M1世代=古い」と結び付けると、対応表を正しく読んでも結論を間違えます。
No advanced model support for 2024’s iPad Pro 8GB variant then? Jees.
2024年モデルのiPad Pro(8GB版)ですら、高度なモデルのサポートがないってことか?なんてこった。
12GB条件への引っかかりも分かります。M4 iPad Proはまだ新しいモデルなので、「最新に近いのに上位AIでは線を引かれるかもしれない」と見えると、購入者の不満は出ます。ここは、正式版までにAppleが機能ごとの対応範囲をどこまで分かりやすく出すかが大事になります。
ひとこと:iPadOS 27は、買い替えより先に対応表を読み分けたい
iPadOS 27は、機能だけ見ると楽しそうです。Siri AI、Safariのタブ整理、Liquid Glassの調整、ファイル転送の高速化。iPadを仕事や学習に使っている人ほど、触ってみたい変更が多いと思います。
でも、今回の本丸は「新機能が多い」より、iPadの世代整理が進んだことです。2018年iPad Proが外れ、M4+12GBという上位AIの線が見え、iPad Air第4世代以降は残る。ここを雑に読むと、まだ使えるiPadを早く見限ったり、逆に上位AIまで全部使えると思い込んだりしやすいです。海外のコメント欄で同じ勘違いが並んでいたのを見ると、なおさらそう思います。
メインのiPadで急いでベータを入れる必要はありません。まずは設定アプリでモデル名を確認し、対応機種に入っているかを見る。そのうえで、Apple Intelligence、Siri AI、日本語対応、高度機能のメモリ条件を分けて追う。今回のiPadOS 27は、その順番がいちばん落ち着きます。
まとめ:iPadOS 27は「入るか」と「どこまで使えるか」が別問題
iPadOS 27は、iPadをより速く、読みやすく、AIに近い作業道具へ進めるアップデートです。ファイル転送の改善、Safariのタブ整理、メニューバー常時表示、iPhoneアプリのリサイズは、iPadを日常の作業に使う人ほど意味があります。
一方で、2018年iPad Proなどのサポート終了は大きな区切りです。対象外になったiPadを使っている人は、すぐ買い替えではなく、セキュリティ更新、主要アプリ、バッテリー、使っている作業の重さを見て判断でよいと思います。
M1以降のiPadやM4 iPad Proを使っている人は、対応表だけで安心しきらず、Apple Intelligenceの基本対応と、12GB以上が必要な高度機能を分けて見てください。iPadOS 27は、入るかどうかの時代から、入ったあとに何をどこまで任せられるかを見る時代へ移り始めています。
ではまた!
iPadOS 27でメニューバーやファイル操作を活用するなら、先に整えたいのは本体の買い替えより作業姿勢です。iPadを机上で立てられるだけで、キーボード入力、資料確認、Safariのタブ整理が続けやすくなります。
AmazonSource:Apple、9to5Mac①、9to5Mac②、AppleInsider①、AppleInsider②、AppleInsider③、MacRumors①、MacRumors②、MacRumors③、MacRumors④