
✅この記事では、iPadOS 26のショートカットでウィンドウの位置とサイズを自動で指定する方法について整理します。
- 要点まとめ:今のiPadで使えるウィンドウ自動配置
- 「アプリを開く」アクションに、ウィンドウの位置とサイズが加わった
- 選べる配置は12種類、信号機ボタンと同じ並び
- 「MultiSwitcher」で最前面のアプリをそのままリサイズ
- 別アプリなしで、OS標準だけで完結する身軽さ
- 海外の反応:ウィンドウ操作そのものへの本音
- ひとこと:iPadが少しずつ「組める」道具になっていく
- まとめ:今のiPadOSで試せる、地に足のついた自動化
どうも、となりです。
iPadを画面分割やウィンドウ表示で使っていると、アプリを開くたびに位置や大きさを指で整える場面が出てきます。これが案外わずらわしい。その並べ替えを、ショートカットアプリ(Shortcuts)の側から自動で済ませられるようになりました。
きっかけを紹介したのは、iPadのワークフローに詳しいフェデリコ・ヴィティッチ(Federico Viticci)氏で、MacStoriesで実際に動かしながら手順をまとめています。もともとはiPadOS 27の新機能として伝わっていましたが、その後、現行のiPadOS 26のサイクルで入った機能だと訂正されました。つまり、最新ベータを待たなくても手元のiPadで今すぐ触れる話です。
要点まとめ:今のiPadで使えるウィンドウ自動配置
- iPadのショートカットにある「アプリを開く(Open App)」アクションに、ウィンドウの位置とサイズを指定する項目が加わった
- 選べるのは全画面・左右・四隅・3分割など12種類のプリセットで、信号機ボタンを右クリックしたときと同じ並び
- ヴィティッチ氏は、最前面のアプリを自動でリサイズする見本ショートカット「MultiSwitcher(マルチスイッチャー)」を公開した
- もとはiPadOS 27の新機能と伝わったが、現行のiPadOS 26で使える機能へ訂正された
「アプリを開く」アクションに、ウィンドウの位置とサイズが加わった

やることはシンプルで、ショートカットの「アプリを開く(Open App)」アクションを開き、中にある「ウィンドウの位置とサイズ(Window Location & Size)」という項目を広げます。あとは、ここを既定の全画面から好きな配置へ変えるだけ。すると、アプリを起動した瞬間に、決めておいた場所と大きさでウィンドウが出てきます。
上の画面は、ショートカット側からSafariを画面の右半分へ寄せた状態です。これまで指でつまんで合わせていた配置を、アプリを開く動作とまとめて指定できるようになった、と考えると分かりやすいと思います。一度組んでしまえば、毎回同じ並びを手で作り直す手間がなくなります。
選べる配置は12種類、信号機ボタンと同じ並び
用意されているプリセットは、全画面(Full Screen)、左(Left)、右(Right)、上(Top)、下(Bottom)、左上(Top Leading)、右上(Top Trailing)、左下(Bottom Leading)、右下(Bottom Trailing)、左3分の1(Left Third)、中央3分の1(Middle Third)、右3分の1(Right Third)の12種類です。思ったより多めです。画面を半分で割るだけでなく、四隅や3分割まで指定できます。
この並び、どこかで見た覚えがある人もいるかもしれません。iPadのウィンドウ上にある信号機ボタン(traffic light controls)を右クリックしたときに出るメニューと、同じ顔ぶれです。手で押していたあのメニューを、そのままショートカットから呼び出せるようになった、というのが正体です。

「MultiSwitcher」で最前面のアプリをそのままリサイズ

ヴィティッチ氏は、この仕組みを使った見本のショートカット「MultiSwitcher(マルチスイッチャー)」も公開しています。動きとしては、まず「現在のアプリを取得(Get Current App)」で今いちばん手前にあるアプリの名前を拾い、それを「アプリを開く」アクションへ渡して、選んだ配置で開き直す、という流れです。
うまいのは、アプリ名をいちいち指定しなくていいところです。今開いているアプリをそのまま、選んだサイズに整え直してくれるので、Dock(ドック)に置いておけば、作業中にワンタップで「このアプリを右半分に」といった操作ができます。iPadのウィンドウまわりは、iPadOS 26.1でのSlide Over(スライドオーバー)復活のように少しずつ手が入ってきましたが、自分で組み合わせて整えられる余地が出てきたのは、地道ながら大きい一歩です。
別アプリなしで、OS標準だけで完結する身軽さ
正直に言うと、Macのウィンドウ管理ツールのような細かさはありません。ピクセル単位で好きな位置へ置く、といった芸当はできず、あくまで決められた12種類の枠に収める形です。
それでも、追加のアプリを入れずに、標準のショートカットだけでここまでできるのは身軽です。サードパーティ製のウィンドウ管理アプリは高機能な反面、常駐させたり設定を覚えたりする必要があります。今回の方法は、使いたいときに呼び出す一手間だけで、iPadの素の機能の範囲に収まっています。ヴィティッチ氏も、Macほどの幅はないものの、直感的でうまくまとまった実装だと評価しています。
海外の反応:ウィンドウ操作そのものへの本音
今回の自動化そのものへの直接の声はまだ多くないので、iPadのウィンドウ操作をめぐる反応から、近い関心を拾ってみます。
I use Windowed - but I'd like to use Stage Manager. I just can't quite get it to work how I'd like. I'd prefer it be just like Spaces on a Mac. I guess with Stage Manager I'm never sure where apps are ending up 😀
ウィンドウ表示を使っていますが、本当はステージマネージャを使いたいんです。ただ、思いどおりに動かせなくて。MacのSpaces(スペース)みたいになってくれたらいいのに。ステージマネージャだと、アプリが結局どこに収まるのか毎回よく分からなくて。
結局どこに行くか分からない、という戸惑い。今回のプリセット指定は、まさにこの「どこに収まるのか」を自分ではっきり決めておける手段です。手作業の当たり外れを減らしたい人には、ちょうど向いている方向の更新だと思います。
I'm finding the “traffic lights” to be inconsistent. Some apps have them; swiping up to get rid of the app will just resize the window. Then there are other apps that don't have the traffic lights and need to be swiped up to close. It's a bit confusing and I hope Apple straightens it out.
「信号機ボタン」の挙動がアプリによってバラバラだと感じています。あるアプリには付いていて、上にスワイプするとアプリを閉じるのではなくウィンドウのサイズが変わる。一方で信号機ボタンがなく、上スワイプで閉じるアプリもある。少し紛らわしいので、Appleに整理してほしいです。
手作業のメニューには癖がある。その信号機ボタンと同じ配置を、アプリをまたいでショートカットで固定できるなら、毎回メニューを開いて迷う場面は減らせます。今回の自動化が地に足のついた話に見えるのは、この手作業の不安定さを知っているからかもしれません。
I want Split View but I have zero interest in dealing with windows on an iPad. Might as well bust out the Mac if the task is that complex, for me at least.
Split View(スプリットビュー)は欲しいけれど、iPadでウィンドウをいじることにはまったく興味がないんです。そこまで複雑な作業なら、いっそMacを引っ張り出したほうがいい。少なくとも自分はそう思います。
そこまでするならMac、という割り切りもある。iPadでウィンドウを細かく扱うこと自体に乗り気でない人もいます。今回の自動化は、まさにその手間そのものを減らす方向の話なので、こうした層にこそ向いているのかもしれません。
ひとこと:iPadが少しずつ「組める」道具になっていく
派手な新機能ではありませんが、ぼくがおもしろいと思ったのは、ウィンドウの置き場所まで自分で組み立てられるようになった点です。これまでAppleが用意した動きをなぞるだけだったところに、自分の手順を差し込める隙間が増えてきました。MultiSwitcherのような見本が出てくると、ほかの人がどんな並べ方を作っているのかも、つい見てみたくなります。
まとめ:今のiPadOSで試せる、地に足のついた自動化
今回見てきたのは、iPadOS 26のショートカットにある「アプリを開く」アクションで、ウィンドウの位置とサイズを12種類のプリセットから選べるようになった、という変化でした。最新ベータを待つ必要はなく、手元のiPadのショートカットで今すぐ確かめられるのがうれしいところです。
まずは「アプリを開く」アクションを一つ置いて、「ウィンドウの位置とサイズ」を右半分あたりに変えてみると、動きがつかめると思います。そこから先は、よく使うアプリの定位置を決めて、自分なりの並べ方を組んでいく番です。
ではまた!
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ウィンドウを思いどおりに並べられるようになると、今度はiPad本体を見やすい角度で据えたくなります。高さと角度を細かく調整できるスタンドがあると、机に置いたまま長く作業する日も楽になります。
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