
✅この記事では、iPadOS 26.4で近く追加される4つの新機能と、それがiPadの使い勝手をどう変えるのかを見ます。
Safariの見た目だけの話に見えて、実際にはマルチタスクやApple Music、フリーボードまで広く手が入っています。
- 要点まとめ:派手さより“毎日使う場所”の調整が中心です
- Safariのコンパクトタブ復活は、小さく見えてかなり大事です
- Hidden Windowsは、マルチタスクの弱点をかなり素直に埋めています
- Playlist Playgroundは、Apple Musicを“探す場所”から“頼む場所”へ寄せます
- FreeformのAI強化は便利ですが、いちばん割れそうなのもここです
- 注目したいポイント:Appleは26の“反動”をかなり見ています
- 海外の反応:歓迎と警戒がきれいに分かれています
- ひとこと:ぼくはSafariとHidden Windowsの2つが先に刺さりました
- まとめ:iPadOS 26.4は“戻す調整”と“AIの入口づくり”が同居しています
どうも、となりです。
iPadOS 26は、iPadをかなり“パソコン寄り”に動かしたアップデートでした。できることは増えた一方で、毎日触る部分のクセも強くなっていて、便利になったはずなのに少し疲れる、という声が出やすい流れでもあったんですよね。
今回の26.4は、その反動を受けた微調整という見方がしっくりきます。大きな思想をひっくり返すというより、消えて困っていたものを戻し、増えた機能を扱いやすくしつつ、Apple Intelligenceの居場所も少しずつ広げてきた印象です。
要点まとめ:派手さより“毎日使う場所”の調整が中心です
今回見えている4つは、どれも方向性がバラバラに見えて、実は共通点があります。Safariは表示効率、Hidden Windowsは整理、Playlist Playgroundは作成の手間、Freeformは素材づくりと、日常の詰まりやすい場所を順番に触っています。
大きな新デザインをもう一段足すアップデートというより、iPadOS 26で広がった操作を現実寄りに整える更新として見ると分かりやすいです。
- Safariでは、設定アプリの「設定 → アプリ → Safari」からコンパクトタブバーを再び選べるようになります。
- 複数ウィンドウを開いているアプリでは、画面下に「X Hidden Windows」というポップアップが出て、隠れているウィンドウをまとめて確認できます。
- Apple MusicにはPlaylist Playgroundが加わり、文章からプレイリストを作成し、その後の追記や手動調整もできます。
- Freeform(フリーボード)には、Apple Creator Studio加入者向けとして画像生成、プレミアム素材、AIクロップ提案、低解像度画像のアップスケーリングが追加されます。
つまり、iPadOS 26.4は新しい世界を足す更新というより、26で広げた世界を使いやすく戻す更新です。そこで分かれそうなのは、見た目の好みを戻したい人なのか、AIで作業の入口を短くしたい人なのかという違いで、先に恩恵を受けやすいのは毎日Safariや複数ウィンドウを触る人です。
Safariのコンパクトタブ復活は、小さく見えてかなり大事です

まず引っかかるのはここです。iPadOS 26ではSafariのコンパクトタブバーが消えて、画面上部の使い方が少し固定寄りになっていました。26.4では、その選択肢が戻ります。
設定場所は「設定 → アプリ → Safari」です。ここで「コンパクトタブバー」を選ぶと、タブ、ボタン、アドレスバーが1行にまとまり、縦方向の表示領域を少しでも確保しやすくなります。
Appleは別の表示として「セパレートタブバー」も残しています。タブを広く見たいのか、少しでも表示領域を取りたいのかで迷う人には、この選択肢が戻った意味はかなり大きいです。なので今回は、前の仕様に完全に巻き戻すというより、使い方の好みをもう一度選べる状態へ戻した、という受け止め方が自然です。
コンパクトタブの復活については、設定位置と戻ってきた意味を追った記事でも触れていますが、iPadは横幅より縦の余白が気になりやすい場面が多いので、見た目以上に体感差が出やすいところなんですよね。
AppleのSafari 26.4リリースノートでも、macOSとiPadOSでCompact tabsを戻したことが案内されています。ここは9to5Macの独自話ではなく、少なくともSafari側では変更自体が確認できています。
Hidden Windowsは、マルチタスクの弱点をかなり素直に埋めています

iPadOS 26でウィンドウ機能が広がったぶん、同じアプリの窓をどこかへ見失いやすくなりました。26.4ではその補助として、複数ウィンドウを持つアプリを開いたとき、画面下に「X Hidden Windows」という表示が出ます。
この表示はただの通知ではなく、そのままタップして全ウィンドウを確認できるボタンにもなります。新しく何かを増やすというより、増えた自由度の副作用を減らすための補助線に近いです。どこへ行ったか分からない窓に毎回探し回っていた人には、この手当てだけでもかなり助かるはずです。
ぱっと見では地味ですが、iPadのマルチタスクはここが意外と詰まりやすいです。アプリは開いているのに見えない、閉じたつもりが残っている、という混乱が減るだけでも、使い勝手はかなり違ってきます。
この挙動は、Hidden Windowsポップアップだけを掘った記事でも詳しく触れています。自由度を上げたあとに「迷子にならない仕組み」を足す流れは、今のiPadOSらしい修正です。
Playlist Playgroundは、Apple Musicを“探す場所”から“頼む場所”へ寄せます

Playlist Playgroundは、テキストで指示を入れるとApple Intelligenceがプレイリストを作る機能です。用意されたプロンプトを使ってもいいですし、自分で内容を書いても動きます。
作成後に指示を追加して調整できるうえ、最後は手動で曲を足したり消したりできます。ここが大事で、全部をAI任せにする機能ではなく、たたき台を早く作る機能として設計されているように見えます。
Apple Musicの新機能全体は、Apple Music側の追加点をまとめた記事でも触れていますが、今回は検索語を工夫して探す体験から、気分や場面をそのまま渡す体験へ少し寄せてきました。
ただ、この部分はまだ線引きが必要です。日本でそのまま使えるのか、日本語でどこまで動くのか、どのiPadが対象なのかは、今回のレポートだけでは見えていません。少なくとも現時点では、地域・言語・対応モデルは未発表のままです。
FreeformのAI強化は便利ですが、いちばん割れそうなのもここです

Freeformに入る新機能はかなり分かりやすくて、OpenAIによる画像生成、プレミアム画像を使えるContent Hub、AIによるクロップ提案、低解像度画像のAIアップスケーリングの4本柱です。
Freeformは前からiPad向きのアプリでしたが、26.4では単なる白板アプリから、素材づくりの入口まで持ち込もうとしている感じがあります。アイデア出し、ラフ作成、画像の整えまでを1アプリ内で済ませたい人には分かりやすい変化です。
一方で、ここは歓迎だけでは終わりにくいです。追加機能はApple Creator Studio加入者向けとされていて、無料のFreeformそのものに全部が開くわけではありません。
Apple Creator Studioについては、サービス全体の中身をまとめた記事でも触れていますが、iCloud+の延長ではなく、Appleが別建てで展開している制作向けサブスクリプションです。だから今回のFreeform強化は、便利さと同時に「どこからが有料か」で迷いやすい更新でもあります。無料のままどこまで使えるのかが見えにくいと、ここは少し引っかかります。
ここは先に境界線を見ておいたほうがよさそうです。Freeformの基本機能がそのまま有料化される話ではありませんが、今回挙がっているAI系の追加分はCreator Studio前提で案内されています。無料アップデートを入れたら全部使える、という受け取り方だとズレやすいです。
なお、日本での提供時期や提供可否、日本語対応、対応モデルまではまだ細かく並んでいません。特にApple Intelligence要件が絡む機能は、使える端末が限られる可能性があります。ここは公式の確定情報待ちです。
注目したいポイント:Appleは26の“反動”をかなり見ています
ひとつはコンパクトタブバーの復活です。これは単なる懐古ではなく、iPadOS 26で削った選択肢の一部を戻した動きです。Appleが全部を新UIへ押し切るより、反応を見て引き返すこともあると示した意味は小さくありません。
もうひとつはHidden Windowsです。iPadOS 26はウィンドウを増やしましたが、増やしたことで起きる迷いまで最初から潰し切れてはいませんでした。26.4はその弱点をかなり素直に認めた補修に見えます。
そして3つ目がAI機能の置き場所です。Apple Musicでは作る体験に、Freeformでは素材づくりにAIを置いてきました。派手な対話型アシスタントより先に、既存アプリの入口を短くする方向へ広げているのが今のAppleらしいところです。
海外の反応:歓迎と警戒がきれいに分かれています
ひとつは、消えていた便利機能が戻ることへの歓迎です。もうひとつは、AI機能が便利になるほどサブスク色も強まるのではないか、という警戒でした。Playlist Playgroundについては、便利そうだけど精度はまだ様子見、という空気もかなりあります。
「やっと戻った」という安堵
r/iPadOSでは、コンパクトタブ復活をそのまま歓迎する反応が目立ちます。タイトルからして「We’re back, baby!」で、この機能を待っていた温度がかなりストレートです。
サブスク化への引っかかり
MacRumors Forumsでは、PagesやNumbers、Freeformまで有料機能が広がることに引っかかる声が出ています。無料部分は残るとはいえ、AIやプレミアム素材が別料金に切り分けられる設計を気にする人はやはりいます。
AIプレイリストはまだ比較対象が強い
Apple Musicまわりでは、「Spotify DJくらい気が利くなら戻りたい」という声も見られます。新機能としての面白さはある一方で、実際の出来はこれから試される段階、という見方です。
となりの見方: この3つは、実は別の話に見えて同じところを突いています。戻してほしいものは戻してほしい、AIは便利なら使いたい、でもその入口が有料になるなら身構える。その順番で受け止めている人が多いからです。今回の26.4は評判が割れるというより、機能ごとに期待の種類がはっきり違うアップデートとして見たほうが自然です。
ひとこと:ぼくはSafariとHidden Windowsの2つが先に刺さりました
正直、今回いちばん差が見えやすいのはSafariとHidden Windowsだと思っています。AIプレイリストやFreeformの生成機能は面白いですが、日本での使い方や端末条件がまだ見えていないぶん、恩恵を受ける人はしばらく限られそうです。
それに対して、Safariの1行表示と隠れた窓の可視化は、iPadを日常的に使う人ほどすぐ差が出ます。26で少し広げすぎた操作感を、26.4でちゃんと整えにきた。ぼくにはまずそこがいちばん大きく見えました。
まとめ:iPadOS 26.4は“戻す調整”と“AIの入口づくり”が同居しています
iPadOS 26.4で見えている4つの新機能は、Safariのコンパクトタブバー復活、Hidden Windowsポップアップ、Apple MusicのPlaylist Playground、そしてFreeformのCreator Studio連携です。方向は違って見えても、どれも日常操作の詰まりを減らすか、作業の入口を短くするかのどちらかに寄っています。
すぐ恩恵を感じやすいのは、Safariを長く開く人や、複数ウィンドウで作業する人です。一方で、Apple MusicやFreeformのAI機能を目当てにするなら、日本での提供状況や日本語対応、Apple Intelligence対応条件、Creator Studio加入の扱いが出そろってから見たほうが無難です。今回の26.4は、iPadをもっと派手に変える更新というより、26で増えた機能をちゃんと使える形へ寄せ直すアップデートだと見るのがいちばんしっくりきます。
ではまた!
Safariを開きっぱなしで作業したり、複数ウィンドウの置き場所を決めたいときに、iPadの定位置を作りやすいスタンドです。
AmazonSource: 9to5Mac