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新型iPad Pro「M5」開封動画が流出──実測でCPU+約10〜16%、GPU+約35%の伸び。デザイン据え置きでも“中身”は着実進化

新型iPad Pro「M5」開封動画が流出──実測でCPU+約10〜16%、GPU+約35%の伸び。デザイン据え置きでも“中身”は着実進化

✅ この記事では、M5チップ搭載iPad Proの未発表品とされる開封動画から読み取れるポイントを整理し、M4からの性能差仕様の変化発売時期予想までやさしく解説します。

 

どうも、となりです。

ロシアのWylsacomが、未発表のM5版iPad Proを開封・ベンチ計測した動画を公開しました。昨年は同チャンネルがM4搭載MacBook Proを事前に当てた前例もあり、今回も信ぴょう性が高い流出とみられます。さらに同日、2本目の開封動画も上がったことで、数値や実機挙動の手掛かりが増えました。動画では13インチ/256GB/スペースブラックの個体が登場し、外観はM4世代と大差なし。ただしRAMは12GB、ベンチではCPUが一桁台後半〜十数%GPUが三割超(Metalで最大+約38%)伸びる結果が示されました。

この記事を読むとわかること:ベンチで見えた「何がどれだけ速くなったか」、筐体や仕様の“据え置きポイント”、そして10月発表の可能性です。


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まずは要点:数値で見るM5の伸び

たとえば動画中のGeekbench 6結果では、シングル約+10%マルチ約+15%、Metalスコア(GPU)は約+34〜38%という伸び。AntutuではGPUが+一桁台(約+8%)という別傾向も見えています(ベンチごとの特性差に注意)。コア構成はM4同様に9コア(3P+6E)、ただしL2キャッシュは4MB→6MBに拡大。256GBモデルでRAM 12GBというのも大きな差分で、日常の“引っかかり”減に効きやすいポイントです。

ひとことで:CPUは一段引き上げ、GPUは体感に効く“がっつり”増強。メモリ増で同時作業の余裕もUP。

外観・筐体:ほぼ据え置き。箱や同梱物は地域差の言及も

想像してみてください。机の上でM4とM5を並べても、遠目には見分けがつかない──そんな“堅実な継続デザイン”。背面に「iPad Pro」表記がない個体が映っており、試作/サンプル機ならではの仕様の可能性があります。パッケージはややスリムな箱が示される一方、電源アダプタの同梱/非同梱は地域差があるとの言及も。薄さは5.1mmクラスに見え、側面レイアウトやSmart Connectorも従来通りです。

ひとことで:外は守り、中は攻め──正統進化の教科書。

技術的背景:9コア継続でも“効き方”が違う

これ、地味にすごいのがL2キャッシュ拡大(4→6MB)GPU側の強化幅。同じ9コアでもキャッシュとメモリ帯域の余裕で、短い処理の積み重ねやタスク切替がスルッと進みやすくなります。さらにRAM 12GBは、iPadOS 26で広がったウィンドウ操作や生成AI系処理の同時並行に効く設計。動画エフェクトや3D、外部ディスプレイ併用など、“並べて使う”ワークに相性が良いです。

ひとことで:同コア数でも、キャッシュとメモリで“効率の良い速さ”。

 

日本ユーザー的ポイント:買い替え“あり/なし”の線引き

たとえば、M2世代以前からの乗り換えなら体感差は大。M4→M5は「GPU寄りの伸び+12GB RAM」で、Procreate/3D/動画・写真の重めのエフェクト、外部ディスプレイ制作に効きます。逆にWeb/ノート中心ならM4でも十分。ここは財布と用途に正直にいきましょう。

iPadOS 26はウィンドウ操作やファイルまわりが着実に改善。常時起動アプリが増える人ほど12GBの恩恵が出やすいはずです。

ひとことで:重めの制作勢は“手応えアップ”、ライト勢は“様子見”でもOK。

発売時期の見通し:10月アナウンス濃厚?

複数報道は10月発表を示唆。ここ数年のAppleは「静かにオンライン発表→即販売」パターンも増えました。秋のラインナップ改編の文脈からも、10月のどこかで告知→短期で販売開始が自然です。最新の「10月イベント」周辺情報は自サイトのまとめも参照できます。→ Apple 10月イベント2025最新情報まとめ

ひとことで:告知は近い。静かな“影投入”の線も十分。

redditコメントざっくりまとめ(ナナメ読みで世間の温度感)

  • ベンチ速報勢:GB6でS+約10%、M+約15%、Metal+約35〜38%」「12GB RAMは歓迎」。一方で「9コア=下位ビンの可能性」「AntutuではGPU+一桁台」など、数値の読み解きに慎重派も。
  • 仕様ウォッチ勢:第2フロントカメラは動画では未確認」「箱はM4と同系でもおかしくない」「電源アダプタは地域差」など、細部の真偽を検討。
  • 購買温度感:M2→M5はジャンプ」「M4→M5は様子見」「M5でM4が値下がるならM4狙い」で戦略分岐。RAMは「12GBで十分/16GB希望」で議論継続。
  • 周辺論点:「TB5対応?」「極薄ベゼルは賛否」「iPadOS 26で“ほぼMac的”に使える度合い」「同梱アダプタ論争」など“いつもの”沼地。

ひとことで:数字は好感、買い時は“自分のワークフローに噛むかどうか”。

 

背景と今後:M5は“助走”、本番はソフトの伸び

ハードは着実に強化。けれど、iPadの真価はiPadOSの仕事力とセットです。ウィンドウ操作やファイル周りが洗練されるいま、余裕あるRAM+強いGPUは“数年効く投資”。なお、流出元のYouTuberは昨年に続き2年連続で未発表Apple製品を先出ししており、Appleがロシアで直販していない現状も相まって、流通経路の謎がコミュニティで話題になっています。

ひとことで:“速さ”は届いた。次は“使い切る仕組み”と価格の落ち着きを見極めたい。

まとめ

新iPad Pro(M5)は、外観据え置き×中身アップの王道アップデート。CPUは約一割強、GPUは三割超(Metal最大+約38%)と“画づくり”に効く伸びを示しました。制作や3D、マルチタスクの重さに悩む人には嬉しい刷新。M4勢は用途次第で静観も賢い選択です。発売告知は10月の可能性が高く、秋の仕事机をどう組み替えるか──ちょっとワクワクしますね。

ではまた!

 

Source: Wylsacom(YouTube開封動画), Geekbench Browser(計測結果), MacRumors, 9to5Mac