
✅ この記事では、BloombergやYouTubeリーク情報をもとに、次期iPad Proのスペック・チップ性能・カメラ構成を整理し、「何が確定で、何がまだ噂レベルなのか」をわかりやすく解説します。
- M5チップで最大36%性能アップ、メモリは全モデル12GBに
- 「iPad Pro」の刻印が消える──静かなデザイン変更
- 2つのフロントカメラ、果たして本当に来るのか?
- 発売時期は今月中か──“Mac連携強化”が鍵
- redditでの反応
- まとめ
どうも、となりです。
2024年にデザインを刷新しOLED化したiPad Proが、早くも次の進化を迎えようとしています。 今回の主役はM5チップと12GBメモリ。そしてもう一つ──「前面カメラが2つになる」という噂が揺れているんです。
この記事を読むとわかること:M5チップの性能アップ、メモリ構成の変化、カメラ仕様の真相、そして発売時期の見通し。
M5チップで最大36%性能アップ、メモリは全モデル12GBに
リーク元は、ロシアのYouTubeチャンネル「Wylsacom」と「Romancev768」。 彼らは昨年、M4搭載の14インチMacBook Proを的中させた前歴を持つ信頼筋。 今回の動画では、13インチiPad Pro(次期モデル)の開封シーンとベンチマークが確認されています。
その結果、Geekbench 6でM5チップがM4比でマルチコア+12%、GPU+36%というスコアを記録。 M4でも十分高速でしたが、ここに来てさらにグラフィック性能を底上げしてきました。
しかも、全モデル最低12GBメモリという新基準。 これまで256GB/512GBモデルは8GB止まりでしたが、今回はiPhone 17 ProやiPhone Airと同じ12GBを採用。 メモリ格差をなくす方向に舵を切ったとみられます。
「iPad Pro」の刻印が消える──静かなデザイン変更
今回の実機動画で地味に注目されたのが、背面の刻印。 これまで「iPad Pro」と印字されていた箇所が、次期モデルでは「iPad」表記のみになるようです。
デザインは2024年モデルを踏襲しつつ、名称から「Pro」を外すという大胆な選択。 これはAppleが「プロと一般の垣根を曖昧にする」流れの一部かもしれません。 MacやiPhoneでも、上位機能が下位モデルに徐々に流れ込む傾向があります。
2つのフロントカメラ、果たして本当に来るのか?
ここが今回の最大のミステリー。 当初の噂では「横向き・縦向きどちらでも自然にビデオ通話できるよう、2つのフロントカメラが搭載される」とされていました。
しかし、リークされた開封動画ではセンサー1基のみ。 確認できたのは環境光センサーだけで、追加のカメラらしきものは見当たりませんでした。
BloombergのMark Gurman氏はニュースレター「Power On」で「Apple内部テスト機では確かに2つのレンズが存在する」と明言。 Appleは過去にも「第1世代iPadのデュアルDockコネクタ」など、発表直前に仕様を削除した例があります。 今回も同じく、“直前で見送られた可能性”があるわけです。
発売時期は今月中か──“Mac連携強化”が鍵
Bloombergは「Appleが今月中にM5搭載iPad Proを発表する可能性が高い」と報じています。 今回のアップデートはデザイン刷新ではなく、性能と連携のアップグレードが主軸。 特にM5チップは今後のMacBook Airにも共通化される見込みで、iPadとMacの垣根をより低くする動きに繋がります。
想像してみてください──M5搭載iPad ProでFinal Cut Cameraアプリを使い、Mac側で即編集。 これまで「できなくはないけど重い」領域が、ようやく日常レベルで快適になるわけです。
redditでの反応
- 「ロシアの実機開封が決定打」派: 開封動画ではフロントに見えるのは環境光センサーだけで、デュアル前面カメラの証拠は見当たらないという指摘。報道側の見立てに懐疑的な声が強い。
- 「Gurmanのレンズ説は社内試験止まり?」派: 社内機では2レンズ搭載があったとしても、市販版では土壇場で見送られた可能性があるとの見解。
- RAMはもっと盛ってほしい派: Airは16GB、iPad Proは16GB以上、iPad/iPhoneは12GB以上を最低ラインに──という要求が多数。マルチタスクとAI用途を理由に「12GBは物足りない」という本音が目立つ。
- 「iPadOSはメモリに厳しい」論: バックグラウンドでアプリが落ちやすい挙動が残っており、Macのようなスワップ運用とは違うため、物理RAMを厚くするべきという声。
- 「実は非公開でRAMを無効化?」説: ベース構成で物理的には多めに積みつつ一部を無効化して差別化しているのでは、という推測も(M4世代での噂を引き合いに出すコメント)。
- 上位容量=増RAMの商習慣に不満: 1TB/2TBでしか16GB以上にできない売り方は不親切、必要なのはストレージではなくメモリだという指摘。
- 「24GBオプション来る?」観測: 上位で16→24GBの可能性に言及する一方、16と比べて実用差が薄く価格だけ上がるなら採用しないだろうとの冷静な見方も。
- 性能は十分、買い替え動機が弱い派: M1/M4でも困っていないユーザーは多く、ベンチの伸びより「何ができるようになるか」を示さないと関心は動かないという本質的な指摘。
- カメラ位置とFace IDの実用性: センサー仕様よりも、「横/縦で顔を塞ぎやすい配置」が問題という実体験ベースの声。そもそも「iPadで写真は撮らない」という層も。
- 表示・音響の期待と不満: Tandem OLEDの画質は絶賛される一方、薄型化の影響でスピーカーが前世代より劣化したという評価もあり、音質改善を求める意見がある。
- Nano-textureの間口を広げて: 最上位限定ではなくベースモデルにも選択肢を、という要望。
- 「Xcode動かして」要望: Pro限定でもよいからXcodeをiPadに──という長年の夢が再燃。Mac代替としての生産性強化を求める声。
- RAM価格と企業戦略への皮肉: なぜケチるのか?という問いに「お金(利益構造)」と即答する短いコメントが共感を集める。
- フロントカメラ仕様の落としどころ: デュアルではなく、iPhone 17系と同様の正方形センサーで横/縦の両対応を図るだけでは、という現実的な読みも。
要するに、「12GBベースは前進だが、使い勝手(メモリ運用・カメラ配置・音響・プロ用途)が次の勝負所」という合意が形成されつつある。ベンチの数字より、日常の引っかかりを減らす“体験の厚み”がアップデートの評価軸になっている。
まとめ
今回のリークをまとめると:
- M5チップで性能は約3割向上
- メモリは全モデル12GB統一
- デザインは据え置きだが刻印変更あり
- フロントデュアルカメラは不透明(実装は第2段階?)
つまり、2025年のiPad Proは「パワーアップした静かなマイナーチェンジ」。 本格的な“第2波”は、デュアルカメラとAI連携を備えた来年のモデルに託されそうです。
ではまた!
Source: Bloomberg, MacRumors, Wylsacom, Geekbench Browser