
✅ この記事では、Apple公式サイトで発生しているiPad ProとMacBook Proの在庫減少を手がかりに、次期M5チップ搭載モデルの発表時期と、10月発表の可能性を読み解きます。
- iPad Pro(M4)──最大3週間待ちの構成も
- MacBook Pro──14インチモデルの“妙な遅れ”
- 10月発表の形式──イベント or プレスリリース?
- Vision Pro 2と低価格MacBookも足並みをそろえる?
- 在庫の動きは“いつもの前兆”──過去との比較
- 焦らず待つのが最適解
どうも、となりです。
10月上旬、Apple公式ストアの出荷予定が一気に動き始めました。とくにM4 iPad Proと14インチMacBook Pro(M4)で「出荷まで2〜3週間」となる構成が増加。 このタイミングでの在庫減少は、毎年恒例の“新モデル直前”シグナルです。
iPad Pro(M4)──最大3週間待ちの構成も
まず、M4 iPad Proではストレージ512GB以上・12.9インチモデルを中心に、出荷が「10月下旬以降」となっています。 こうした遅延はAppleの在庫調整によるもので、新世代「M5 iPad Pro」がすぐ後ろまで来ている証拠と見てよさそうです。
実際、FCC(米連邦通信委員会)の資料でも、未発表のiPad ProとMacBook Proの型番が同時登録済み。 つまり、2つのラインが同時発表される準備がすでに進んでいるわけです。
まとめると:iPad Proの在庫減少は、M5チップ搭載モデルの「カウントダウン開始」を示しています。
MacBook Pro──14インチモデルの“妙な遅れ”
続いてMacBook Proの動きです。BloombergのMark Gurman氏が指摘するように、14インチM4 MacBook Proのカスタム構成が10月23〜28日到着となっており、Express配送も選べない状況。 一方で、16インチモデルやM4 Pro/M4 Max搭載モデルは通常納期のまま。
この“14インチだけ”が遅れているという現象、どう考えても不自然ですよね。 MacRumorsによれば、Appleは14インチモデルのみM5チップを先行投入し、M5 Pro/M5 Maxモデルは2026年春以降に分けて登場させる可能性があります。
つまり、Appleは「M5 → M5 Pro/Max」という段階的な展開を計画しているわけです。 過去にも2023年に「M2 Pro/M2 Max(1月)」→「M3 Pro/M3 Max(10月)」と2回の更新が行われており、今回も似た構成になるかもしれません。
まとめると:14インチMacBook Proの納期遅延=M5チップ搭載機の発表が“数日以内”の可能性。
10月発表の形式──イベント or プレスリリース?
Appleは通常、新チップを発表する際はイベント形式を採用してきました。 M1・M2・M3・M4はいずれも発表会で公開されています。
しかし、今回のM5は少し様子が違います。 デザイン変更がなく、スペックアップ中心の“静かなアップデート”となる可能性が高いため、Bloombergでは「短い収録イベント」もしくは「プレスリリースでの発表」が有力と見ています。
つまり、「まだ出るの?──Appleが10月に発売する予定の「5つ以上の新製品」」でお伝えしたように、深夜配信でM5/M5 Pro/M5 Maxが一挙公開されるパターンもありえます。
さらに、M5チップの発表にあわせて、iPad ProやVision Pro 2、Apple TV 4K(A17 Pro)、HomePod mini 2の登場も予告されており、 Appleが一斉にラインナップを“次世代AI対応”へ移行させるフェーズに入る見込みです。
Vision Pro 2と低価格MacBookも足並みをそろえる?
今回の在庫減少は、単にiPadとMacの話にとどまりません。 AppleはA19シリーズを搭載する新しい低価格MacBookを準備しており、Vision Pro 2も改良ストラップを搭載して「軽量版」として登場予定です。
つまり、10月の発表が実現すれば、AI対応製品が一挙に5ライン同時登場という流れに。 AppleがAI処理とハードを“世代で揃える”初の試みになる可能性があります。
在庫の動きは“いつもの前兆”──過去との比較
このパターン、Appleファンにはおなじみかもしれません。 在庫が減ってから新製品が出るまでのタイムラグは、平均しておよそ10日程度。 2023年のiPad Air、2024年のMacBook Air、どちらも在庫減少から約1週間で発表されました。
今回も同じペースなら、発表は10月中旬(10〜14日ごろ)が濃厚。 そのタイミングで公式サイトのメンテナンスモード入り(=製品ページ差し替え)になれば、発表は翌朝、という流れが自然です。
焦らず待つのが最適解
現行モデルを今買うのは少しリスクが高め。 とくに「M5搭載14インチMacBook Pro」が登場すれば、性能アップと同時にM4モデルの値下げが起こる可能性があります。
そして何より、今回のM5世代はApple Intelligenceとの連携を軸に進化するため、今後数年のAI体験を左右する“ベースモデル”になりそうです。 Mac・iPadともに、次の発表を待つ価値は十分あります。
ではまた!
Source: Bloomberg, 9to5Mac, MacRumors, FCC, Apple公式ストア在庫ページ, Juli Clover (MacRumors), Mark Gurman (Bloomberg Power On)