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Appleを理解して翻訳する。それが「となりずむ」

iPad Air M4はProより低性能?コア数と12GBの真相

M4チップ搭載MacBook Airのレビュー記事をSafariで表示し、カレンダーアプリと動画のピクチャ・イン・ピクチャを併用してマルチタスク操作を行っているiPad

✅この記事では、M4搭載iPad Airのチップが「iPad ProのM4」と同じ名前でも中身が違う件を、コア数とメモリ中心に確認します。

触ってる分にはかなり近いんですが、重い作業や長く使う前提だと「差が出る条件」がはっきりあります。

どうも、となりです。

iPad AirにM4が来た時点で、だいぶ強いです。……なんですが、M4って書いてあるだけで「Proと同じ」と思って買うと、あとで気持ちがズレるタイプのやつでした。

AppleInsiderが伝えた内容は、ざっくり言うと「iPad AirのM4はコア構成が違う」。この一点に集約されます。

日本では3月4日に予約開始、3月11日に発売と案内されています。

要点まとめ:M4でも“同じ性能”ではない

いまの最上位はiPad Pro(M5)です。その前提で見ると、ProのM4はメモリが8GB/16GBに分かれる一方、Airは12GBを標準にしてきました。

  • iPad Air(M4)は8コアCPU(性能3/高効率5)9コアGPU
  • ユニファイドメモリは12GB(Proの8GBと16GBの中間)
  • ハードウェアアクセラレーテッド・レイトレーシング/16コアNeural Engine/メモリ帯域幅120GB/s/8K対応Media Engine
  • iPad Pro(M4 256/512GB)は9コアCPU(性能3/高効率6)+10コアGPU
  • iPad Pro(M4 1/2TB)は10コアCPU(性能4/高効率6)+10コアGPU
  • iPad Pro(M5)は9コアCPU(低容量)または10コアCPU(高容量)

言ってることはシンプルで、(起)iPad AirもM4になって、(承)シングルコアはProに寄りやすい一方で、(転)マルチコアやMetal系はコア数の差が出やすく、(結)だから12GBを軸に“どこで差が出るか”で選ぶのが現実的、という感じです。

詳細解説:なぜ同じM4でも中身が違うの?

これ、半導体の量産あるあるです。全部が同じ出来のチップになるわけじゃないので、通った個体を上位に、ちょっと条件が違う個体を下位に回す。いわゆるチップの選別(ビンニング)って、だいたいこういう形で出ます。

今回わかりやすいのはCPUです。iPad AirのM4は「性能コア3」は同じでも、高効率コアが5。iPad Pro(M4 256/512GB)は高効率コアが6なので、ここで1つ差があります。

この1コアの差は、軽い操作だと表に出にくいです。アプリ起動や画面の切り替えみたいな“瞬間の速さ”は、シングルコア側に寄るので、体感は近くなりがちです。

逆に差が出やすいのは、長時間ぶん回す系です。たとえば書き出し、複数レイヤーの合成、重い3D、長尺動画のエンコードみたいな「ずっと走り続ける仕事」は、マルチコアとGPUの“総量”で差が出ます。ここはiPad Pro(M4/M5)が有利になりやすいです。

注目したいポイント:12GBメモリが“いちばん実用に直結”する

ぼくが一番いいなと思ったのは、12GBメモリです。Proの下位(8GB)と上位(16GB)のちょうど間で、実はこの“間”がかなり使いやすいポジションです。

8GBで困りやすいのは、単発の処理速度というより「同時に抱えられる量」です。アプリを行ったり来たりする、タブを開きっぱなしにする、編集しながら資料も開く、みたいな使い方のほうが差が出ます。

一方で16GBが必要になるのは、用途がはっきりプロ寄りの時です。大規模なプロジェクト、素材が重い、長時間の連続処理が多い。ここに心当たりがあるなら、素直にPro側で考えたほうが後悔しにくいです。

12GBは、その間の「普通に使うけど、雑に重ねがち」な人に刺さりやすい。iPadをPC的に使うほど、ここが気持ちよくなるタイプです。

この流れは、M4搭載iPad Airの全体像(Wi-Fi 7や周辺機器込みの方向性)ともつながります。気になる人はM4搭載iPad Air発表のまとめを先に見ておくと、判断が早いです。

未確定の論点:リフレッシュレートは結局どうなる?

コメント欄では「90Hz/120Hzが欲しい」という声も出ています。ただ、今回の本文にディスプレイのリフレッシュレート仕様は書かれていません。ここはまだ確定していません。

正直、ぼくにはここだけでは判断できないです。なので、成立条件で切ります。

  • もし“表示のヌルヌル”が最優先なら:リフレッシュレートの確定情報が出るまで待つ
  • もし“処理の余裕(メモリ)”が最優先なら:12GBを軸にAirを前向きに検討できる
  • もし“画質(OLED)”が最優先なら:AirではなくPro側を前提にする(ただし8GBのProは要注意)

「OLEDが欲しいけど、メモリは妥協したくない」という人は、AirとProのどちらに寄せるかで迷いがちです。この話題はM4 iPad AirとOLEDの距離感が前提として読みやすいと思います。

海外の反応:メモリ重視派と“がっかり派”が真っ二つ

反応の軸はだいたい2つです。「12GBの価値を評価する声」と、「中位モデルなのに物足りないという不満」。あと、価格が上がるなら納得できない、という条件付きの意見も混ざっています。

「8GBのProより、12GBのAirを勧める」
他の条件が同じなら、ほとんどの場合、8GB RAMのiPad Proよりも12GB RAMのiPad Airを勧めます。OLEDがどうしても欲しいなら、16GBのiPad Pro M4モデルかM5モデルにするべき、という温度です。

「このAirはデタラメだ」
率直に怒っている反応もあります。仕様そのものより、“期待していたものが来なかった”という感情が前に出ています。

「90Hzや256GBすらないの?」
ディスプレイやストレージの物足りなさを指摘する声もあります。ただ、今回は本文に仕様が書かれていない部分があるので、気持ちはわかるけど結論は保留、という受け止め方になります。

「上位より弱いのはいい。でも同階層で“高くなって少なくなる”のは嫌」
ラインアップの階層は理解する。ただ、同じAirという枠で前モデルより条件が悪くなるなら納得しにくい、という整理です。

となりの見方:結局ここは「何を“Proの理由”として買うか」に戻ります。OLEDや上位の総合性能が理由ならPro寄り。日常の余裕を安定させたいなら12GBのAirが刺さる。価格が上がるなら話が変わるので、そこは条件次第です。

ひとこと:AirのM4は“弱い”じゃなくて、狙いが見える

名前が同じM4でも、iPad Airは「上位と同じに見えるけど、全部は渡さない」設計でした。ちょっと意地悪にも見えるんですが、Appleの値付けってだいたいこういう“差の付け方”をしますよね。
ただ、その中で12GBメモリはかなり良心的に見えます。Proの8GBを避けたい人にとって、ここは気持ちよく刺さるポイントです。逆に、重い作業をする人ほど、CPU/GPUの総量差が積み上がっていくので、Pro(M4上位やM5)に寄せたほうが納得しやすいと思います。

まとめ:迷うなら「12GBを軸に、差が出る条件」で決める

M4搭載iPad Airは、性能コアは3のままでも、高効率コアとGPU構成がProと違います。体感が近い場面は多い一方で、長時間の重い作業では差が出やすいです。

一番わかりやすい判断軸は12GBメモリです。8GBが気になる人には救いになりやすいし、16GBが必要な人は用途がはっきりしているはず。あとはディスプレイや価格が確定してから、条件で切るのがいちばん平和です。

この手の“同名チップの中身違い”は、今後も起きます。だからこそ、名前より中身を見る癖だけはつけておくと、買い物で迷いにくいです。

ではまた!

Source: AppleInsider