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Siriだけじゃない!iOS 27でiPhoneが劇的に便利になる「実用AI機能」まとめ

Apple発表会でオレンジ色のiPhoneを手に持ち、笑顔を見せるティム・クックCEO

✅この記事では、iOS 27でSiri以外に加わる、日常の手間を裏側で片づけてくれる実用的なAI機能を整理します。

どうも、となりです。

新しいSiriはいつ来るのか——iOS 27の話題は、どうしてもそこへ集まりがちです。でも今回 TechCrunch が並べていたのは、その「話しかけるAI」とは別ルートで入ってくる、もっと地味で実用的なAI機能のほうでした。

新しいSiri本体で何が変わって何が変わらないかは iOS 27のSiri AIで変わること・できないこと に譲って、ここではSiri以外を見ていきます。レシートを撮るだけで割り勘が済む、弱くなったパスワードをAIが自分で入れ替える、サポートに電話したら予約番号が通話画面に出てくる。どれも前に出てこず、裏で手を動かしてくれるタイプです。

派手な会話デモより、こういうののほうが毎日の手間を実際に減らしてくれます。ぜんぶ開発者向けベータではもう動いていて、正式に降りてくるのは2026年秋の予定です。使うにはApple Intelligenceに対応したiPhoneが前提になりますし、後で触れますが、割り勘のように日本だと事情が変わるものもあります。

要点まとめ:iOS 27の実用AIで生活はどう変わるか

新しいSiriばかり待っていると見落としますが、iOS 27でいちばん生活を変えそうなのは、裏で勝手に動くこの実用AIのほうです。先に全体像をまとめます。

  • iOS 27のAIは「Siriに話しかける」より、AIが裏で雑用を片づける方向へそろってきました。発表済みで、正式提供は2026年秋の予定です
  • お金:レシートを撮るとApple Cashが項目・税・チップを読み取り、メッセージで各自が自分の分だけ払えます。ただし土台のApple Cashは日本では使えません
  • 安全:漏えいに含まれた弱いパスワードをAIが見つけ、サイトに自分でサインインして強いものへ入れ替えます
  • 連絡:メッセージから予定追加や写真送付をワンタップで提案し、通話中はMailにある予約番号を画面へ出します(端末内で処理)
  • 段取り:カレンダーもショートカットも話し言葉で作れて、家の通知はまとめて1件、Safariのタブはトピック別に自動整理されます
  • 前提:どれもApple Intelligence対応iPhoneが必要な見込みで、機能ごとの対応機種までは明言されていません
iOS 27のAIは、話しかける相手から、裏で手を動かす存在へ寄ってきました。ただし割り勘の土台になるApple Cashは日本では使えず、利用にはApple Intelligence対応iPhoneが前提になります。

 

お金まわり:レシートを撮るだけで割り勘が終わる

iPhoneの「Pay Your Share」画面。朝食メニューの項目と金額が並び、小計・税・チップの下に「Pay Molly Wiebe $15.30」のボタンが表示されている

いちばん分かりやすいのが、Apple Cash(Appleの送金・決済サービス)とApple Intelligenceを組み合わせた割り勘です。お店のレシートを撮るかアップロードすると、AIが品目・数量・チップ・合計を読み取ってくれます。あとはメッセージのグループに共有して、各自が自分の食べたものを選んで払うだけ。きっちり半分こ、といった分け方も選べます。

飲み会のあとの「結局だれが何を頼んだんだっけ」をAIが代わりにほどいてくれる、と考えると分かりやすいと思います。電卓を出して頭割りして、という手間がそのまま消える絵です。

ただ、ここは日本だと素直に喜べないところがあります。この割り勘の土台になっているApple Cashは、いまのところアメリカ中心のサービスで、日本では使えません。レシートを読み取るところまでは動いても、そのまま日本のiPhoneで割り勘の精算まで完結できる保証はない、というのが正直な見方です。便利そうな機能ほど、土台のサービスが日本に来ているかを先に確かめたいところです。

安全まわり:弱いパスワードをAIが自分で入れ替える

iPhoneの設定にある「Automatically Fix Passwords」画面。複数のアプリが順にサインインされ「Security upgraded」と表示されている

個人的にいちばん驚いたのがこれです。データ漏えいに含まれていた弱いパスワードや使い回しをAIが見つけ出し、あなたの代わりにそのサイトへ自分でサインインして、より安全なパスワードへ入れ替えてくれます。画面では、銀行や病院のアカウントが順番に「Security upgraded(安全性を更新)」と切り替わっていきます。

パスワード管理アプリが「これ危ないですよ」と教えてくれるところまでは今もありますが、その先の「実際にサイトを開いて変更する」までAIがやってしまうのが新しいところです。面倒で後回しにしがちな作業だけに、勝手に進めてくれるのは助かります。

一方で、AIが自分のアカウントに次々サインインして回る、という動き方そのものに引っかかる人もいると思います。便利さと、どこまで任せるかの感覚は、人によって分かれそうな機能です。

メッセージと通話:会話から次の一手を先回り

iPhoneのiMessageグループ会話。メッセージの下に「Add to Reminders」「Add to Notes」の提案ボタンが表示されている

メッセージには、会話の流れを見てAIが次の操作をワンタップで提案する仕組みが入ります。「これ買っておいて」と頼まれればリマインダーへの追加を、「あの写真送って」という話になればキーワードや場所、写っている人から合いそうな写真を、ディナーや会議の話が出ればカレンダーへの登録を、そっと差し出してくれます。自分でアプリを行き来していた数手が、提案を押すだけになります。

もうひとつ、地味ですが、これも便利そうなのが「Call Context(通話コンテキスト)」です。カスタマーサポートなどに電話するとき、Mailに届いている予約メールから確認番号や予約番号を抜き出して、通話中の画面にそのまま出してくれます。電話しながらメールアプリを探し回る、あの行ったり来たりがなくなります。

iPhoneの通話画面。航空会社への発信中に予約確認番号「LUI8L01」とJFK発RAK行きの便情報がMailから抽出されて表示されている

Mailの予約メールから確認番号や便の情報を抜き出し、通話中の画面にそのまま並べてくれます。

しかもこのCall Contextは、処理がぜんぶ端末の中で完結し、AIアシスタントと話す必要もありません。電話の中身や予約情報を外へ出さない設計なので、プライバシーの心配が要らない種類の機能だと思います。

予定と自動化:話し言葉でカレンダーもショートカットも

青いショートカットの自動化カード。「退勤したらPedroに『向かってる』と到着予定時刻を送る」と書かれている

カレンダーは、予定の中身を自然な言葉で説明するだけで、AIが連絡先や場所、タイトルを抜き出して作成や変更をしてくれます。同じ流れのリマインダーまわりは iOS 27のカレンダーとリマインダーの新機能 でも触れているので、予定まわりをまとめて知りたいときは、そちらをのぞいてみてください。

そして、ぼくが今回いちばん化けそうだと思ったのがショートカットです。これまで「便利らしいけど作るのが難しそう」で避けてきた人は多かったはずですが、iOS 27ではやりたいことを言葉で説明するだけで、自動化を組めるようになります。技術的な知識がいらない、いわば雰囲気で組み立てる作り方です。

例にあがっていたのも、カレンダーに合わせてアラームを鳴らす、Magic Keyboardをつないだら決まったアプリを開く、家を出たら家族に到着予定時刻を自動で送る、といった生活寄りのものでした。ショートカットの最初の一歩でつまずいていた人ほど、変化が大きく感じられると思います。

家とブラウザ:通知をまとめ、タブを自動で整理

iPhoneのロック画面に出たホームAppの通知。「Lydia arrived 郵便を確認、ガレージのドアを閉めた」とまとめて表示されている

ホームアプリは、連続して起きた動作をAIがひとまとめにしてくれます。ガレージが開いて、郵便がチェックされて、家に入った、というバラバラの通知が、「帰宅して郵便を確認、ガレージを閉めた」のように1件へ束ねられる形です。通知が何度もポンポン来て結局見なくなる、という流れを避けられそうです。荷物が届いた場面など、特定のクリップをAIで探せて、注目すべき映像は画面の上のほうに出してくれます。

このSafariのタブ整理やサイト監視は、iPhone側の話を含めて iOS 27のSafari新機能まとめ で個別に掘り下げているので、Safariだけ詳しく知りたいときは、そちらに目を通してみてください。

MacのSafari。上部のタブバーでタブがトピックごとにグループ化され、黄色いパズル販売サイトが開かれている

Safariがサイトの中身を見て、旅行の計画といったトピックごとにタブを自動でまとめます(画面はMac版)。

このSafariのタブ整理やサイト監視は、iPhone側の話を含めて iOS 27のSafari新機能まとめ で個別に掘り下げているので、Safariだけ詳しく知りたいときは、そちらに目を通してみてください。

海外の反応:待ち遠しさと、AIに任せる戸惑い

発表後の声からは、素直に待ち遠しいという反応と、AIに任せること自体への戸惑い、そして他社との比較が見えてきました。

Why would I take a picture of the bill like it's the year 2019? I thought new Siri was supposed to figure these things out for me just by asking?

なんで2019年みたいに伝票の写真をわざわざ撮らなきゃいけないんだ? 新しいSiriって、頼むだけでこういうのを片づけてくれるはずじゃなかったのか?

CarAnalogy / MacRumors Forums(2026年6月1日)

Siri待ちの裏返し これは割り勘への皮肉ですが、芯を突いています。これらが「Siri以外」で来るのは、肝心のSiri本体が、まだそこまで来ていないからでもあります。

Extremely useful especially the Call context feature. Cannot wait to try it out.

すごく便利、特にCall context機能が。早く試したくてたまらない。

svish / MacRumors Forums(2026年6月8日)

地味な機能ほど待たれる 派手さはないのに、通話中に予約番号が出るだけで助かるという声です。日々の小さな面倒を消す機能は、こういう前のめりな期待を集めやすいのだと思います。

Sounds like Google Pixel magic cue features. That Gemini integration.

Google PixelのMagic Cue機能っぽいね。あのGemini連携の。

MrSnirf / MacRumors Forums(2026年6月8日)

Pixelとの既視感 通話やメッセージに情報を先回りで出す動きは、AndroidのPixelがGemini連携で先に見せていたものに近い、という指摘です。Appleが追いかける側に見える、という見方は日本だとあまり流れてこないので、頭の片隅に置いておくと面白いところです。

A complicated new AI feature to automatically group tabs that needs fairly recent hardware to even run and yet Apple still can't provide a decent implementation of vertical tabs...

タブを自動でグループ化する、動かすだけでもそこそこ新しいハードが要る複雑な新AI機能を出しておきながら、Appleはいまだに縦型タブのまともな実装すら用意できていない……。

JulianL / MacRumors Forums(2026年6月13日)

派手なAIより基本を 新しいハードが要るAI機能の前に、地味な基本をちゃんとしてほしい、という不満です。対応機種が前提になる点と合わせて、便利さの裏でハードルが上がっていないかは見ておきたいところです。

ひとこと:話しかけるより、黙って片づけてほしい

ぜんぶ見終えて思ったのは単純です。ぼくはAIに話しかけたいわけじゃなく、黙って雑用を片づけてほしいだけ。今回の機能はどれも前に出てこず、レシートを読み、パスワードを直し、予約番号を出す、と裏で手を動かしてくれます。新しいSiriを待つ気持ちとは別のところで、こっちのほうが毎日に近い気がします。

そのうえで惜しいのは、いちばん馴染みのある割り勘が、日本だとApple Cashの壁でそのまま使えなさそうなことです。逆に、パスワードの入れ替えや通話の予約番号、タブの自動整理あたりは、地味でも国を選ばず働いてくれるはず。ぼくが本気で楽しみにしているのは、割り勘よりも、その地味な機能のほうです。

まとめ:Siriを待たなくても、iPhoneは賢くなっていく

iOS 27のAIは、「新しいSiriに話しかける」よりも、AIが裏で雑用を片づける方向にそろってきました。割り勘、パスワードの入れ替え、通話中の予約番号、話し言葉でのショートカット、通知やタブの自動整理。派手な対話デモではなく、毎日の小さな手間を減らすほうへ重心が移っています。

今のうちにできるのは、開発者向けベータで触れる人は実際の挙動を確かめ、それ以外の人は自分のiPhoneがApple Intelligenceに対応しているかを見ておくくらいです。正式に降りてくるのは2026年秋なので、時間はあります。そのうえで、馴染みのある割り勘より、国を選ばず手を動かしてくれる地味な機能のほうが、iOS 27では主役になりそうだと思っています。

ではまた!

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パスワードの入れ替えまでAIに任せられるとなると、逆に「最後の鍵だけは自分の手で持っておきたい」と思う人もいるはずです。物理的なセキュリティキーは確認コードの抜き取りや使い回しに強い方式なので、銀行やメインのメールなど、絶対に乗っ取られたくないアカウントの最後の守りとして1本あると心強いです。

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