iOS 26.1／macOS 26.1ほか各OS RC配信開始：11月正式版へ

✅この記事では、iOS／iPadOS／macOS／watchOS／tvOS／visionOS／HomePodの「26.1」RC版配信の内容を、主要メディアの情報を突き合わせて整理します。Liquid GlassのClear／Tinted切り替え、ロック画面カメラスワイプ無効化、Apple Intelligenceの言語拡大、iPadのSlide Over復活（限定版）など、正式版直前の仕上げポイントをやさしく解説します。

どうも、となりです。

Appleは、一般公開ソフトウェアリリースを提供する前に、リリース候補版を約1週間テストすることがよくあります。macOS Tahoe 26.1、iOS 26.1、iPadOS 26.1、tvOS 26.1、watchOS 26.1は、来週の月曜日か火曜日にリリースされる可能性があります。

Appleは10月28日（米国時間）に、各プラットフォームの26.1 RC（リリース候補）を開発者とパブリックベータテスターに​​対し配布しました。 これらは正式版直前の最終ビルドであり、11月上旬の正式リリースが見込まれています。 旧世代デバイス向けにはiOS／iPadOS 18.7.2 RCも同時に配信され、セキュリティ更新も最終段階へと入っています。

📱 各OS 26.1正式リリースされました（11月4日）

最新のアップデート内容を整理しています。 ➤ 各OS 26.1の詳細を見る

要点まとめ

• RC配信対象：iOS／iPadOS／macOS（Tahoe）／watchOS／tvOS／visionOS／HomePod。
• Liquid Glass：［設定 ＞ 画面表示と明るさ ＞ Liquid Glass］でClear(クリア)／Tinted(色合い調整)を選択可能。
• カメラスワイプ無効化：［設定 ＞ カメラ ＞ ロック画面で「スワイプしてカメラを開く」］をオフにできる新オプション。
• Apple Intelligence：繁体字中国語・デンマーク語・オランダ語・ノルウェー語・ポルトガル語（ポルトガル）・スウェーデン語・トルコ語・ベトナム語を追加。
• AirPods Live Translation：日本語・韓国語・イタリア語・中国語（簡体／繁体）に対応。
• Local Capture：［設定 ＞ 一般 ＞ ローカルキャプチャ］に保存先指定と音声のみ録音の新設定を追加。
• iPadOS：Slide Overが限定的ながら復活（1アプリ限定）。
• macOS：MCP（Multi-Agent Control Plane）対応準備、デザイン刷新、AIサービス統合の下地作り。
• 周辺OS（watchOS／tvOS／visionOS／HomePod）：機能は小粒ながら、安定化とバグ修正が中心。

Liquid Glassを“選べる”──Clear／Tintedの新トグル

iOS 26で話題となった「Liquid Glass」デザインに、Clear（クリア）とTinted（色合い調整）を選べるトグルが新登場しました。 設定は ［設定 ＞ 画面表示と明るさ ＞ Liquid Glass］ に追加され、背景の透過度を好みに合わせて調整できます。 Tintedを選ぶと通知やタブバーの背景にやや濃いガラス質感が加わり、視認性が大幅に向上します。

macOSでも ［システム設定 ＞ 外観 ＞ Liquid Glass］ に同等の項目が追加され、透過効果を落としつつも奥行きを保った「Muted」スタイルが選べます。

ロック画面のカメラスワイプ無効化

ロック画面での誤操作対策として、右スワイプによるカメラ起動をオフにできる設定が追加。 操作は ［設定 ＞ カメラ ＞ ロック画面で「スワイプしてカメラを開く」］ から。 これにより、ポケット内での誤起動や意図しない撮影を防ぎやすくなりました。

UIと操作感の細かな整え直し

• 電話アプリ：テンキーがLiquid Glass仕様に。
• 写真アプリ：動画スクラバーが見やすく改良。
• カレンダー：イベントタグがフルカラー化。
• Safari：タブバーがわずかに拡張され、タッチ精度向上。
• ミュージック：再生バーを左右にスワイプして曲送り・戻し可能。

Apple Intelligence：AIの言語拡大とMCPの布石

Apple Intelligenceは対応言語を一気に8つ追加。今後の多地域展開に向けた準備が整いつつあります。 また内部コードでは、デバイス内データとAIエージェントをつなぐ標準インターフェースMCP（Model Context Protocol）の実装準備が確認されました。 このMCPが整えば、Siriや他社AIが安全かつ一貫した方法で端末情報にアクセスできるようになると見られます。

iPadOS 26.1：Slide Overが限定的に復活

マルチタスク機能「Slide Over」が復活しました。ただし26.1では1アプリ限定で、複数スタックは不可。 それでも、ちょっとしたメモやブラウザを呼び出せる軽快さは健在です。 再設計されたStage Managerとの共存も進み、iPadらしい“ながら操作”が戻ってきた印象です。

macOS Tahoe 26.1：AI基盤とデザインの再整備

macOS Tahoe 26.1 RCでは、AI統合のためのMCPコードが実装され、Image PlaygroundでChatGPT以外の外部AIを扱う準備が進んでいます。 さらにデザイン面でも変化があり、Macintosh HDアイコンが再調整され、Apple TVアプリアイコンも刷新。 内部コードからは第2世代Pro Display XDRへの記述も見つかっており、今後のハード展開の布石とも言えそうです。

watchOS／tvOS／visionOS／HomePod：静かな改良

この4つのOSは目立つ新機能は少なく、パフォーマンス改善とセキュリティ強化が中心です。 tvOSでは新しいApple TVアプリアイコンが採用され、ブランド名も「Apple TV+」から「Apple TV」へ変更されました。

セキュリティとRC運用の注意点

• バックグラウンドセキュリティ改善：従来の「迅速なセキュリティ対応（RSR）」に代わり、バックグラウンドで修正を配信する形式へ。
• RC版は正式版と同等：一般公開直前の最終版であり、通常使用も可能。ただし業務機ではバックアップ推奨。
• 18.7.2 RC：旧世代端末へのセキュリティ更新は継続中（ただし最新OSと同等ではない）。

Redditの声

• 「26.1でパフォーマンスがようやく安定した」
• 「4K外部モニター利用時のファン暴走が収まった」
• 「Slide Over復活はうれしいが、1アプリ制限は惜しい」
• 「Tinted Glassが見やすくて快適」
• 「CarPlayの改善は次回に期待」

総評：26.0系で不安定だった部分を磨き直し、デザインと安定性のバランスを整えた“静かな完成版”といえそうです。

まとめ：派手さより「完成度」。RCは総仕上げ

26.1 RC群は、Liquid Glassの視認性改善、誤操作防止、iPadのSlide Over復活、macOSのAI基盤整備など、日常の“使い心地”を丁寧に整えるアップデートです。 見た目よりも使い勝手。Appleらしい静かな磨き上げが進んでいます。正式版はもう目前──あなたはRCを試しますか？

ではまた！

Source: MacRumors, 9to5Mac, AppleInsider, Reddit