
✅ この記事では、Appleが現在テスト中のiOS 26.1の新機能を、最新ベータの内容をもとにわかりやすく整理します。 Apple Intelligenceの対応言語、AirPodsのライブ翻訳、UIの細かな変化など、見逃しがちな改善点を日本ユーザー目線でチェックしていきます。
- 1. アラームとタイマーが“スライドで停止”に進化
- 2. Apple Intelligenceに新しい言語が追加
- 3. AirPodsのライブ翻訳──ついに日本語に対応
- 4. UIの細かな進化──Liquid Glassがじわっと洗練
- 5. Apple MusicとFitnessも地味に便利に
- 6. iPadOS 26.1にも注目──Slide Overが復活
- 7. セキュリティと設定まわりの微調整
- 8. 配信時期:10月末〜11月初旬が有力
- さいごに
どうも、となりです。
iOS 26が正式配信されてから約1か月。いまAppleは、その“初のメジャーアップデート”となるiOS 26.1をベータテスト中です。 今回は新しいSiriこそ登場しないものの、生活の細部に効く改善が数多く見つかっています。
この記事を読むと、iOS 26.1で日常がどう変わるのか、そして日本語対応がどこまで進んでいるのかがわかります。
最新のアップデート内容を整理しています。 ➤ iOS 26.1の詳細を見る
1. アラームとタイマーが“スライドで停止”に進化

まず朝の操作が変わります。これまで「タップで停止」だったアラームが、iOS 26.1では“スライドして停止”方式に変更。 スヌーズはタップでできる一方、完全停止にはスライドが必要になりました。
地味に見えて、誤操作防止にはかなり効果的。寝ぼけてアラームを止めて二度寝……というパターンを防ぐ改善なんです。
2. Apple Intelligenceに新しい言語が追加
iOS 26.1では、Apple Intelligence(AI機能)に8言語が追加されました。
- デンマーク語
- オランダ語
- ノルウェー語
- ポルトガル語(ポルトガル)
- スウェーデン語
- トルコ語
- 中国語(繁体字)
- ベトナム語
なお、日本語は今回の追加対象には含まれていませんが、すでに一部の機能(ライブ翻訳など)は日本語に対応しています。Appleは2026年前半に、Siriの生成AI応答を含む完全な日本語対応を予定しています。今回のアップデートはその準備段階といえそうです。
Apple Intelligenceの仕組みやローカルモデルの配信構成については、iOS 26.1 β2の詳細まとめでも詳しく解説しています。
あわせて読みたい:Appleは同じタイミングで、iOS 26.1でChatGPT専用から“第三者AI”対応へ広げる準備も進めています。Apple Intelligenceの拡張がぐっと現実味を帯びてきました。
3. AirPodsのライブ翻訳──ついに日本語に対応
これは日本ユーザーにとって大きな進歩。 AirPodsのライブ翻訳機能が、iOS 26.1で日本語・韓国語・イタリア語・中国語(繁体字/簡体字)に対応しました。
つまり、AirPods Pro 3などを使えば、海外旅行や英会話アプリなしでもその場で会話翻訳が可能になります。 Apple Intelligenceと連動すれば、今後は「翻訳+意図理解」の精度も上がると見られます。
4. UIの細かな進化──Liquid Glassがじわっと洗練

iOS 26.1では、細部のUIが一段と整理されています。 たとえば:
- 設定アプリ:タイトルが左寄せに統一(Wi-Fiや一般など)
- ホーム画面フォルダ:フォルダ名も左寄せで統一
- 電話アプリ:ダイヤルキーにLiquid Glassデザインを採用
- Safari:タブバー下部のパディング調整で視認性改善
- 写真アプリ:動画スクラブバーやメニュー配置がより直感的に
- 壁紙設定:「ピンチで拡大」などの案内が一瞬だけ表示されるように変更
どれも細かいですが、毎日触るたびに“まとまり”を感じる変更です。 AppleのLiquid Glassデザインは、光の屈折や反射が控えめになり、より落ち着いた印象に近づいています。
このデザインの流れは、Apple TVアプリの新アイコン(Apple TV+→Apple TV)にも表れています。全体で“Liquid Glass”の統一感が増してきました。
5. Apple MusicとFitnessも地味に便利に

音楽アプリでは、プレイヤー画面でスワイプ操作による曲送り・戻しが可能に。 タップエリアを広げず、指の流れで完結するのはありがたい変更です。
さらにフィットネスアプリでは、カスタムワークアウトを自由に作成できるようになりました。 これまでテンプレート中心だった設定が、活動カロリーや時間、強度まで細かく指定可能に。
6. iPadOS 26.1にも注目──Slide Overが復活

iOS 26.1と同時にテストされているiPadOS 26.1では、マルチタスクの象徴ともいえるSlide Over機能が復活。 複数ウィンドウを開いたまま、画面端から別アプリをスライド表示できます。
これは、Mac的なウィンドウ操作とタブレットらしさを共存させるアップデート。 詳しくはこちらの記事でも取り上げています。
7. セキュリティと設定まわりの微調整

「プライバシーとセキュリティ」設定に、新しいトグルが追加されました。 名称は「セキュリティ改善を自動的にインストール」。これは従来のRapid Security Responseを改良したものです。
また、ディスプレイ設定ではiOS 26専用の壁紙が新たに採用され、「ボタン境界線」(Display Borders)というアクセシビリティ項目も追加。 以前の「ボタンの形状」設定が置き換えられ、視認性重視の設計に変わっています。
8. 配信時期:10月末〜11月初旬が有力
iOS 26.1は現在、開発者・パブリックベータ双方で配信中。 スケジュール的には、例年通りなら10月末から11月初旬の正式配信が濃厚です。
今回の内容から判断すると、主目的は「UIの磨き込み」と「AI・翻訳言語の拡充」。 Apple Intelligenceの日本語対応前に環境を整える“助走”のようなリリースになりそうです。
さいごに
iOS 26.1は「派手ではないけど確実に便利になる」アップデート。 特にAirPodsのライブ翻訳やUI統一、Apple Musicの操作性改善など、日常の小さなストレスを取り除く調整が中心です。
Apple Intelligenceの日本語化も、もう一歩。 次のアップデートではいよいよSiriの本格リニューアルが来るかもしれませんね。
ではまた!
Source: MacRumors / 9to5Mac / Apple Beta Program / Apple Developer Docs