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iOS 26.4公開:盗難防止強化や36件の修正、気になる不具合報告まとめ

水色と青のグラデーション背景に、iOSのアイコンを模した角丸の四角形と「26.4」という数字、右下に南京錠のセキュリティアイコンが重ねられたイメージ画像

✅この記事では、iOS 26.4で何が変わったのかを、36件のセキュリティ修正と新機能、そして公開直後の不具合報告まで含めて確認します。

アップデートするか迷っている人ほど、まず見ておきたい内容が多い回です。

 

 

どうも、となりです。

iOSの小数点アップデートは、絵文字や新機能の話が先に目立ちがちです。でも今回は、見た目の話だけで終わらせにくいアップデートでした。Appleは2026年3月25日にiOS 26.4を配信し、iPhone 11以降を対象に広い範囲の修正を入れています。

しかも今回は、盗難デバイスの保護まわりの修正、実際に悪用が確認されていたゼロデイへの対処、DarkSword対策の強化まで重なりました。新機能を楽しむ更新というより、まず土台を締め直す更新として見たほうがしっくりきます。

要点まとめ:楽しい追加より先に、土台の修正が主役

iOS 26.4には新機能もありますが、先に見ておきたいのはやはりセキュリティです。とくに今回は、盗難時の保護を回避されうる穴や、すでに攻撃に使われていた脆弱性まで手当てされています。

  • 2026年3月25日に配信開始。対象はiPhone 11以降と対応iPadです。
  • iPhone向けでは36件のセキュリティ修正が入り、WebKit、カーネル、Mail、Siri、ベースバンドまで広く手が入っています。
  • 盗難デバイスの保護が有効でも、パスコードで生体認証の壁を回避できる問題CVE-2026-28895を修正しました。
  • 実際に悪用が確認されていたメモリ破損の脆弱性CVE-2026-20700にも対処しています。
  • Apple Musicでは「Playlist Playground」近くの「近くのコンサートを探す」を追加。Playlist Playgroundは現時点で日本は対象外です。ほかにも新絵文字、入力精度向上、オフライン音楽認識などが入っています。
  • 盗難デバイスの保護は、iOS 26.4でオプトインではなくデフォルト有効の扱いになりました。
  • 一方で、公開直後の反応ではキーボード改善を歓迎する声がある反面、ProMotionの60Hz固定を訴える声も残っています。
  • 英国では年齢確認が正式導入され、Appleのプライバシー姿勢と各国規制の折り合いも新しい論点になっています。

つまり、iOS 26.4は絵文字追加のような軽い更新に見えて、実際は盗難対策と既知の攻撃への備えが中心です。細かな不具合報告は残っているものの、セキュリティ面を優先するなら入れる意味はかなりはっきりしています。

詳細解説:まず見るべきは36件の修正内容

今回の更新でいちばん重いのは、36件という件数そのものより、直した中身です。Appleのセキュリティ情報では、盗難デバイスの保護が有効でも、物理的に端末へ触れられる状況なら、保護されたアプリに対する生体認証の壁をパスコードで越えられる可能性があったとされています。

ここで直されたのがCVE-2026-28895です。盗難デバイスの保護は「iPhoneを奪われた後の被害を広げにくくする」ための機能なので、その前提が揺らぐ穴だったわけです。目立つ新機能より先に、この修正だけでも更新理由としては十分あります。

もうひとつ見落としにくいのが、CVE-2026-20700への対処です。これは実際に悪用が確認されていたメモリ破損系の脆弱性で、今回のアップデートで塞がれました。脆弱性の名前だけ見ると難しく見えますが、要は「外から仕掛けられた不正な処理で、端末の深いところまで踏み込まれうる穴」が残っていたという話です。

DarkSword対策も同じで、使う側からすると「怪しいサイトに触れただけで危ない状況を少しでも減らす更新」と考えるのが近いです。この攻撃の広がりは、iPhoneハッキングコード流出の話でも触れた通り、古いiOSほど無視しにくいテーマになっていました。

DarkSwordは、公開されたハッキングコードの流れとも結びついて見られていた攻撃です。初見だと名前だけで流しやすいですが、ウェブ経由で深い権限まで踏み込まれるおそれがある話なので、かなり重い部類です。

修正範囲はかなり広く、WebKitではバイパスやコード実行まわりを含む10件以上、さらにカーネル、Siri、Mail、ベースバンドまで対象です。iPhone 16e向けには、ベースバンドのDoS、つまり通信機能を不安定にされるおそれがある問題も直されています。

新機能側では、Apple Musicに「Playlist Playground」「近くのコンサートを探す」を追加しました。前者は説明文からプレイリストを作る機能で、日本は現時点で対象外です。後者は近くのライブ情報を出す機能です。ベータ段階から見えていた追加点は、iOS 26.4新機能10選の時点でもかなり揃っていました。

そのほか、8種類の新絵文字、オフラインでの音楽認識、ビデオポッドキャスト対応、ショートカットの充電上限設定アクション、キーボード入力精度の改善も入っています。日々使う場面に触れる変更が多いので、地味なアップデートではありません。

CarPlayまわりでは、iOS 26.4でAppleが音声ベースの会話アプリ向けカテゴリをCarPlayに追加しました。Claude、Gemini、ChatGPTがそのまま急に使えるようになったというより、各アプリがこの新しい枠に対応して更新すればCarPlayで使える、という整理です。ただし、できるのはハンズフリーでのやり取りまでで、車両制御に踏み込む話ではありません。この線引きはかなり大事で、CarPlayでAIチャットボットが使える話として見ると分かりやすいです。

英国ではさらに別の顔もあります。Online Safety Actに沿う形で、18歳以上向けコンテンツへのアクセス制限を外すための年齢確認が正式導入されました。これは日本向けの変更ではありませんが、Appleが各国の法規制にどう合わせていくのかを考えるうえではかなり気になる材料です。

なお、iOS 26.5ベータの開始日、DarkSwordの背後関係、Apple TVのCarPlay対応時期は、この時点ではまだ固まっていません。ここは線を引いて見たほうがよくて、今わかっているのは26.4で修正と機能追加が入ったところまでです。

 

 

注目したいポイント:守りを強くしたぶん、詰まりやすさも増える

今回のアップデートは防御を強めた一方で、使い勝手の面では引っかかる人も出やすいです。いちばん分かりやすいのが、盗難デバイスの保護がオプトインではなくなった点でした。

これは、設定を触らない人まで含めて守りを底上げするにはかなり筋が通っています。iPhoneの盗難は、機種変更に近い派手な話より、その後にアカウントや支払い情報へ触られる二次被害のほうが厄介だからです。

ただし、使う側では別の摩擦も出ます。盗難デバイスの保護では、特定の操作にパスコードの代わりが使えない場面があります。なので、マスクや汗、外見の変化などでFace IDやTouch IDが通りにくいと、本人でもその場で先へ進めず、少し詰まる感じが出やすいです。守りを厚くしたぶんの裏返しとして、ここは先に知っておいたほうがいいところです。

英国の年齢確認も同じです。子ども向け保護としては納得しやすい一方で、Appleが「どこまで成人確認を担うのか」という別の問いが残ります。プライバシーを前面に出してきた会社だけに、国ごとの規制対応が今後どこまで広がるかは見ておきたいところです。

そして公開直後の不具合報告で目立つのが、ProMotionのスタッターです。iPhone 16 Proなど一部モデルでは、スリープ解除後に60Hzへ固定されたように見えるという声がまだ残っています。ここはAppleが今回のリリースノートで「完全修正」とは書いていないので、直った人と残る人が分かれている段階で受け止めるのが自然です。

海外の反応:歓迎と不満が同じ場所に並ぶ

ひとつは、キーボード改善や電池持ちの変化を素直に喜ぶ声です。もうひとつは、年齢確認やProMotionの不具合のように、「それ便利になったのに別の引っかかりが残っていない?」という反応でした。

キーボード改善は好評
「キーボードが直ったし、バッテリー最大容量が84%でも持ちが素晴らしい」という声があり、入力まわりの改善を体感できた人はかなり前向きです。
年齢確認には戸惑い
「Appleが訪問できるサイトまで指図するのか?VPNすら役に立たないのか?」という反応もあり、英国向けの年齢確認は機能そのものより線引きのほうでざわついています。
保護強化が逆に重い場面も
ワークアウト中でApple Watchがウォーターロック状態なのにApple IDパスワード入力を求められ、電池も減るという不満も出ています。防御と使いやすさの折り合いはまだ荒いです。
ProMotionはまだ終わっていない
「iOS 26.4でもまだProMotionのバグがある。スリープ解除後に60Hzに固定される」という報告もあり、表示の滑らかさは環境差が残っているようです。

となりの見方:今回の反応で面白いのは、セキュリティ更新としては歓迎されやすいのに、毎日触る快適さではまだ不満が残るところです。キーボードや電池持ちが改善した人なら26.4はかなり好印象になりやすいですし、ProMotionの違和感が残る人なら評価は一気に下がります。結局のところ、今回は「入れるかどうか」より「入れたあと何を見るか」が大事な更新だと思います。

ひとこと:ぼくなら先に入れて、そのあと表示まわりを確認します

個人的には、今回はかなり入れやすいアップデートです。理由はシンプルで、盗難対策の修正悪用確認済みの脆弱性への対処が入っているからです。そのうえで、気にしたいのはアップデート後の挙動です。キーボード、Face IDまわり、そしてProMotion対応機を使っているなら画面の滑らかさ。この3つだけでも見ておくと、26.4を入れた意味がかなり分かりやすくなります。新絵文字やApple Musicの追加は、そのあとで楽しめば十分です。

まとめ:iOS 26.4は“新機能回”ではなく“守り直し回”として見るべき

iOS 26.4は、新絵文字やApple Musicの新要素がある一方で、本当の主役は36件の修正でした。盗難デバイスの保護の穴、悪用済みゼロデイ、DarkSword対策まで含めると、後回しにしにくい内容です。

新機能を優先する人でも、今回はセキュリティ更新の価値のほうが前に来ます。もしiPhone 16 Pro系で表示の滑らかさをかなり気にするなら、更新後にProMotionの挙動を少し見る。そこだけ意識しておけば、かなり納得しやすいアップデートです。

見た目は小さな更新でも、中身はかなり重めでした。

ではまた!

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Source: Apple, 9to5Mac