
✅ iOS 26の配信から1か月。次のアップデートとなるiOS 26.1が開発者・パブリックベータ向けに配信されています。 9to5Macによると、このバージョンではデザインの微調整からAIやオーディオ機能の拡張まで、日常的にうれしい変化がまとめて入っているようです。
- 要点まとめ──9to5Macより
- Liquid Glassを“選べる”ように
- 細かいけど気が利く操作改善
- UIとアプリの小さな整え直し
- AIと音まわりの進化
- AirPodsとApple TVもさりげなく更新
- コードが示す“次の準備”
- 日本での配信タイミング
- 派手さよりも“気持ちのいい安定感”
- まとめ:iOS 26の完成度を一段高める仕上げ版
どうも、となりです。
iOS 26では「Liquid Glass」デザインが大きな話題を呼びましたが、「少し見づらい」「透明感が強すぎる」という声もありました。そんな中で登場するiOS 26.1は、“派手な新機能”よりも気持ちよく使える調整を重視したアップデートです。
最新のアップデート内容を整理しています。 ➤ iOS 26.1の詳細を見る
要点まとめ──9to5Macより
- Liquid Glassの透明度を選択可能に(Clear/Tinted)。
- ロック画面のカメラスワイプを無効化する新トグル。
- アラーム画面を刷新し、誤って止めにくい「スライドで停止」に変更。
- Apple TVアプリの新アイコン。ブランド刷新の一環でカラフルなデザインに。
- UI全体の調整:電話アプリのテンキーがLiquid Glass化、写真アプリや設定の文字揃え改善など。
- Musicアプリでは、再生バーの左右スワイプで曲送り・戻しが可能に。
- Apple Intelligenceが8か国語に拡大(繁体字中国語・デンマーク語・オランダ語・ノルウェー語・ポルトガル語・スウェーデン語・トルコ語・ベトナム語)。
- Local Capture機能にゲイン調整・保存先指定・音声のみ記録を追加。
- AirPodsのLive Translationに日本語・韓国語・イタリア語など5言語を追加。
- コード上の新要素:MCP対応でAIの端末横断運用を準備、サード製スマートウォッチとAI統合の記述。
- 配信時期は10月末見込み。
Liquid Glassを“選べる”ように

「透けすぎる」と言われたLiquid Glassデザインに、Clear(透明)とTinted(半透明)の2段階が追加されました。透明感を楽しみたい人も、背景の読みづらさを避けたい人も、それぞれ好みで選べる形です。見た目を崩さず、デザインと実用性のバランスを取る調整になっています。
※設定場所:「設定 > 画面表示と明るさ > Liquid Glass」で透明度を選択可能。
細かいけど気が利く操作改善

ロック画面のカメラスワイプをオフにできるようになりました。ポケットの中で誤起動する心配が減りそうです。
※設定場所:「設定 > カメラ > ロック画面でスワイプしてカメラを開く」をオフにできます。
アラーム画面も一新され、「スライドで停止」に変更。寝ぼけてタップで止めてしまうケースを防ぎやすくなりました。
※従来動作に戻したい場合:「設定 > アクセシビリティ > タッチ > シングルタッチ操作を優先」をオンにすると、スライド操作を単一タップ優先に戻せます。
UIとアプリの小さな整え直し
電話アプリのテンキーや写真アプリのスクラバーがLiquid Glass仕様に統一され、設定の見出しも左揃えに。細かい部分ですが、毎日触れる画面が整うと全体の印象も落ち着きます。Musicアプリでは、再生中バーを左右にスワイプして曲を切り替えられるようになり、通勤中など片手操作のストレスが減りそうです。
AIと音まわりの進化
Apple Intelligenceは対応言語が8つ増え、各国での利用範囲がさらに拡大。Local Captureもより細かく調整できるようになり、録音用途が広がります。ポッドキャストや取材、講義録音などに使う人にはうれしい進化ですね。ベータ段階で見られた内容はこちらの記事で整理しています。
※設定場所:「設定 > 一般 > ローカルキャプチャ」で保存場所や音声のみを保存を選択できます。
AirPodsとApple TVもさりげなく更新

AirPodsのLive Translation機能が日本語・韓国語・イタリア語などに対応し、会話支援としての完成度が上がりました。詳細は別記事でまとめています。また、Apple TVアプリはブランド名が「Apple TV+」から「Apple TV」に変更され、アイコンもカラフルに。この背景についてはこちらで触れています。
コードが示す“次の準備”
iOS 26.1の内部コードには、いくつか興味深い記述も見つかっています。まず、MCP(Multi-Agent Control Plane)に関する記述。これはMac・iPhone・iPadの間でAIを連携させる仕組みの布石とみられます。また、サード製スマートウォッチやAI連携の準備も進んでいるようです。詳しくは分析記事で取り上げました。
日本での配信タイミング
過去の傾向から見ても、AppleのiOS正式版は日本時間の火曜深夜〜水曜未明に配信されることが多いです。ベータから正式版へ移行する際は、ファイル容量も大きくなるので、Wi-Fi環境とバックアップの準備を忘れずに。
派手さよりも“気持ちのいい安定感”
26.1は、機能の追加よりも「使う人の手触りを整える」ことに重点が置かれています。透明度を選べるようにしたり、誤操作を防ぐ工夫を入れたり。こうした細部の改善こそが、長く使う上での心地よさにつながるはずです。大きなサプライズではないけれど、「あ、ここ良くなったな」と感じる箇所が多いアップデートになりそうです。
まとめ:iOS 26の完成度を一段高める仕上げ版
まとめ:iOS 26.1は、見た目の調整と使い勝手の最適化、そしてAIや音の拡張をまとめた“整えるアップデート”です。 Liquid Glassの印象も柔らかくなり、誤操作対策や多言語対応で日常の安心感も向上。大きく変わらないのに、毎日の操作が少し快適になる──そんな“静かな完成版”といえそうです。
ではまた!
Source: 9to5Mac