
✅この記事では、iOS 27とMacのiPhoneミラーリングから見えてきた、噂の折りたたみiPhoneの展開時UIを整理します。
- 要点まとめ:折りたたみiPhoneのUIで分かっていること
- なぜ“出る前”の画面を予習できるのか
- 内側は4:3、外側は2:3。15年ぶりの“横長”
- メモとカレンダーは“2画面”が本領
- Safariはデスクトップ級、ミュージックは外側が窮屈
- まだ見えない部分と、開発者への“地ならし”
- 海外の反応:横長の画面、誰のためか
- ひとこと:いちばん面白いのは端末より“地ならし”
- まとめ:形は見えた、中身はiOS次第
どうも、となりです。
折りたたみiPhoneって、広げたら結局どんな使い心地になるんだろう。噂は何度も流れてきましたが、実物がない以上、ずっと頭の中で想像するしかありませんでした。
ところが今回は、めずらしく手前のところまで姿が見えています。きっかけはMacのiPhoneミラーリングです。Cult of Macのディー・グリフィン・ジョーンズ(D. Griffin Jones)氏が、この画面を噂の折りたたみサイズまで引き伸ばし、実際のアプリがどう並ぶのかを一枚ずつ試しています。あくまでベータと噂の寸法をなぞった予習ですが、横長の画面でアプリがどう振る舞うか、細かいところまで想像できる内容でした。
要点まとめ:折りたたみiPhoneのUIで分かっていること
- macOS 27のiPhoneミラーリングがウインドウのリサイズに対応し、iOS 27ではアプリ自体が任意のサイズに広がる。これを噂の折りたたみ寸法に当てると、展開時の画面を一足先にのぞける
- 噂では展開時の内側画面が4:3でiPad miniに近く、外側は2:3。iPhone 4s以来いちばん背が低くて横に広い比率になるとされる
- メモやカレンダーは「左に一覧・右に中身」の2画面が活きる。Safariはデスクトップ級。一方でミュージックの外側画面はアートワークで下が窮屈になる
- ホーム画面・コントロールセンター・App Storeの他社アプリは、今のベータではリサイズに対応していない
なぜ“出る前”の画面を予習できるのか
仕掛けはシンプルです。これまでMacの中に映すiPhoneミラーリングの窓は、iPhoneと同じ縦長の形に固定されていました。それがmacOS 27(開発コード名Golden Gate)のベータで、iPhoneミラーリングのウインドウを自由なサイズに変えられるようになりました。
iOS 27の側でも、アプリが決まったサイズではなく、与えられた枠に合わせて伸び縮みするように作り直されています。だからミラーリングの窓を噂の折りたたみサイズ、たとえば外側で約3.3×4.7インチ、広げた状態で約6.5×4.7インチ(ちょうどiPad miniくらい)まで引き伸ばすと、まだ存在しない端末の画面を、いまあるiPhoneの中身でなぞれてしまうわけです。
裏付けらしきものも出ています。iOS 27のコードに残る開閉状態(foldState)や開き角度(angleDegrees)という記述、それに内蔵ディスプレイの枚数を数える仕組みが見つかっています。夏のあいだにアプリを更新した開発者は、気づかないうちに、まだ店頭にないハードへの地ならしをしている——そう考えると、今あちこちのアプリが慌ただしく作り直されている動きも納得がいきます。
内側は4:3、外側は2:3。15年ぶりの“横長”
形の話を先にしておくと、ここが折りたたみiPhoneのいちばん変わったところです。噂では、広げた内側の画面が4:3。iPadに近い、少し正方形寄りの比率です。畳んだ外側はその裏返しで2:3、つまり背が低くて横に広い形になります。
外側の2:3というのは、iPhoneとしてはなかなか独特です。2011年のiPhone 4s以来いちばん背が低く幅広い比率で、いまの縦に長いiPhoneに慣れた目には、最初は短く感じるはずです。逆に広げた内側は、片手のiPhoneというより、両手でひざに置くiPad miniに近い感覚になりそうです。冒頭のモックアップの“広げた状態”が、いちばんイメージに近いと思います。
メモとカレンダーは“2画面”が本領

広い画面がいちばん素直に活きるのが、メモやメールのような一覧と中身がある種類のアプリです。左にメモやメールの一覧、右に開いている中身が並びます。たくさん届いたメールをさばいたり、授業のメモを次々めくったりといった作業は、これだけで一段やりやすくなりそうです。
左端のフォルダ一覧は常に出ているわけではなく、サイドバーのボタンを押したときだけ画面に重なって現れる形です。一覧を三列ずっと並べておけるのは大きいiPadだけなので、この端末でも常時三列にはならないでしょう。たしかにこのサイズで三列は窮屈です。
カレンダーは、広げたときの伸びしろが分かりやすいアプリです。畳んだ外側だと月と日の分割表示は縦が足りず、下の一覧に三件ほどしか入りません。ところが広げると、一週間ぶんがまとめて見渡せます。横向きにしたふつうのiPhoneより縦に余裕があるので、iPhoneで週表示が実用になるのはおそらく初めてです。

Safariはデスクトップ級、ミュージックは外側が窮屈

広げたSafariは、もうパソコンのブラウザに近い見え方です。横幅に余裕があるぶん、サイトのナビゲーションバーがフルサイズで出ます。スマホ向けに畳まれた表示ではなく、Macで見るのと同じ並びがそのまま手の中にある感覚です。ここはいちばん「広げてよかった」と感じる場面かもしれません。
もっとも、まだベータらしい粗さもあります。横向きのタブバーを出す設定にしていても、今のところタブバーは出てきません。これも後のベータで直るタイプの粗さでしょう。ブックマークもiPadのようなサイドバーではなく、画面中央にぽんと開く形でした。
逆に、横長がうれしくないアプリもあります。ミュージックの外側画面です。上に出るアートワークが画面の横幅いっぱいに広がるので、その下の曲やコントロールに残るスペースが一気に狭くなります。

ちなみに、広げた状態の再生画面はよくできていて、右側にキューや歌詞、左側に再生コントロールが常に見える形です。同じアプリでも、畳むか広げるかで得意・不得意がはっきり出る、というのが面白いところでした。
まだ見えない部分と、開発者への“地ならし”
もちろん、これで全部が分かったわけではありません。いちばん知りたいホーム画面は、ミラーリングでもサイズが固定されたままで、広げたときにどう並ぶのかは今回も見えませんでした。コントロールセンターも呼び出しはできるものの、元の小さいサイズのまま出てくるので、半分が空いて下が切れてしまいます。このあたりは後のベータで整えてくるはずです。
そしていちばん大事な前提が、広がるのはiOS 27向けに作り直されたアプリだけという点です。App Storeの他社製アプリや、PagesやNumbersのような重めのアプリは、今は元のサイズに固定されています。iOS 27が正式に出るまで、ふだん使うアプリの多くは横長に広がりません。「iPadのアプリが動く端末」ではなく「iPhoneのアプリが広がる端末」だと考えておくと、期待と実物の差が小さくなりそうです。
肝心の本体がいつ出るのかは、まだ噂の範囲です。部品の出荷から今秋9月の発表とする見方もありますが、ヒンジ次第という慎重な声も残っています。形が見えてきたぶん、時期のほうはもう少し待つことになりそうです。
海外の反応:横長の画面、誰のためか
今回の実演そのものへの声に加えて、折りたたみiPhoneの噂を以前から追っているコミュニティの反応も拾いました。
Fun fact, the original iPhone had the same aspect ratio of the rumored iPhone ultra folded
豆知識ですが、初代iPhoneは、噂の折りたたみiPhone Ultraを畳んだときと同じ画面比率だったんですよ。
形は一周して戻ってくるのかもしれません。背の低い横長は新しく見えて、実は初代iPhoneが通った道でもある、という指摘です。言われてみると、最初に短く感じる比率にも、案外すぐ慣れるのかもしれません。
I actually don't mind the wider form factor if it's still pocketable. This might become the ultimate media consumption travel companion on the market.
ポケットに入るなら、横に広い形でも個人的には気になりません。これは持ち歩ける映像視聴のお供として、最高の一台になるかもしれません。
持ち歩く相棒として見ると、横長はむしろ歓迎、という受け止めです。生産性だけでなく、移動中に動画を見る一台としての期待も大きいことが伝わってきます。
This product had me excited until I read it only runs iOS apps.
この製品にワクワクしていました。iOSアプリしか動かないと読むまでは。
動くのはiOSアプリという一点は、やはり引っかかる人がいます。iPad級の作業を思い描いていると、最初に肩透かしを食らう部分で、ここの期待値をどこに置くかで印象が変わりそうです。
I have no idea what I'd use the unfolded big screen for, but the 5,5 screen form factor sounds good. If only they give us that option, I'd finally retire my 13 mini.
広げた大画面を何に使うのか、正直まったく見当がつきません。ただ、5.5インチくらいの形ならいいですね。それを選ばせてくれるなら、ようやく手持ちの13 miniを引退させられるのに。
大画面の使い道が思いつかない、という素直な声もあります。小さいiPhoneを長く使ってきた人ほど、広げる価値より畳んだときの形を見ている、というのは大事な視点だと思います。
ひとこと:いちばん面白いのは端末より“地ならし”
各アプリの見え方も楽しいのですが、いちばん面白いと思ったのは、本体がまだ無いのに、ふだん使うアプリがもう新しい形に合わせて準備されている、というところです。畳んだら短く、広げたら正方形寄り。同じアプリが形によって得意・不得意を変えるのを先に眺められるのは、なかなか他の端末では味わえません。そのうえで自分が気になるのは、やっぱり動くのがiOSアプリだという点で、ここが「ポケットのiPad」と呼べるかどうかの境目になりそうです。
まとめ:形は見えた、中身はiOS次第
いまの時点で言えるのは、折りたたみiPhoneの“見た目の使い心地”は、思っていたよりはっきり想像できる、ということです。メモやカレンダーの2画面、デスクトップ級のSafari、逆に窮屈になるミュージック。広い画面が活きる場面と、そうでもない場面の両方が、実際のアプリで見えてきました。
一方で、ホーム画面の並びや本体の発売時期は、まだ噂とベータの向こう側です。そして広げた一台がどれだけ頼れるかは、どこまでのアプリがiOS 27に合わせて作り直されるかで決まります。形はだいぶ見えてきたので、次はふだん使うアプリがどこまで広がるか。そこが見えてくると、この端末を自分が選ぶかどうかも、もっと落ち着いて考えられそうです。
ではまた!
折りたたみiPhoneを待たなくても、手持ちのiPhoneやiPadを“広げて使う”感覚は今でも作れます。畳んで持ち歩けるキーボードがあれば、カフェや移動中でもメモやメールの作業がぐっと進みます。
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