
✅この記事では、Appleが非公開で開発しているとされる20インチ級の折りたたみiPadについて、製品化が不透明になっている理由と、CEO就任予定とされるジョン・ターナス氏との関係を整理します。
- 要点まとめ:20インチ折りたたみiPadはまだ製品ではない
- 報道内容:20インチの巨大iPadは実在プロジェクトだが未発表
- 本当の壁は、折り目より入力方法かもしれない
- ジョン・ターナス氏がCEO就任予定とされることで優先順位は変わるのか
- 今見るべきは、発売日より「Appleが何をiPadと呼ぶか」
- 海外の反応:20インチの魅力とiPad/Mac問題で割れる
- ひとこと:折りたためることより、折りたたんだあと何をするか
- まとめ:20インチ折りたたみiPadは夢があるが、まだ夢のまま
どうも、となりです。
AppleInsiderが、BloombergのMark Gurman氏のニュースレターをもとに、Appleの20インチ折りたたみiPadが製品化されず、実験的なプロトタイプで終わる可能性を伝えています。
この話で面白いのは、単に「折りたたみiPadが遅れている」では済まないところです。報道では、このプロジェクトは現ハードウェア担当責任者で、9月にCEO就任予定とされるジョン・ターナス氏が優先してきたものだとされています。つまり、Appleの次のハードウェア戦略を読むうえでも、かなり象徴的な噂なんです。
要点まとめ:20インチ折りたたみiPadはまだ製品ではない
- Appleは20インチ級の折りたたみiPadを非公開で開発していると報じられています。
- BloombergのMark Gurman氏によると、製品化されず実験的プロトタイプで終わる可能性があります。
- このプロジェクトは、ハードウェア責任者としてのジョン・ターナス氏が優先してきたものとされています。
- 以前は2028年、その後2029年を目標とする報道がありましたが、2026年3月時点ではリリースされない可能性も出ています。
- 課題は折りたたみ構造だけでなく、20インチの画面でどうタイピングするのかという実用面にもあります。
報道内容:20インチの巨大iPadは実在プロジェクトだが未発表
AppleInsiderによると、BloombergのMark Gurman氏は、折りたたみiPadがApple内部で非公開に開発されている実在のプロジェクトだと伝えています。画面サイズは20インチ級。タブレットとしてはかなり大きく、普通のiPadというより、開くと机に置いて使う大型キャンバスに近い存在です。
一方で、製品化は保証されていません。プロジェクトに関わった複数の人物が、最終的には実験的なプロトタイプとして終わり、実際の発売には至らない可能性があると話しているようです。
時期についても、かなり揺れています。折りたたみiPhoneは2026年後半に登場すると広く見られている一方、折りたたみiPadはかつて2028年が目標とされ、その後2029年に延期されたとの報道がありました。さらに2026年3月の報道では、リリースされない可能性まで出ています。
ここで注意したいのは、開発中止が確定したわけではないことです。元記事も「シュレディンガーのiPad」という表現で、生きているとも終わっているとも言い切れない不確定な状態を強調しています。Appleは未発表プロジェクトを大量に試し、その一部だけを商品として出す会社なので、試作が存在することと発売されることは別の話です。
本当の壁は、折り目より入力方法かもしれない
折りたたみ端末と聞くと、まず気になるのはヒンジ、画面の折り目、耐久性です。20インチ級ならなおさら、折り曲げる部分の強度や、開いたときの平坦さは大きな課題になります。
ただ、今回の報道でより引っかかるのは、構造だけでなくタイピングの実用性が問題として挙がっている点です。20インチの画面を半分に折り、下半分を仮想キーボードのように使うのか。机に広げて別のキーボードを組み合わせるのか。Apple Pencil中心の道具にするのか。ここで製品の性格が大きく変わります。
iPadは、画面を触る道具です。Macは、キーボードとトラックパッドで細かく操作する道具です。20インチの折りたたみiPadは、この2つの境目にかなり近づきます。だからこそ、単に大きいiPadとして出すだけでは、ユーザーが「これはiPadなのか、Macの代わりなのか」と迷ってしまう。
ぼくとしては、この製品が難しい理由はここにあると思います。20インチの大画面は、動画、資料、イラスト、マルチタスクにはかなり魅力的です。でも、大きい画面ほど「見る」だけでなく「入力する」「配置する」「長時間作業する」期待が強くなります。すると、iPadOSのままでどこまで応えられるのか、Mac的な操作をどこまで入れるのかという話から逃げられません。
以前、折りたたみiPhoneを含むAppleの中長期戦略については、Appleが描くiPhone全面変革計画でも整理しました。iPhoneの折りたたみは「ポケットに入る画面を大きくする」方向ですが、iPadの折りたたみは「大きな作業面をどう持ち歩くか」という別の問題になります。
ジョン・ターナス氏がCEO就任予定とされることで優先順位は変わるのか
今回の噂でもうひとつ大きいのが、ジョン・ターナス氏の存在です。AppleInsiderは、Gurman氏の情報として、20インチ折りたたみiPadがターナス氏にとってハードウェア責任者時代の優先事項だったと伝えています。
ただし、仮にCEOとして全体を見る立場になるなら、役割は変わります。ハードウェアの細部に深く入る立場から、会社全体の資源配分、製品ライン、サービス、AI、規制対応、サプライチェーンまで見る立場になる。すると、個人的に思い入れのあるプロジェクトでも、製品としての勝ち筋が弱ければ優先度を下げる判断が出てきます。
Appleがこの製品を出すなら、かなり強い理由が必要です。20インチ級の折りたたみiPadは、普通のiPadより高価で、普通のMacBookより説明が難しく、折りたたみiPhoneより市場が狭くなる可能性があります。だからこそ、「すごい試作品」ではなく「買う理由が一文で伝わる製品」にならないと厳しい。
AirPowerのように、発表後に製品化されなかった例もAppleにはあります。今回の折りたたみiPadはまだ未発表なので状況は違いますが、Appleが「出せるもの」より「出してAppleらしく成立するもの」を選ぶ会社であることは、かなり大事な前提です。
今見るべきは、発売日より「Appleが何をiPadと呼ぶか」
この噂を買い替え判断に直結させるのは、まだ早いです。20インチ折りたたみiPadの発売日や価格、正式仕様はまだ未発表です。現時点で「待つべき」と言える材料はありません。
むしろ見るべきは、Appleが将来のiPadをどこまで広げるのかです。iPadはすでに、動画を見る板、手書きノート、学習端末、クリエイティブ端末、簡易PC的な作業端末という複数の顔を持っています。そこに20インチ級の折りたたみが加わるなら、iPadという名前はさらに広がります。
ただし、名前がiPadでも、使い方がMacに近づきすぎると説明が難しくなります。逆に、Macに寄せずiPadのままなら、20インチの広さをどう活かすのかが問われます。ここはAppleにとってかなり繊細な線引きです。
今の段階では、折りたたみiPadを「出るか出ないか」だけで見るより、Appleが大画面・折りたたみ・入力方法をどう組み合わせようとしているのかを見る話だと思います。製品化されなくても、ここで試したヒンジ、表示、iPadOSの大画面設計、アクセサリの考え方は、別のiPadやMacに流れていく可能性があります。
海外の反応:20インチの魅力とiPad/Mac問題で割れる
元記事と関連スレッドを見ると、反応はかなり分かれています。大画面iPadとして期待する声がある一方で、入力方法やOSの位置づけに引っかかる人も多いです。
A folding iPad makes more sense than the folding phone.
折りたたみiPadのほうが、折りたたみスマホより筋が通っている。
大画面への期待:スマホを折りたたむより、タブレットを折りたたむほうが自然だという見方です。20インチ級なら、折りたたむ理由は「ポケット」ではなく「持ち運べる作業面」になります。
For me, a foldable iPad with (no screen needed on the outside) would be great.
ぼくにとっては、外側画面のない折りたたみiPadならかなり良い。
iPhone Foldとの違い:折りたたみiPhoneでは外側画面の扱いが大きな課題になりますが、iPadなら閉じているときは使わない、という割り切りもできます。ここは大型フォルダブルならではの強みですね。
I don't know why but for me the foldable devices has more sense with this size
なぜかは分からないけれど、自分にはこのサイズのほうが折りたたみ端末として納得できる。
サイズの納得感:小型端末を折りたたむより、大きな画面を必要なときだけ広げるほうが意味を感じやすい、という反応です。折りたたみiPadの価値は、まさにこの「普段は小さく、使うときは広く」にあります。
But are 10" enough for a full size keyboard?
でも、10インチでフルサイズキーボードには足りるのか?
入力への不安:折りたたむと片側はかなり小さくなります。そこにフルサイズのキーボード体験を期待すると、途端に無理が出ます。Appleが仮想キーボードで押し切るのか、外部キーボード前提にするのかで、製品の印象は大きく変わります。
I want to be honest - as long as Apple choses MacOS and iPadOS to be two completely different OS, I wont buy any iPad.
正直に言うと、AppleがmacOSとiPadOSを完全に別のOSとして選び続ける限り、自分はiPadを買わない。
OSの境界線:大画面になるほど、iPadOSとmacOSの違いが目立ちます。20インチ級の折りたたみiPadは、ハードよりもソフトの説明が難しい製品になるかもしれません。
ひとこと:折りたためることより、折りたたんだあと何をするか
20インチ折りたたみiPadは、想像するとかなり楽しい製品です。開けば大きなキャンバス、閉じれば持ち運べる板。Apple Pencilで描く人、資料を並べたい人、動画や写真を大きく見たい人には、刺さる場面がありそうです。
でも、Appleが本当に悩んでいるとすれば、たぶんそこではありません。折りたためる大画面を作るだけなら、試作としては進められる。問題は、その製品を開いた瞬間に、ユーザーが迷わず使い始められるかです。
画面下半分にキーボードを出したとき、腕は疲れないのか。机がない場所で使えるのか。MacBookの代わりと言えるのか。それとも、あくまでiPadの延長なのか。ここを曖昧にしたまま出すと、見た目は未来的でも、日常の道具としては置き場所に困ります。
だからぼくは、このプロジェクトが仮に製品化されなくても、失敗というよりAppleがiPadとMacの境界を測っている段階なのだと思います。折りたたみiPhoneより派手ではないけれど、Appleの次の入力体験を考えるうえでは、むしろこちらのほうが深いテーマかもしれません。
まとめ:20インチ折りたたみiPadは夢があるが、まだ夢のまま
Appleの20インチ折りたたみiPadは、BloombergのMark Gurman氏によって実在する非公開プロジェクトとして報じられています。ただし、製品化は確定しておらず、実験的プロトタイプで終わる可能性もあります。
折りたたみiPhoneが2026年後半に登場すると見られる一方で、折りたたみiPadは2028年、2029年という予測を経て、いまはさらに不透明な状態です。CEO就任予定とされるジョン・ターナス氏のもとで、ハードウェアプロジェクトの優先順位がどう変わるのかも注目点になります。
現時点でこの噂は、買い替え判断よりもAppleの設計思想を見る話です。20インチの大画面を折りたためるとして、それをiPadとしてどう使わせるのか。そこに答えが出ない限り、この製品は「すごい試作品」のまま止まる可能性があります。
ではまた!
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20インチ折りたたみiPadの話で見えてくるのは、結局「大画面をどう入力するか」です。いまMacやiPadを机で使う時間が長い人は、トラックパッドまわりを整えるだけでも作業の感触が変わります。
AmazonSource: AppleInsider / Reddit r/apple / MacRumors Forums