
✅この記事では、2026年の折りたたみスマホ出荷が2割伸びるという見通しと、iPhone Ultraを予約できる時期について整理します。
- 要点まとめ:伸びる市場と、9月では終わらない時計
- 折りたたみだけが伸びる、という見通し
- 9月に発表、それでも予約は10月以降かもしれない
- 1000万台と700〜800万台。同じ週に出た二つの数字
- 待つ側の秋は、どこで動くのか
- 海外の反応:待つのか、18 Proへ流れるのか
- ひとこと:第4四半期が、二回出てきた
- まとめ:9月に確かめるのは、値段より日付
どうも、となりです。
9月に折りたたみiPhoneが出るらしい、という話はもう何か月も続いていて、ここへ来て日付の予想まで並びはじめました。9日にイベント、12日に予約、18日に発売。
ただ、その並びをそのまま自分の予定表へ書き写していいのかというと、少し止まりたくなります。並んでいる日付は、たぶんiPhone 18 Proのものです。折りたたみのほうも同じ日に動くとは、まだ誰も言い切っていません。
MacRumorsが伝えた折りたたみ市場の見通しを読むと、Appleの折りたたみだけ別の時計で動く可能性が、需要の側からも見えてきます。
要点まとめ:伸びる市場と、9月では終わらない時計
- 2026年の世界の折りたたみスマホ出荷は前年比20%増の見込みと、DigiTimesが業界関係者の話として伝えています
- スマホ市場全体はロジックチップの供給が締まり、メモリ価格も上がっていますが、折りたたみだけは拡大が続く見通しです
- 首位はSamsungのまま。Apple、Huaweiなどが伸びを引っ張り、年内でいちばん重い販売期は第4四半期とされます
- Appleは9月にiPhone 18 Proと同じ日に初の折りたたみiPhoneを発表する見込みで、今年およそ1000万台の準備をサプライヤーへ指示したと報じられています
- 一方でミンチー・クオ(Ming-Chi Kuo)氏は、予約開始が2026年第4四半期までずれる可能性を挙げています
折りたたみだけが伸びる、という見通し
スマホが軒並み高くなっている年に、いちばん高い形のスマホが伸びると言われても、最初はぴんと来ません。ぼくも数字を見るまでは半信半疑でした。
DigiTimesが業界関係者の話として伝えたところでは、2026年の世界の折りたたみスマホ出荷は2025年比で20%増になる見込みです。同じ記事は、スマホ市場全体がロジックチップの供給逼迫とメモリ価格の上昇に直面していることも認めたうえで、折りたたみの区分だけは拡大が続くと書いています。Appleが9月の供給不足を自ら警告している年に、この区分だけ別の風が吹いている形です。
伸ばす側として名前が挙がっているのはApple、Huawei、そのほかのブランドで、首位そのものはSamsungが守る見込みとされます。理由として書かれているのが少し意外で、折りたたみの設計の幅が広がったこと、そして8年近い製品開発の積み重ねでブランドも機種の選択肢も増えたこと。つまり「Appleが来るから伸びる」だけの話ではなく、売り場が先に育っていたところへAppleが入る、という順番です。
そしてもうひとつ、記事は年内でいちばん重い販売期を第4四半期だと名指ししています。この時期の指定が、あとでAppleの話とつながります。
9月に発表、それでも予約は10月以降かもしれない
ここで話をAppleの側へ戻します。折りたたみiPhoneは9月にiPhone 18 Proと同じ日に発表される見込み、というところまでは各所の予想が揃っています。問題は、発表の日と、注文ボタンが押せる日が同じとは限らないことです。
クオ氏は7月の時点で、これはiPhone Xのときと同じ形になると見ています。初期生産が伸びていないため、発表は18 Pro/18 Pro Maxと同日でも、予約開始は2026年第4四半期までずれる可能性がある、という読みです。この予測は発売直後に出せるのは50万〜100万台という台数まで踏み込んでいます。
2017年に何が起きたかを並べると、話が具体的になります。
| 2017年に同じ日に発表された機種 | 予約開始 |
|---|---|
| iPhone 8/iPhone 8 Plus | 発表の3日後 |
| iPhone X | 発表の6週間後 |
同じステージで同じ日に紹介された端末でも、片方は週末に予約が始まり、もう片方はひと月半待たされました。クオ氏は今回の想定価格を2,299〜2,499ドルと置いたうえで、予約開始直後に売り切れて納期が4〜6週間以上に伸びる可能性まで書いています。買えるかどうかと、注文できるかどうかは別の話だという前提で読んだほうがよさそうです。
もちろん、これが唯一の見立てというわけではありません。9月の予定は一度も動いていないと主張するリーカーもいて、そちらを信じるなら18 Proと横並びで予約が始まります。どちらに転ぶかは、9月のイベントで案内される日付を見るまで決まりません。
1000万台と700〜800万台。同じ週に出た二つの数字
なぜ予約だけ遅れるのか。台数の話へ移ると、理由の輪郭が見えてきます。7月のはじめ、折りたたみiPhoneの数字が数日違いで二つ出ました。
ひとつはNikkei Asiaが伝えた、Appleがサプライヤーへ今年およそ1000万台の準備を指示したという話。数か月前の見込みだった700〜800万台からの引き上げです。ただし同じ記事には、ヒンジまわりの技術的な問題は片づいたものの、発売直後の初回出荷は少量になる公算が高く、本格的な生産は年末近くまで始まらないだろう、とも書かれていました。
もうひとつがクオ氏の数字で、2026年にサプライヤーから出ていくのはおよそ700〜800万台。同じ時期のiPhone 18 Pro系が合計2,000〜2,200万台と見られているので、桁がひとつ違うわけではないものの、明らかに少ない量です。
並べると食い違って見えますが、数えているものが違います。1000万台は用意しておく数で、700〜800万台は実際に出ていく数。どちらを採っても、年内に店頭へ届く分は多くないという結論は変わりません。去年12月に出ていたIDCの予測でも初年度1000万台という数字が挙がっていたので、上限の見方だけは1年近く動いていないことになります。
待つ側の秋は、どこで動くのか
DigiTimesの記事で、ぼくがいちばん引っかかったのはここでした。Samsungのこれまでの経験では、早い時期の予約キャンペーンが発売直後の販売を押し上げる。けれど市場としてより大きく伸びるのは、複数ブランドの折りたたみが出そろったあとの第4四半期になる、と書かれています。
つまり、市場が本番を迎える時期と、Appleが予約を開けるかもしれない時期が、同じ場所を指しているわけです。ここからは確認できた事実からの解釈になりますが、Appleが市場の山に合わせて予約日を選んだ、という筋ではないと思います。初期生産が伸びない以上、供給が積み上がるまで注文を受けられない。その都合で秋の後半へ寄った結果、たまたま市場の山と重なった。そう読むほうが、両方の記事の書きぶりと矛盾しません。Appleの戦略ではなく、作れる数の話だという理屈です。
値段はどうかというと、クオ氏の想定は2,299〜2,499ドル。Appleが日本で売っているiPhone 17 Proの価格から実効レートを出すと1ドルあたり約177円なので、素直に当てはめれば40万円台の前半から半ばという帯になります。これは噂の段階のドル価格に、現行の日本価格の比率を掛けただけの目安で、日本での実際の値付けはまだどこにも出ていません。1,999ドルという別の予測も同じ夏に出ていたので、幅としてはかなり広いままです。
DigiTimesは、消費者はすでに価格の上昇を織り込んでいて、上げ幅が妥当な範囲に収まれば需要は保たれるだろう、とも書いています。40万円台が妥当な範囲かどうかは、正直なところ人によるとしか言えません。ただ、9月のイベントで金額を見てから第4四半期まで考える時間があるなら、その幅は迷う側にとって悪い話ではないはずです。
海外の反応:待つのか、18 Proへ流れるのか
今回の出荷見通しへの反応と、予約時期の予測が出たときの反応を合わせて拾いました。
Apple foldable definitely will shakeup foldable phone market positively, dynamically and expand the foldable phone uses. So looking forward to Apple foldable!
Appleの折りたたみは、折りたたみスマホ市場をいい意味で、そして力強く揺さぶるはずだ。折りたたみの使い道そのものも広がるだろう。本当に楽しみだ。
市場が広がる側の期待DigiTimesの見通しをそのまま受け取った反応です。使い道が広がる、という言い方に、台数の話とは別の期待が混ざっています。
I might repeat my iPhone 8 purchase by choosing the 18 Pro then.
それなら自分も、iPhone 8を買ったときと同じことをするかもしれない。18 Proを選ぶってことだ。
2017年の繰り返しならiPhone Xの再現になるなら、自分は当時と同じく手前のモデルを選ぶ、という反応です。待たされる側に回るくらいなら9月に決める人は、今回も一定数いそうです。
it won't sell out = most people will not pay over $2000 for a phone.
売り切れなんてしないよ。ほとんどの人は、スマホに2,000ドル超は出さない。
即完売への疑いクオ氏の「予約開始直後に売り切れる」という読みへの、正面からの反論です。台数が少ないから売り切れるのか、値段のせいで売れ残るのか、ここは見方が割れています。
i think a lot of people are gonna finance this thing.
結局これ、分割で買う人がかなり多いと思う。
払い方でならす一括の金額で見れば手が止まる価格でも、月々に割れば話が変わるという受け止めです。「上げ幅が妥当なら需要は保たれる」という見立ては、この払い方まで含んでいるのかもしれません。
Foldables have been around for many years and Apple is still facing production hurdles on their 1st generation one. The mismanagement at Apple continues. I would wait until the 5th generation at this point.
折りたたみはもう何年も前からあるのに、Appleは初代でまだ生産の壁にぶつかっている。Appleの見通しの甘さは相変わらずだ。この状況なら、自分は5世代目まで待つね。
初代を見送る側カテゴリが成熟したという話と、Appleがその成熟した市場へ初代で入るという話は、同じ人の中では簡単に噛み合いません。5世代目という数字はさすがに極端ですが、初代を避ける気持ちの出どころはここにありそうです。
ひとこと:第4四半期が、二回出てきた
20%という数字より、第4四半期という言葉が別々の話から二度出てきたことのほうが、読んでいて手が止まりました。片方は市場がいちばん伸びる時期の話で、もう片方は予約が開くかもしれない時期の話。出どころも書いた人も違うのに、同じ場所を指しています。
狙って合わせたのではなく、作れる数の都合でそこへ寄った結果だと思うのですが、待つ側から見れば理由はどちらでも同じです。9月にステージで見て、そこから少し間が空く。その間に18 Proへ気持ちが動く人もいれば、Pixelの折りたたみやSamsungの新型を触ってみる人もいるはずで、Appleにとっては悪くない期間とも言い切れません。
まとめ:9月に確かめるのは、値段より日付
今年の折りたたみは、逆風の中でも2割伸びる見通し。その伸びが本番を迎えるのは秋の後半で、Appleの折りたたみが注文できるようになる時期も、そこへ重なる可能性があります。
だから9月のイベントで最初に見るべきは、価格でもカメラの構成でもなく、予約開始日が18 Proと同じ日かどうかだと思っています。同じなら、秋の予定はいつもの年と変わりません。別なら、そこからさらに数週間の待ち時間が乗ります。9日、12日、18日という数字が並んでいても、それが折りたたみのものかどうかは、まだ誰も知りません。
ではまた!
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開いて立てて使える、という折りたたみの気持ちよさは、今の端末を机に立てておくだけでも半分くらいは味わえます。1,968円で、畳めばポケットに入る薄さでした。
AmazonSource:MacRumors①、MacRumors②、MacRumors③、DigiTimes、Nikkei Asia、Apple、MacRumors Forums①、MacRumors Forums②、MacRumors Forums③、Reddit①、Reddit②