となりずむ

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Apple、折りたたみiPhoneの増産をサプライヤーに指示。強気の1000万台体制で2026年登場か

暗いシルク調の背景に、デュアルカメラを備えたグラファイト色のiPhoneの背面と、折りたたみ型デバイスの前面が並び、中央に虹色で立体的な「ULTRA」の文字が大きく重なる合成イメージ

✅この記事では、Appleが折りたたみ「iPhone Ultra」を1000万台つくる準備に入ったという噂と、2,500ドルという価格予測について整理します。

どうも、となりです。

折りたたみiPhoneの噂は、ここ数ヶ月ずっと「いつ出るのか」「いくらになるのか」が中心でした。今回9to5Macが伝えた話で新しいのは、そこではありません。Appleがサプライヤーに「折りたたみを1000万台つくる準備をしておいてくれ」と伝えた、という発注の規模の話です。

見出しに並ぶのは2,500ドルという派手な数字のほうですが、個人的に手が止まったのは1000万台という台数でした。数ヶ月前の見積もりから3割ほど積み増しています。初めての折りたたみで、しかも一番高い機種で、この数はけっこう強気です。まずはその台数の話からいきます。

要点まとめ:1000万台発注と2,500ドル予測

  • Nikkei Asiaの供給網取材として、折りたたみiPhoneの発注が700万〜800万台から約1000万台へ引き上げられたという報道です
  • 2026年下半期に出す新型のうち7000万台がiPhone 18 Pro/Pro Max、年間の総発注は2億2000万台に達する見込みです
  • メモリ不足のなか、AppleはiPhone 18プレミアム系にiPhone 17と共通の部品を予約するよう求めたといいます
  • 折りたたみ「iPhone Ultra」の価格はIDCの予測で平均2,500ドル、上位構成で最大3,000ドル。日本だと40万円台前半〜49万円ほどの目安です
  • 発表は9月、折りたたみはProより少し後の見込み。標準のiPhone 17は春まで残り、寿命が約18ヶ月へ延びる見通しです
派手なのは2,500ドルという価格ですが、今回の新情報は発注を1000万台へ引き上げた規模のほうです。ただ発注数は販売の自信そのものとは限らず、9月の発表で輪郭が見えてきます。

 

1000万台という数字が、話の性格を変えた

この台数、どこから出てきたのか。もとは日本経済新聞系のNikkei Asiaが、供給網の関係者に取材して伝えた数字です。Appleはサプライヤーへ、今年つくる折りたたみiPhoneを約1000万台に引き上げるよう伝えました。少し前まで出ていた見積もりは700万〜800万台でしたから、そこから3割ほど上振れした形です。

台数が増えただけ、と言えばそれまでなのですが、初代の折りたたみでこの数というのが引っかかります。折りたたみスマホは、世界全体で見るとまだかなり小さい市場です。そこへ、いきなり一番高い機種を1000万台の規模で用意する。数字だけを見れば、Appleは「実験の一台」ではなく「売れる新カテゴリ」として構えているように映ります。

ただ、ここは温度を一段だけ下げておきたいところです。サプライヤーへの発注数は、そのまま「これだけ売れる」という自信の数字とは限りません。部品を先に押さえておくための、多めの枠取りということもあります。実際、同じ報道の中でAppleは別のサプライヤーに「新型iPhoneは最大8500万台」という上限寄りの見込みも伝えていて、こちらも「最大」の話です。1000万台を強気と読むのは自然ですが、強気イコール販売の確約ではない、という理屈は残しておきたいです。どちらだったのかは、9月の発表と、その後の在庫の動きで見えてきます。

メモリ不足のさなかに、あえて部品を先取りしている

この規模の話がおもしろいのは、いまが半導体、とくにメモリが足りていない時期だからです。MacやiPad、Vision Proが国内で値上げされた流れも、もとをたどればこのメモリ高騰が背景にあります。部品が取り合いになっている場面で、Appleはむしろ前のめりに確保へ動いている、というのが今回のもう一つの読みどころです。

部品の押さえ方にも、その前のめりが出ています。Nikkei Asiaによれば、AppleはサプライヤーへiPhone 18のプレミアム系でiPhone 17シリーズと共通の部品を予約しておくよう指示したと伝えています。世代をまたいで部材を使い回せるようにして、供給を落とさない狙いです。全体像を並べると、下半期に出す新型のうち7000万台がiPhone 18 ProとiPhone 18 Pro Max、新型の追加分を足した2026年の総発注は2億2000万台に達する見込みです。調査会社IDCは、2026年にAppleが2億4000万台近くを出荷すると予測しています。

折りたたみの1000万台は、この大きな数の中の一部です。全体が2億台を超える規模で回っているなかで、初代の折りたたみに1000万台を割く。品薄のときほど、どこに部材を回すかで優先順位がはっきり出ます。折りたたみが「その他大勢」ではなく、Proと並ぶ主役側に置かれている、という受け取り方はできそうです。

2,500ドルは、日本だといくらになりそうか

では、肝心の値段です。予測を出しているのは調査会社のIDCで、9to5Macが伝えたところでは、iPhone Ultraの平均販売価格が2,500ドル、ストレージの大きい構成だと最大3,000ドルになる可能性がある、という見込みです。生産数がNikkeiの供給網取材なのに対して、価格はアナリストの予測ですから、そこは強さが違います。

それでも、日本での目安は立てられます。いま日本で一番高いiPhone(iPhone 17 Pro)がおよそ18万円、アメリカだと1,099ドル。ここから逆算すると、実勢は1ドル160円ちょっとです。これを当てると、2,500ドルは40万円台前半、3,000ドルなら49万円ほど折りたたみに大幅な値上げが噂されている流れとあわせて見ると、40万円前後という数字は決して大げさな換算ではありません。

気をつけたいのは、元がドルの予測なので、円の目安もその不確かさを引き継ぐという点です。おまけに、円安が進む局面では、Appleが米国の上げ幅より大きく日本価格を動かしてきた例もあります。現行のiPhoneは今のところ据え置きですが、次のモデルで同じ値段に戻る保証はありません。40万円という数字は、多くの人にとって「その気になれば買える」より「見て楽しむ側」に近いはずで、私自身もまずは眺める側だな、と正直思いました。

9月発表、折りたたみは少し後。iPhone 17は長生きする

時期の話も添えておきます。Appleは9月に、iPhone 18 Pro、iPhone 18 Pro Max、そして折りたたみのiPhone Ultraを発表する見込みです。ただ折りたたみは、Proより少し遅れて発売される可能性があるとされ、それでも年内には届くだろう、という見立てです。9月発表をサプライヤーの部品出荷が裏づけるという話とも、方向はそろっています。

もう一つ、派手さはないものの後々の影響が大きいのが標準モデルの扱いです。標準のiPhone 17は、来年の春までiPhone 18へ置き換わらない見込みで、そうなると普段は12ヶ月ほどの寿命が、18ヶ月くらいまで延びることになります。今年の秋に前に出るのはProと折りたたみで、標準機はもう少し長く現役、という並びです。いま17を使っている人からすると、慌てて買い替えを考える時期ではない、という話でもあります。

海外の反応:2,500ドルと「本当に売れるのか」

反応は、今回の発注数そのものより、その先にある2,500ドルという価格と、「折りたたみは本当に売れるのか」に集まっています。強気の数字に対して、冷静な声とワクワクした声が同居していました。

Folding phones are like 1-2% of the total phone market, and competitors have had products out for 7-8 years at this point, what's the market they are chasing here?

折りたたみはスマホ市場全体の1〜2%くらいだし、競合はもう7〜8年も製品を出している。いったいどんな市場を狙っているんだ?

epox999 / MacRumors(2026年4月10日)

市場そのものへの疑問です。1000万台という数字が強気に見えるのは、裏を返せば「そんなに需要があるのか」という問いと背中合わせだからです。1000万台が枠取りなのか実需なのか、という私の引っかかりと、ちょうど同じ場所を突いています。

I feel like the folding iPhone will end up like the Vision Pro - DOA. You can't expect people to pay MacBook Pro prices for a phone.

折りたたみiPhoneも、結局Vision Proと同じでDOA(発売した時点で終わっている)になる気がする。スマホにMacBook Pro並みの金額を払えなんて、無理な話だよ。

yuvaldv1 / MacRumors(2026年6月26日)

価格の壁を指しています。MacBook Proの値段でスマホを、という言い方は大げさに聞こえますが、40万円という換算を思い出すと笑えません。高くて話題になったVision Proを引き合いに出すあたりに、Appleの高額な新カテゴリを一度見てきた人の警戒がにじみます。

One magic word: Apple. It will sell. Because it is Apple.

魔法の言葉がひとつ。「Apple」。売れるさ。だってAppleだから。

Kriss_De_Valnor / MacRumors(2026年4月10日)

それでも売れる、という側です。短い一言ですが、Appleが1000万台という数字を置ける自信の源が、まさにこれだと思います。価格が高くても、ロゴひとつで一定数は動く。強気の発注を支えているのは、この感覚のほうかもしれません。

By contrast the fold to tablet ones seem to have gotten more delicate over time with their Apple-like push to be as thin (and as expensive) as possible.

逆に、開くとタブレットになるタイプは、Appleみたいに薄さ(と高さ)を突き詰めるほど、だんだん壊れやすくなっているように見える。

MartiNZ / MacRumors(2026年4月10日)

薄さと耐久のせめぎ合いを突いています。実際に折りたたみを長く使ってきた人の言葉で、薄く高くするほど壊れやすくなる、という指摘です。台数や価格の派手さとは別に、初代でここをどう仕上げてくるかが、結局いちばん見られる部分になりそうです。

ひとこと:1000万台ににじむ本気度

数字を並べていて、いちばん引っかかったのは価格ではなく「1000万台」でした。品薄で部材を取り合っている時期に、初めての、しかも一番高い機種へこれだけの枠を割く。ここにAppleの本気度が出ていると思う一方で、その本気が「売れる確信」なのか「落とさないための保険」なのかは、まだ分けきれません。強気の数字ほど、両方の意味で読めてしまいます。

まとめ:強気の1000万台は実需か保険か

確かめられるのは、Nikkei Asiaの供給網取材として、折りたたみの発注が700万〜800万台から約1000万台へ引き上げられたこと。価格の2,500ドル(日本だと40万円台前半の目安)はIDCの予測で、生産数とは強さが違うこと。発表は9月で、折りたたみはそれより少し後、標準のiPhone 17は春まで現役という並びです。

台数と価格のどちらも派手ですが、今回いちばんの中身は、メモリ不足のさなかにAppleが折りたたみへ大きな枠を確保しにいった、という一点だと思います。それが実需の読みだったのかは、9月にProや折りたたみが実際にどう並べられ、いくらで置かれるかで、輪郭がはっきりしてきます。40万円という数字を前に、大半の私たちはまず眺める側ですが、その眺める価値がある一台にはなりそうです。

ではまた!

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折りたたみのような大物の登場を待つあいだも、いま使っているiPhoneの置き場所は毎日のことです。Qi2対応でマグネットにぴたっと吸い付き、机の上でそのまま充電しながら画面を見られます。

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Source:9to5MacNikkei AsiaApple(日本)MacRumors①MacRumors②MacRumors③MacRumors④