t0nAr1sm

Appleを理解して翻訳する。それが「となりずむ」

Mac版EdgeのCPU100%問題を緊急修正。2ヶ月前の警告はなぜ届かなかったか

macOS版Microsoft Edgeの新規タブ画面。中央にEdgeのロゴマークと検索バーが表示されており、背景には青と緑のグラデーションが施されている

✅この記事では、macOS版Microsoft Edgeで起きていた「CPUが1コアだけ100%に張り付く」不具合と、2月5日の修正版で何が変わったのかを押さえます。

結論はシンプルで、心当たりがあるならEdgeを144.0.3719.115以降に更新するのが最優先です。

3秒で確認:まずはmacOSの「アクティビティモニタ」を開き、「Microsoft Edge」「Microsoft Edge Helper」(Renderer/GPUなどが付くことがあります)の%CPUが100%前後で張り付いている状態を「異常」と考えてOKです(数十秒以上続くなら要注意)。

  • アプリ:アクティビティモニタ → 上部の検索で「Edge」と入力
  • 見る場所:%CPU 列で、Edge関連プロセスが100%前後の高止まりになっていないか
  • 次の一手:高止まりが続くなら、まずEdgeのバージョンを144.0.3719.115以上にして変化を見る

※「%CPU」列が表示されていない場合は、列見出し(「メモリ」「スレッド」など)の上で右クリック(または control+クリック)し、表示されるメニューから「%CPU」にチェックを入れてください。

www.microsoft.com

どうも、となりです。

「最近Macがやたら熱い」「ファンが回りっぱなし」「バッテリーが急に減る」──こういう体感って、ハードの寿命が心配になりますよね。

でも今回の件は、Mac自体というより、macOS版Microsoft Edgeの不具合が原因だった可能性が高い話です。しかも、最新世代のAppleシリコンでも普通に“悲鳴”が出るタイプのやつです。

要点まとめ:Edgeの“爆熱”はアップデートで止められる

ポイントは、Edgeが1コアを全力で使い続ける状態になっていたことです。ここが直るだけで、熱・ファン・電池の不満がまとめて軽くなる可能性があります。

  • 2026年2月5日に、Edge安定版144.0.3719.115が配信
  • macOSで1つのCPUコアを完全に占有してしまう不具合が修正された
  • 体感としては、異常発熱/ファン回転数の上昇/バッテリー持ちの急悪化につながりやすい
  • テスト段階でRedditの報告があったのに、安定版まで持ち越されたとされる
  • 軽い操作でも高負荷になる報告があり、M4世代のMacBook Proでも話題になった

詳細解説:144.0.3719.115で何が直った?

Microsoftのリリースノートでは、今回のアップデートに「macOSで特定条件下、Microsoft Edgeが1つのCPUコアを完全に使い切ってしまう問題」を修正した、と明記されています。

ここが怖いのは、ブラウザって“開きっぱなし”になりやすいことです。タブをいくつか開いて、いつもの作業をしているだけなのに、裏側で100%張り付きが起きていたら、Macはずっと熱を抱え続けます。

結果として、次のような連鎖になりやすいです。

  • CPU負荷が落ちない → 本体温度が上がり続ける
  • 温度が上がる → ファン搭載機は回転数が上がり、ファンレス機は手で触って分かる熱さになりやすい
  • 消費電力が増える → バッテリーの減りが目に見えて早くなる

「最近バッテリーが弱くなった気がする」も、原因がソフト側だと体感だけで判断しにくいんですよね。この話はiPhone寄りですが、バッテリーの劣化と“熱”の関係は共通点が多いので、iPhoneのバッテリー最大容量の考え方もセットで触っておくと、何を疑うべきかが整理しやすいです。

確認のしかた:Edgeの「設定」→「Microsoft Edgeについて」で、バージョンが144.0.3719.115以上か確認します。もし更新が残っているなら、まずは当てるのが先です。

そして念のため、macOSの「アクティビティモニタ」でEdge関連プロセス(タブや拡張機能のプロセスを含む)が高止まりしていないかを見ておくと安心です。アップデート後に落ち着くなら、今回の不具合に引っ張られていた可能性が高いです。

技術コメント(制約提示型):ブラウザが1コアを100%に張り付ける状態だと、熱と電力の“逃げ場”がなくなります。Appleシリコンは高性能コアと高効率コアを使い分けて省電力を稼ぎますが、どれか1コアが張り付くと「休む」タイミングが作れず、消費電力が下がりにくくなります。負荷が瞬間的なら吸収できますが、張り付きは「ずっと煮え続ける」形になるので、ファンの有無に関係なく体感が悪化しやすいです。

注目したいポイント:なぜ“致命的な不具合”が2ヶ月も残ったのか

NeoWinやIT之家のまとめでは、テスト段階(Canaryなど)でRedditユーザーが早い時点から「何もしていないのにCPUが張り付く」と報告していたのに、修正が間に合わず安定版まで持ち越された、という見立てになっています。

もう1つ気になるのが、直近の更新が企業向け機能(管理や互換性、WebGLバックエンドの変更など)に寄っていた点です。もちろん企業向けが悪いわけではないんですが、日常で使うブラウザが“熱くて電池が減る”のは、一般利用ではかなりのストレスですよね。

可能性としては、機能追加の優先度が高い時期に、macOS固有の負荷問題が後回しになった、という構図も考えられます。ただしこれは推測で、具体的な内部事情は公開されていません。

一方で、背景はもう少し複雑な可能性もあります。Edgeのリリースノートは非セキュリティ更新とセキュリティ更新が別枠で整理されていたり、安定版は段階的に配信されたりするため、修正の「見え方」が分かれやすい面があります。

さらに、macOS側の更新(OS 26を含む環境差)やChromium側の変更が重なると、「特定条件下」でしか再現しない負荷問題は切り分けが難しくなります。結果として、現象の再現性や優先順位の判断に時間がかかった、という見方も成り立ちます。

とはいえ、最新のAppleシリコンでも、ソフトの不具合次第で簡単に体験が崩れるのは事実です。この意味では「熱をさばける余裕」が体験の差になる流れとも重なります。たとえばローカルAIのように負荷が長く続く使い方では、M4 Mac miniのように熱とメモリの余裕が注目されやすいのも、同じ方向の話だと思います。

Redditの反応:静かになった人と、信頼が揺れた人

Redditでは、議論の軸がだいたい「熱・バッテリーの体感」と「対応の遅さ」に集まっていました。

2ヶ月前に気づいていた人

Canary版で何もしていないのにCPUが100%に張り付く。フィードバックを送っても反応がない。これ、安定版まで残るんじゃないか?という不安。

ファンレス機での不安

M3 MacBook Airが突然熱くなって不安になった。原因はEdgeのヘルパープロセスで、閉じるまでバッテリーの減りが止まらない、という声。

アップデート後に落ち着いた人

.115を当てたら嘘みたいに静かになった。Macが壊れたのかと修理を迷っていた。対応が遅すぎる、という不満。

最新チップでも無理だった

最新のM4でも、単核100%の張り付きは力技でどうにもならない。ブラウジングだけでファンが回るのはつらい、という感想。

となりの見方:ぼくは今回、「Macが悪い」より「ブラウザは生活インフラ」だなと思いました。毎日開くものが熱と電池を持っていくと、地味に消耗します。あなたは、まずアップデートで落ち着きましたか? それとも別ブラウザに逃げたくなりましたか?

ひとこと:困ってるなら、まず“更新して様子見”が一番ラク

こういう不具合って、原因が分かるまでがしんどいですよね。もし心当たりがあるなら、最初にやるべきはEdgeを144.0.3719.115以上にすることです。

それでも熱さや電池減りが変わらないなら、拡張機能や特定タブの影響、別アプリの常駐なども疑う余地があります。Mac全体の熱設計の話まで飛ぶ前に、「まず今の負荷を落とす」を優先するほうが安心です。熱のテーマ自体はMac側の進化とも絡むので、関連する流れとしてM5 MacBook Airの熱設計の話題ともつながります。

ただし、この手の「熱い・電池が減る」は、ハードの世代というよりソフトの不具合で起きるケースが普通にあります。M4やM5のような世代の話が出てきても、今回の中心はあくまでEdge 144系の修正で、Macが古いから熱いという話ではありません。

まとめ:Edgeが原因なら、体験はアップデートで戻せる

  • Edge安定版144.0.3719.115で、macOSの「1コア100%張り付き」問題が修正された
  • 異常発熱/ファン増加/バッテリー悪化につながりやすいタイプの不具合だった
  • まずはバージョン確認→更新→アクティビティモニタで負荷が落ちたかを見るのが確実
  • 最新チップでもソフトの不具合で体験は崩れるので、原因切り分けが大事

“Macが壊れたかも”の前に、まずはブラウザを疑う。今回の件は、そこを思い出させてくれるニュースでした。

ではまた!

Source: Microsoft Learn, NeoWin, IT之家, Reddit