
✅ この記事では、「Apple Watch SE 3」で新たに加わった注目の機能を整理し、予算重視のユーザーにとってどんな価値があるのかを解説します。
- 1. Always-Onディスプレイを搭載
- 2. 高速充電に対応
- 3. 5G通信をサポート(セルラーモデル)
- 4. watchOSジェスチャー操作
- 5. 通話の音声をクリアにするVoice Isolation
- 6. 睡眠中の手首温度トラッキング
- 7. スピーカーでのメディア再生
- 8. 内蔵ストレージが64GBに倍増
- 9. 価格据え置き
- 日本向けの注意点
- まとめ
どうも、となりです。
Apple Watch SEシリーズは「手ごろな価格でApple Watch体験を」という立ち位置で支持を集めてきましたが、正直これまでは「安いけど物足りない」と感じる人も少なくありませんでした。今回のSE 3では、そんな声に応える形で多くの機能が追加されています。では、どんな進化を遂げたのか順番に見ていきましょう。
1. Always-Onディスプレイを搭載
最大の進化は常時点灯ディスプレイ(Always-On Display)が追加されたことです。従来のSEでは画面がオフになると、ただの黒い板に見えてしまうのが大きな不満点でした。SE 3では常に時刻やコンプリケーションを表示できるので、腕を上げなくても一目で確認できます。
ただし、輝度はシリーズ11の2000ニトに比べて1000ニトまでに抑えられており、最新のLTPO3 OLEDではなく従来型のLTPO OLEDが採用されています。それでも「SEにAODがない問題」はようやく解消されました。
2. 高速充電に対応
バッテリー駆動時間は従来と同じ18時間とされていますが、急速充電に対応したことで使い勝手が大きく改善しました。20W以上のアダプタを使用すれば、15分で約8時間の使用分を充電できるため、出かける前や睡眠トラッキング前にサッと充電しておけます。
さらに低電力モードでは最大32時間の使用が可能とされ、SEシリーズでも安心して一日を過ごせる設計になっています。充電環境の工夫についてはApple Watchが遅い充電器を警告する新機能とも関連しているので、合わせてチェックすると役立ちます。
3. 5G通信をサポート(セルラーモデル)
セルラーモデルでは5G通信に対応しました。従来のLTEモデルと違い、音楽ストリーミングやアプリのダウンロードがより快適になります。iPhoneを持たずにランニングへ出かけても、ストレスなく利用できるのは大きなメリットです。
4. watchOSジェスチャー操作
新たに搭載されたS10チップにより、最新のリストジェスチャーやダブルタップ操作に対応しました。手首を軽く振るだけでアラームをスヌーズしたり通知を消したりでき、画面に触れずに操作できるのは直感的です。
ダブルタップはすでにシリーズ9から搭載されていましたが、SE 3でも利用可能になり、通話応答やメッセージの確認がさらに簡単になりました。
5. 通話の音声をクリアにするVoice Isolation
通話時に周囲の雑音を抑えるVoice Isolationが使えるようになりました。街中やカフェなど騒がしい環境でも、相手に自分の声をよりはっきりと届けられるのは日常的に便利です。
6. 睡眠中の手首温度トラッキング
シリーズ8以降で導入されていた手首温度の測定にSE 3も対応しました。就寝中の温度変化を記録することで、生理周期や排卵日の予測など健康管理に役立ちます。
さらに新たに加わった機能として、睡眠時無呼吸の兆候を通知する仕組みも利用可能です。健康管理を重視するユーザーには大きな安心材料となります。
7. スピーカーでのメディア再生
これまでのSEではスピーカーは通話や通知音に限られていましたが、SE 3では音楽やポッドキャストをスピーカーで直接再生できるようになりました。もちろん音質は限界がありますが、ちょっとした再生なら十分に活用できます。
8. 内蔵ストレージが64GBに倍増
従来の32GBから64GBに容量アップ。Apple MusicやSpotifyの曲をより多く保存でき、オフライン再生が快適になります。アプリやデータをため込みたい人にとっても安心です。
9. 価格据え置き
これだけのアップデートをしながら、価格は据え置きの249ドルから。日本での販売価格は円換算で変動しますが、Apple Watchを初めて試したい人や、コストを抑えたい人にとっては非常に魅力的です。
日本向けの注意点
Apple公式の仕様ページによれば、日本版のApple Watch SE 3も5G対応セルラーモデルをラインナップしています。ただし5G周波数帯はキャリアごとに制限があるため、利用環境によってはLTE接続になる場合もあります。
心電図(ECG)、血中酸素濃度測定、高血圧通知機能は引き続き非対応です。これらはSeriesやUltraモデルとの差別化ポイントとして残されています。
SE 3の常時点灯ディスプレイは便利ですが、明るさや表示性能は上位機種に劣るため、炎天下での視認性は比較してチェックしたほうがよいでしょう。
まとめ
Apple Watch SE 3は「最低限あればいい」を大きく上回るアップデートを実現しました。Always-Onディスプレイ、急速充電、5G対応など日常的に便利な機能が盛り込まれ、価格は据え置き。高機能を求めるならSeries 11やUltra 3に軍配が上がりますが、コスパ重視ならSE 3はかなり“買い”な選択肢です。
ではまた!