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Apple StoreアプリがLiquid Glass対応に──タブバー刷新で見えてきた「統一デザイン」の現在地

Liquid Glassデザインに刷新されたApple Storeアプリのアイコン。青いグラデーション背景の上に、ガラスのような光沢のあるショッピングバッグとAppleロゴが浮かんでいる様子

✅ この記事では、Apple純正の「Apple Store」アプリが新デザインLiquid Glassに対応した最新アップデート(バージョン6.6)の内容と、その意味を整理します。

どうも、となりです。

iOS 26の登場以降、ホーム画面や純正アプリの多くがLiquid Glassデザインに置き換わってきましたよね。ただ、その“本丸”とも言えるApple純正アプリの中でも、Apple Storeだけはなかなか大きく変わっていませんでした。そこに今回のアップデートでようやくメスが入り、「Apple StoreもLiquid Glassの仲間入りをした」という流れです。

買い物アプリは、Apple製品との最初の接点になることも多い場所です。ここがどう変わるかは、「Liquid Glassって結局いいの?」を判断する一つの物差しにもなってきます。

Apple Storeアプリv6.6アップデートの要点

  • 2025年11月13日(木)現地時間/14日(金)日本時間、iOS版「Apple Store」アプリがバージョン6.6にアップデート。
  • アプリアイコンがLiquid Glass風の光沢・奥行きのあるデザインに刷新。
  • 画面下部のタブバーがLiquid Glass対応に。「For You」「製品」「学ぶ」「バッグ」の4タブ+検索ボタンが“ガラスの板”のような見た目になった。
  • ボタンやメニューなど、アプリ全体のUIパーツも段階的にLiquid Glassテイストへと寄せられている。
  • リリースノートは「各種改善およびパフォーマンスの向上」とだけ記載で、Liquid Glassへの対応は明示されていない。
  • これにより、Apple StoreアプリはTestFlightやShazamなど、すでにLiquid Glass対応している純正アプリの仲間入りを果たした形になる。

Liquid Glass対応の中身:どこが変わった?

Liquid Glassデザインのタブバーが表示されたApple Storeアプリ画面。中央にオレンジ色のiPhoneが見え、その手前に丸みのある透明パネル上で「For You」「製品」「学ぶ」「バッグ」「検索」の各アイコンが並んでいる様子

アイコンとタブバーが“ガラスの板”に

まず一番目立つのがアプリアイコンです。白地にショッピングバッグが描かれていた従来のアイコンから、iOS 26世代のLiquid Glassアイコンと同じく、ガラス越しに光が回り込むような立体的な見た目に変わりました。ホーム画面で見たとき、他のLiquid Glass対応アイコンときちんと並びがそろうようになった印象です。

アプリを開くと、画面下部のタブバーもLiquid Glass化されています。「For You」「製品」「学ぶ」「バッグ」の4つのタブが一枚のガラス板の上に乗っているような見た目で、中央に丸い検索ボタンが配置される構成です。iOS 26世代のデザインガイドラインに合わせて、「ガラスの板の上でコンテンツを切り替える」印象に寄せている感じですね。

ボタン・メニューもじわじわLiquid Glassへ

9to5Macのレビューによると、Liquid Glassの見た目はタブバーに限らず、アプリ内のさまざまなUI部品にも広がっています。ボタンやメニュー、カードUIなどにガラス越しの光沢や屈折表現が追加され、従来よりも「Apple公式アプリらしい統一感」が出るよう調整されています。

とはいえ、アプリ全体が一気に作り直されたというよりは、「まずは土台と目立つ部分からLiquid Glassに差し替えた」という段階に見えます。以前からのApple Storeアプリに慣れている人でも、違和感なく使い続けられる範囲に抑えている印象です。

Redditでの反応:コンセプトは好評、実装にはツッコミ多数

今回も海外ではRedditでさっそく盛り上がっていました。雰囲気をかんたんにまとめると、だいたい次のような空気です。

  • 「これでようやく眠れる」「Liquid Glass対応を待ってた」という、ちょっとしたお祭りコメント。
  • 「Liquid Glassのコンセプト自体は業界で一番好き。でも、Appleの実装がまだうまく噛み合っていない」という評価。
  • 「下側のレイアウトが妙に間延びして見える」「英語以外の言語だとタブのラベルや位置が微妙」といった指摘。
  • 「小さい画面のiPhoneではサイズが破綻している」「もっと丁寧にテストしてほしい」という、実用面での不満の声。
  • 一方で、「ボタン同士が水滴みたいにくっつくアニメーションが仕込まれていて、ちゃんと面白い仕事もしている」とポジティブに受け止めるコメントも。
  • 「Apple、自社アプリをLiquid Glassに対応させるのにさえ時間がかかっている」「社内チームもWWDCで初めて知ったのでは」という、Appleの“超秘密主義”をからかう声も目立ちました。

ざっくり言えば、「Liquid Glassというアイデアは好き。でも、Apple自身がまだ使いこなせていないのでは?」というモヤモヤが滲んでいる感じですね。

 

 

注目したいポイント

1. 純正アプリの“Liquid Glass対応マップ”の一ピース

すでにiOS 26では、設定・電話・天気など多くの標準アプリがLiquid Glass化され、さらにTestFlightなど一部の開発者向けアプリも同じデザインに移行してきました。Apple Storeアプリが対応したことで、「ユーザーが日常的に触る純正アプリは、順番にLiquid Glassへ」という流れがよりはっきりしてきたと言えます。

Apple TVやApple Watchといった周辺デバイス向けOSでもLiquid Glassが広がっているので、Appleとしては「どの画面にいても同じ“光の手触り”で体験をつなぐ」ことを狙っているように見えます。Apple Storeアプリはその中で、「製品を選ぶ場所」としての入り口を担う存在になっていきそうです。

2. 言語・画面サイズへの最適化はまだこれから

Redditでは、「英語以外の言語だとタブのラベルが長くなって不格好になる」「小さなiPhoneでのサイズ感がおかしい」といった指摘も出ていました。Liquid Glassは、光や層の重なりを表現するぶん、どうしても余白やレイアウトのバランスがシビアになります。

日本語環境でも、ラベルが長くなりがちな場面や、Plus/miniサイズの端末では似たような課題が出てくる可能性があります。iOS 26自体でも「アイコンが傾いて見える」「文字の位置が気になる」といった視覚面の声はすでに出ているので、Appleがどこまでローカルごとの調整に踏み込むかは今後の注目ポイントです。

3. サードパーティアプリへの開放は“もう少し先”のムード

今回のApple Storeアップデートを見ても、Liquid Glassのフルセットは依然としてApple純正アプリ専用の表現です。iOS 26の内部構造を追ったレポートでは、Liquid Glassのレンダリングは専用のMaterialレイヤでかなり重い処理をしていると言われており、バッテリーやパフォーマンスの面からも簡単にはAPI公開しにくいのだろうと推測されています。

Telegramのように“Liquid Glass風”の見た目を工夫しているアプリも出てきていますが、光の動きや層の表現まで含めた本家と同じ体験を、サードパーティに開放するのはまだ先の話になりそうです。まずは純正アプリでの検証を重ねてから、どう開放するかを決めていく流れになるでしょう。

ひとこと:Liquid Glassは“買い物体験”の見え方を試すステージに来た

個人的には、Apple StoreアプリのLiquid Glass対応は「デザインの統一」という意味以上に、「お金を払う画面でどこまで新表現を入れられるか」という実験に見えます。買い物アプリは、見づらかったり重かったりするとすぐに敬遠されてしまう場所です。それでもあえてLiquid Glassを持ち込んできたのは、この表現を“日常の中の当たり前”にしたいという強い意思の表れでもあります。

これから数回のアップデートで、ラベルの調整や余白の見直しなど、細かい調整が進んでいくはずです。その過程を追いながら、「Liquid Glassは本当に使いやすさと両立できるのか?」を一緒に観察していくのが面白いフェーズに入ってきたと感じます。

まとめ:Liquid Glass時代の“Apple Storeらしさ”をどう育てるか

Apple StoreアプリのLiquid Glass対応は、見た目の統一だけを目的にした小さな変更ではありません。ホーム画面のアイコンから購入画面まで、Apple製品との接点を一つのデザイン言語で貫くための重要なステップです。

ただ、その道のりはまだ途中段階です。言語ごとの長いラベルや、小型デバイスでの見やすさ、そして視覚的な情報量とシンプルさのバランスなど、調整すべきポイントはたくさんあります。だからこそ、今回のアップデートは「Liquid Glassはやっぱり難しいけれど、挑戦を続けている」と感じられるタイミングでもあります。

あなたが普段使っているApple Storeアプリでは、Liquid Glassの見え方はどう感じられますか? ちょっとした違和感から、新しい心地よさまで、それぞれの視点で観察してみると、この先のアップデートがさらに楽しみになってくるはずです。

ではまた!

Source: 9to5Mac, Reddit