となりずむ

Appleを理解して翻訳する。それが「t0nAr1sm(となりずむ)」

折りたたみiPhone・20周年記念モデルまで:Apple 3カ年計画の全貌

紫とオレンジのグラデーション背景に置かれた、側面から見た金色のiPhone

✅この記事では、2025年から2027年にかけてAppleが計画するiPhoneの「再発明」3カ年ロードマップを整理します。折りたたみiPhoneの位置づけ・20周年記念モデルの設計方針・ラインナップ細分化の読み方が今回の読みどころです。

 

 

どうも、となりです。

「iPhoneが再発明される」という言葉、最近よく目にしますよね。でも正直、毎年のように言われてきた話でもある。今回ちょっと違うのは、具体的な3年分のロードマップとして話が出てきていることです。2025年のiPhone 17 Proから、2026年の折りたたみ機、2027年の20周年記念モデルまで、各年に役割を割り当てた計画が複数の情報源から重なるように見えてきています。

主導しているのはAppleのハードウェアエンジニアリング責任者であるJohn Ternus(ジョン・ターナス)氏。ティム・クックCEOの後継者候補の筆頭とされる人物が、このロードマップを優先事項として動かしているとされています。財務的な後ろ盾も強くて、直近四半期のiPhone売上は852億ドルと過去最高。クック氏自身が「驚異的」と表現するほど需要が強いいまのうちに、次の形を仕込んでいくというAppleが好むパターンが発動している感じです。

要点まとめ:Apple iPhoneの3カ年ロードマップ

2025年・2026年・2027年それぞれに明確な役割が割り当てられた計画です。確定済みの情報と未確定の情報を分けて整理します。

  • 2025年9月:iPhone 17 Pro / Pro Max が新アルミニウムデザイン+「プラトー」型カメラハウジングで登場。iPhone Air は現行ラインナップで最薄モデルとして発売済み
  • 2026年9月(予定):折りたたみiPhone(iPhone Fold) が登場。7.7インチ内部ディスプレイ・5.3インチ外部ディスプレイを搭載するとの複数報告あり
  • 2026年と同時期:iOS 27 が折りたたみiPhone専用のマルチタスク機能を搭載予定(アプリ並列表示など、iPadOSに近い機能)
  • 2027年9月(予定):20周年記念iPhone が、曲面ガラス筐体とアンダーディスプレイカメラを採用したシームレスデザインで登場する可能性(公式未発表、実現性は不透明)
  • 折りたたみの米国価格は2,000ドル超、1TBモデルは約3,000ドルに達する可能性(Weibo上のリーク情報で未確定)
  • 2027年春にはiPhone Air 2・iPhone 18e・標準iPhone 18が同時発表される可能性(Mark Gurman報告)
3カ年ロードマップの核心は、折りたたみiPhoneという「新しい枠組み」と、20周年記念機という「設計の到達点」の2段構えです。ただし20周年記念機のアンダーディスプレイカメラは実現性がグレーで、折りたたみの価格も確定前。まずは2026年の折りたたみiPhoneが最初の答え合わせになります。

2025年:プラトーハウジングとAirで始まった変化

今年のiPhone 17 Proで変わった一番のポイントは、カメラ部分の設計思想です。3眼カメラを収める「プラトー(台地)」状のハウジングは、カメラの出っ張りを独立させずに平坦な台地として一体化する構造。背面にはMagSafe対応のCeramic Shieldエリアが残りつつ、素材はアルミニウムに切り替わっています。

iPhone Airの登場も「薄さを一段階更新した」という点では同じ流れにあります。ただ、Air単体で完結する製品というより、「3年サイクルのラインナップ枠を確保するための起点」という位置づけが強い。販売が振るわなくてもAir 2を出し続ける可能性がある理由も、そのサイクルの中に製品枠を置き続けたい事情が透けて見えます。

2026年:折りたたみiPhoneという「第5の製品枠」

折りたたみiPhoneをどう受け取るかというのは、「Pro Maxの上位互換」なのか「横に並ぶ新しい枠」なのかで変わってきます。現在出ている情報を整理すると、7.7インチの内部ディスプレイを持つタブレット的な使い方と、5.3インチの外部ディスプレイを使った通常のスマートフォン体験が1台に同居する形。iOS 27との組み合わせで、アプリの並列表示や大画面向けマルチタスクが機能するように作られる見込みです。

仕様面でいくつか報告が出ています。Touch ID内蔵電源ボタンの採用、背面カメラ2基・前面カメラ1基の構成(アナリストMing-Chi Kuo氏の予測で未確定)。折り目(クリース)については「完全除去」ではなく「軽減する技術」を採用するとの報告もあります。OLEDパネルはSamsung Displayが3年独占供給するとの報告があり、製造面では初回300万台という慎重な出荷規模が示されています。

価格については2,000ドル超というリーク情報があり、1TBモデルは約3,000ドルに達する可能性もある。日本円換算では消費税・為替次第で50万円以上になるレンジです。ただしこれは中国のSNS(Weibo)発の情報で信頼性は不透明。iPhone Ultraという名称になるとの噂もあり、命名・価格ともApple公式発表まではグレーゾーンが続きます。

2027年:20周年記念iPhone、設計の「到達点」を目指す

2027年はiPhone誕生から20年の節目です。2007年の初代iPhoneが「画面をすべて塞ぐ」という設計で業界を変えたように、20周年記念モデルはその延長線上にある「物理的な邪魔物がない画面」を目指しているとされています。

具体的には、前面カメラをディスプレイの下に埋め込むアンダーディスプレイカメラの採用と、画面周囲の曲面ガラス筐体。ノッチもダイナミックアイランドも消えた、フルスクリーンのiPhoneというビジョンです。20周年記念機の曲面クアッドデザインについての詳細な報告も出ていますが、アンダーディスプレイカメラの画質がまだ実用水準に達していない可能性があり、「2027年までに本当に間に合うか」はグレーです。ここは期待が大きくなりやすいところですが、Apple内部でも実装タイミングは流動的と言われている領域なので、「20周年=必ず全面フルスクリーン」と決め打ちして待つのはちょっと早いかな、という温度感で見ておくのが現実的だと思います。

ここは、2027年春のiPhone Air 2・iPhone 18e・標準iPhone 18という春ラインナップとも構造的に絡んでいて、20周年記念機は秋の枠として別の流れで動くはずです。春秋で合計4〜5モデルが揃う計算になるので、ラインナップの全体像の整理も課題になってきます。

注目したいポイント:Foldはminiの代わりになれるか

「折りたたみ機のコンパクトなフットプリントのためだけに高い金を払わなきゃいけない」──海外でそういう声が出ているのはわかります。iPhone miniが廃止されて以来、小型スマートフォンを求めるユーザーの行き場がない問題は解決されていません。折りたたんだ状態の折りたたみiPhoneは手のひらサイズに近くなるはずで、「使うときは広く、持ち歩くときはコンパクト」という合理性は確かにある。

ただし前提として2,000〜3,000ドル超という価格帯。miniを求めていたユーザーの多くは「安くてコンパクト」を求めていたので、「高いけどコンパクト」では代替にならない人の方が多いはずです。Appleが折りたたみiPhoneをどのポジションに置くか──新しいUltra層として売るのか、それとも現行Pro Maxと横並びの選択肢に置くのか──によって見え方はかなり変わってきます。正直ここ、miniの代わりとして期待している人ほど価格を見た瞬間に現実に引き戻される気もしていて、「これ本当にmini待ちの人が買うのかな?」という疑問は残ります。

もう一点、ラインナップ細分化の読み方も重要です。iPhone 17 Pro / Pro Max / Air / Fold / 18 / 18e / Air 2と並んでくると、「自分はどれを選べばいいのか」が見えにくくなる。折りたたみとiOS 27の組み合わせがProとどう機能的に差別化されるかが、ラインナップの境界線を引く重要な要素になってきます。

 

 

海外の反応:「再発明」という言葉への温度差

今回のロードマップへの反応は、「再発明」という言葉の受け取り方で大きく割れています。批判・切望・皮肉・諦念と、ひとつの記事にこれだけ多様な反応が並ぶのも珍しい。

"Absolutely NOTHING 're-invented'! This is just incremental development. Come on Apple, pull your socks up!"

「『再発明』なんて何もない!ただの漸進的な開発じゃないか。Apple、もっとしっかりしてくれ!」

— MacRumors Forums(2026-04-08)

"Message Tim, they need to make a new iPhone mini, I hate these big phones! Make Phones Small Again!"

「ティムに伝えてくれ、新しいiPhone miniが必要だ。デカいスマホは嫌いだ。スマホを再び小さくしてくれ!」

— Reddit r/apple(2026-04-08)

"Feel free to convert the A19s from the unsold iPhone Air 2 stock into MacBook Neos when it inevitably flops again."

「売れ残ったiPhone Air 2のA19チップは、どうせまた失敗するんだからMacBook Neoに転用すればいい。」

— MacRumors Forums(2026-04-08)

"I'm gonna have to pay up for the fold just to get an overall smaller footprint, and damnit I'll do it. I can't stand a big phone and my 13 mini is barely still kicking."

「本体サイズを小さくするためだけに折りたたみモデルに高い金を払わなきゃいけないのか。クソ、でもそうするしかない。デカいスマホには耐えられないし、俺の13 miniはもう限界なんだ。」

— Reddit r/apple(2026-04-08)

となりの見方:「再発明」への批判は毎年出てくるお決まりの反応ではあります。ただ今回は折りたたみ・20周年記念機という形状変化が含まれていて、ソフトウェアや性能の改善とは次元が違う話です。それでも「再発明」と感じてもらえるかどうかは、折りたたみiPhoneが価格に見合う体験を提供できるかにかかっている。miniへの根強い声は、Appleのラインナップが「大型化する一方で価格も上がり続ける」構造への素直な不満で、折りたたみの価格次第ではその声がさらに大きくなる可能性があります。

ひとこと:3年計画は「いまのApple」を映している

iPhoneが過去最高売上を更新しているタイミングで「再発明」を仕込めるのは、体力があるうちに次の形を作れる会社だけに許されることです。失敗してから変えるのではなく、売れているうちに変える。そのサイクルを自ら作れる会社は多くないし、後継CEO候補の筆頭が主導しているという構図は、この計画が社内の「本気プロジェクト」であることを示しています。2026年の折りたたみiPhoneがどう着地するかで、Ternusという人物の評価も変わる──そういう賭けでもあります。

まとめ:2026年が折りたたみの答え合わせになる

Appleの3カ年iPhoneロードマップは、2025年のデザイン刷新を起点として、2026年の折りたたみ機という「新カテゴリーの実験」、2027年の20周年記念機という「現時点での設計の到達点」へと続く流れです。John Ternus氏が主導し、過去最高の財務状況が後押しするという環境は整っています。

現実的に注目すべきは2026年の折りたたみiPhoneです。価格・折り目の処理・Touch IDという認証方式の選択、そしてiOS 27との組み合わせで「Pro Maxとどう違うのか」が問われます。iPhone 13 miniを今も使い続けているユーザーが高額でも乗り換えるかどうかは、折りたたんだ状態の使い勝手と価格設定の両方にかかっています。正直ここ、miniユーザーの多くにとっては夢の後継機というより「かなり遠い選択肢」に見える気もします。

20周年記念機については、「出たら面白い」という期待の段階がまだ続きます。アンダーディスプレイカメラの品質問題は技術的に解決済みではなく、2027年に近づかないと判断しにくい部分も多い。まずは2026年秋に折りたたみiPhoneがどう登場するか、それが「Apple再発明」という言葉の重さを決める最初の答え合わせになりそうです。

ではまた!

Apple iPhone Air MagSafeバッテリー

Apple iPhone Air MagSafeバッテリー

  • Apple

3カ年ロードマップの起点となったiPhone Airシリーズで、折りたたみ機を待つ間もバッテリー持ちをMagSafeで補強できる純正オプション。

Amazon

Source: MacRumors