
✅ この記事では、AirPods Pro 3がTIMEの「Best Inventions 2025」に選ばれた理由を、実際の新機能(ライブ翻訳/心拍計/補聴支援)にフォーカスして噛み砕きます。加えて、Special Mentionsに入ったApple Watch Series 11のポイントも短く整理します。
- まず事実整理:AirPods Pro 3が評価された“3つの軸”
- 「どうやって動いてるの?」──技術の裏側をやさしく
- どこが“生活を変える”?──具体シーンでイメージ
- 日本ユーザー視点:言語対応と“買い時”の見極め
- もうひとつの受賞:Apple Watch Series 11(Special Mentions)
- 他の選出と業界のムード
- 今回のポイントと次の注目
どうも、となりです。
TIMEの年次特集「Best Inventions」は、その年の“生活を前に進めたモノ”を一気に振り返る恒例企画。今回はリストが過去最大の300点。その中でAirPods Pro 3がConsumer Electronics部門に選出されました。いわく「ノイキャンは価格帯で横並びになりがちだけど、AirPods Pro 3は一段飛び抜けた」──そんな評価なんです。
この記事を読むと、AirPods Pro 3の何が“飛び抜けた”のか、そして日本ユーザー的にどこが刺さるのかがサクッと分かります。
まず事実整理:AirPods Pro 3が評価された“3つの軸”
- ライブ翻訳(Live Translation):英仏独葡西+英の会話を即時通訳。年内にイタリア語/日本語/韓国語/中国語(繁体・簡体)も追加予定。
- 心拍トラッキング:PPG(フォトプレチスモグラフィ)で装着中の心拍を常時モニタ。ワークアウトの質や体調の目安に。
- 補聴支援モード:必要に応じてヒアリングサポートとして機能。周囲音の取り込み・調整がさらに自然に。
まとめると、耳の中に“通訳+センサー+補聴”を詰め込んだ、というのがTIMEの評価の芯なんです。
「どうやって動いてるの?」──技術の裏側をやさしく
ライブ翻訳は、端的にいえばApple Intelligence(生成AI)とiPhone側の音声認識・翻訳エンジンの合わせ技。AirPodsはマイクで音を拾い、iPhoneが処理して、耳へ即返すイメージです。ネット前提のシーンが多いですが、処理の多くは端末内で最適化され、日常会話レベルなら遅延が気になりにくい体感になっています。
心拍はPPGで、耳道付近の血流変化を検知。手首の光学式に比べて「動きノイズ」が入りづらいのが利点。走ってもイヤホンは顔と一体で揺れ幅が小さい、という理屈です(もちろん装着感には個人差あり)。
そして補聴支援。AirPodsはマルチマイクで空間音を分析し、必要な帯域を持ち上げたり抑えたりします。“混ぜご飯”の具だけをちょい足し・ちょい減らしする感じ。結果、会話やアナウンスが聞き取りやすくなるんです。
一言でいうと、耳に張り付いたセンサー+AIの最短距離設計が評価の勝因、というわけですね。
どこが“生活を変える”?──具体シーンでイメージ
- 旅先のレストラン:メニュー解読や店員さんとのやりとりをその場で耳返し。相手の顔を見たまま会話が続けられるのが大きい。
- ジム/ラン:腕を見ないで心拍のゾーン管理。曲のBPMやコーチングの音声と組み合わせると、ペース走がはかどる。
- 雑踏や講義:補聴支援で声が埋もれにくく。必要に応じて人の声を前に出す調整がしやすい。
まとめると、「視線を下げない・手を止めない」コミュニケーションを耳から作るプロダクトに仕上がっているんです。
日本ユーザー視点:言語対応と“買い時”の見極め
元記事の記述どおり、日本語は年内対応予定の枠。もし“翻訳前提”で検討しているなら、対応が入ってからの購入でも遅くないと思います。すでに英語圏の相手が多い方なら、現行の対応言語でも恩恵は十分。
心拍・補聴支援は言語に依存しないので、運動と日常の聞き取り改善が目的なら“今”が買い時。AirPods Pro 2からの乗り換えは、翻訳+センサーの2段増しが判断材料になりそうです。
もうひとつの受賞:Apple Watch Series 11(Special Mentions)
TIMEはSpecial Mentionsのウェアラブル枠でApple Watch Series 11もピックアップ。注目はFDA承認の高血圧検知。光学式心拍センサーのデータから、血管の反応を解析して慢性的な高血圧の兆候をアラートします。医療機器の代替ではないにせよ、日々の“気づきセンサー”としての役割は確実に広がりました。
耳と手首──2つの生体センサー面でAppleの進化が並行しているのは象徴的ですよね。
他の選出と業界のムード
同じカテゴリには、Belkinのアクセサリや4Kドライブレコーダー、ドローン系など「日常×ちょい先の便利」をつなぐ製品が目立ちます。生成AIや自動運転(Waymo)も顔を揃え、2025年の空気感は“AI前提のUX磨き”。AirPods Pro 3はその代表格に置かれた、と受け止めて良さそうです。
今回のポイントと次の注目
- ポイント:AirPods Pro 3は翻訳×心拍×補聴の3本柱で“耳から生活を変える”プロダクトに進化。TIMEの評価はその総合力への太鼓判。
- 注目:日本語を含む言語拡大の実装タイミングと品質。ジム/教育/旅行のどこで一番刺さるか、実体験が集まると議論が進みます。
ひとことで言えば、「音を聴く道具」から「会話と体のハブ」へ。AirPodsはもうオーディオの枠を越えてきました。
ではまた!
